ツマベニホンヤドカリ

Pagurus brachiomastus (Thallwitz, 1892)

レア度:葛登支にはいない(らしい)

形態:体には長毛が密生する。はさみ脚のてのひらの部分(掌部)には、小さい粒状の突起が散在する。成体でははさみ脚の先端(指節)が、マニキュアをつけているようにく、和名の由来になっている。歩脚の地色は薄茶色、各節に茶褐色の横縞があり、指節先端も赤い。若くて小さい個体は体色に変異があり、白、黄色、または赤いものなどがいる。眼柄は鮮やかな青色だが、成長とともに、眼に近い部分から淡色部分が広がり、青色部分は次第に狭くなっていく。

生息域:水深20mまでの浅い場所の、岩礁域の斜面や転石の隙間にみられる。

生態:

その他:葛登支の平磯周辺にはいないっぽいのだが、臼尻や厚岸ではふつうに見られる。ダイビングをした際によく見かける=生息水深が深い、と考えられるが、「いるかも」という期待を込めて図鑑に載せておく。

2020年6月@積丹 大友
2020年6月@積丹 大友
2020年6月@積丹 大友
2020年7月@積丹 大友眼柄にまだ青味が残る
2019年6月@厚岸 山上
2016年5月@臼尻 大友潜水起点(水深6mくらい)のガードペア