創作木工品の工房
WoodGalley柏和木
WoodGalley柏和木
木工師 菊地久司
蔵王連峰の名峰の一つ不忘山の麓で作品創りをして30余年。ギャラリーが建って20数年。
人里離れたギャラリー兼工房で、世事を気にせず原木とその精霊に向かい合い、お客様から頂いたイメージを削り出し、磨き出し、整える。
木地は曲線の連なり。木目は万色の泉。
原木が主張する揺らぎこそ、作品の命。
ウッドギャラリー柏和木は宮城県刈田郡七ヶ宿町字柏木102にあります。七ヶ宿の柏木山は標高481mのなだらかな山で、震災前は町営の牧草地があり、牛が放牧されていました。
ウッドギャラリー柏和木は30年以上前に前オーナーが命名し、その名前を現在も引き継いでいます。
柏和木(かしわぎ)の「柏」は、柏木山から採った漢字です。柏木山に広がるブナ科の柏は落葉高木で、柏餅の包みに使われるように葉が大きく縁が波打っています。秋に紅葉しても、春に新芽が出るまで落葉しないことから、新芽を子、古い葉を親に見立て、家系が絶えない縁起の良い木とされています。
「柏木」の間に「和」が入っていますが、「和」という漢字は穏やかさを意味し、人々が争わない精神を示しています。つまり、「かしわぎ」には自然と人が調和する願いが込められています。
また、「和木」は欅(ケヤキ)や榧(カヤ)、楠(クスノキ)等からできた国産の香木を示すことがあります。これらの木は森を感じさせる香りを持ち、木工工芸品の原木として利用され、仄かな香りも楽しめます。本工房では、これらの国産材を利用し、オーナー様に愛される調度品を提供することを心掛けています。
「柏和木」は、柏木山の麓で、お使いになる方の繁栄と柔和な心を保つ用度品を創り出すギャラリー兼工房です。
ウッドギャラリー柏和木代表 菊地久司
He has been creating works at the foot of Mt. Fubo, one of the famous peaks in the Zao mountain range, for over 30 years.
His gallery was built over 20 years ago.
In his secluded gallery/studio, he faces the logs and their spirits away from the concerns of the world, carving out, polishing and shaping the images his customers give him.
The wood is a series of curves. The grain is a spring of many colors.
The fluctuations asserted by the logs are the lifeblood of his works.
His name is Hisashi Kikuchi. (+81-9033609381)
The gallery is called WoodGallery Kashiwagi in the ShichiGaSyuku village that once had seven stations for travelers, Miyagi Prefecture.