ウデコブコケムシ

Celleporina porosissima Harmer, 1957

レア度:たまに見られる

形態:群体は円形~楕円形に広がり、直径は1~3㎝くらい。全体に淡いオレンジ色を呈する。群体の中央は縁辺と比べて少し盛り上がる。個虫が形作る「虫室」は、かなりまちまちな方向に向いている。開口部は円形だが、下縁の中央に浅い湾入部があることが特徴で、近似種のコブコケムシ C. costazii には湾入部がない(馬渡・馬渡, 1984)。「虫室口」の下縁の左右端には、鈍く尖る腕状突起があり、”ばんざい”するような形になる。腕状突起の先端には鳥頭体がつくことがある。

生息域:葛登支では、平磯の石の裏の窪みに張り付いていたり、ツノマタのような褐藻の表面についていたりする。

生態:

その他:

2020年12月 大友
2020年12月 大友
2020年8月 大友

引用文献:

  1. 馬渡静夫・馬渡峻輔, 1986. 4. 苔虫類 in 付着生物研究会(編) 付着生物研究法-種類査定・調査法ー. 恒星社厚生閣 pp.71-106.