ゴクゾウヨコエビ
Pereionotus hirayamai
Coleman & Lowry, 2012
レア度:いつでも見られる??
形態:ダニのような形をしている小型のヨコエビ類(5㎜程度)。口器は小さい。赤褐色で、正中線の左右に並ぶ水色の斑点が目立つ。近縁種のミノガサヨコエビは、胸足の付け根にある葉部(甲冑の大袖のような部位)が著しく発達する。
生息域:九州西岸と北海道に分布する。
生態:転石の下面に群棲しているのが観察された。
その他:従来 P. thomsoni japonicus Hirayama, 1987 とされてきたが、独立した種であることが明らかになった (Coleman & Lowry 2012)。P. japonicus という名はすでに存在するため、新たに学名が与えられた。
2020年8月 山上転石の下面に群れる
2020年8月 山上
2020年10月 大友
引用文献:
Coleman, C.O., & Lowry, J.K., 2012. The genus Pereionotus (Crustacea, Amphipoda, Phliantidae) from Australia. Zootaxa, 3486: 63–88.