チゴケムシ

Watersipora subovoidea (d'Orbigny, 1852)

レア度:いつでも見られる

形態:群体を形成するコケムシの仲間。全体に濃い朱色をしており、静脈血のような色をしていることが和名の由来。下の写真のうち最も拡大したものに写っている長方形のパーツが1個虫。この長方形の内部(虫室)に虫体があり、黒く見える部分で蓋をしている。水に浸かると蓋が内側に開き、虫体が触手を伸ばして摂餌する。群体は平面的または立体的で、垂直方向に立ち上がるときは花びらのような形になる。

生息域:石や岩の裏にふつうに見つかる。一見してカイメンのようだが、海綿動物とはかなり遠縁である。

生態:

その他:船底やカキ、ノリの養殖イカダなどを被覆するため、どこにいっても大体嫌われているらしい…。

2020年8月 石の裏の群体の様子大友
2020年8月 やや拡大 大友
2020年8月 さらに拡大 大友
2020年8月 大友
2020年10月30日 これもかな? りった
2020年11月2日 りった
20216月 とみよしこわいこわい