コブカニダマシ
Pachycheles sculptus Stimpson, 1858
レア度:いつでも見られる?
形態:カニダマシの仲間は異尾類に含まれるため、カニ(短尾類)よりも、ヤドカリやタラバガニに近縁。本種は体色に変異があり、淡褐色や茶色のものが葛登支では見られる。背甲は縦横の長さが同じくらいであり、丸か正方形に近く、表面はなめらか。はさみ脚は左右のいずれかが大きく、腕節や掌部が細かいいぼに覆われる。また、腕節の前縁(ヒトでいえば上腕二頭筋にあたる部分)に顕著な棘がある。
生息域:葛登支では沖の近くで、石をひっくり返すと見つかることが多い。
生態:昼夜ともにほとんど表には出てこない。
その他:はさみ脚をすぐに自切するものが多く、五体満足で持ち帰るのは至難の業。
2020年8月 大友
2020年8月 山上
2021年6月 深澤
2021年6月 深澤