サメハダコケムシ
Jellyella tuberculata (Bosc, 1802)
レア度:たまに見られる?
形態:群体は被覆性で起立せず、褐藻などの基質表面に薄く広がるようにして付着する。個虫を形作る石灰質の壁は厚く、白いレースのような印象。個虫は長方形~細長い六角形。虫室の前端の左右の角に、コブというかツノというか、とにかく大きな突起があることが特徴で、全体にざらざらしているように見える。よく似るヒラハコケムシ Membranipora villosa は、この突起が小さい。
生息域:拾ってきたツノマタの基部表面に付着していた。
生態:流れ藻によく付着する傾向のためか、プラスチック漂流ゴミの表面からも見つかる(Goldstein et al., 2014)。
その他:
2020年12月 大友
2020年12月 大友
2020年12月 大友
引用文献:
Goldstein, C. M., Carson, S. H. & Eriksen, M., 2014. Relationship of diversity and habitat area in North Pacific plastic-associated rafting communities. Marine Biology 161: 1441-1453.