院内感染の対策
発熱患者様の空間的隔離
発熱患者様は、他の患者様と接触するリスクを減らすため、玄関とは別の入り口からお入りいただき、個室で診察いたします。
そのまま、お会計も行いますので、待合室に入ることなくお帰りいただけます。
環境整備の徹底
受付にビニールシートをつけ、スタッフ全員がマスク、ガウンを着用しています。
待合室のソファの間隔は十分に距離をとっています。
使い捨てのものを多用し、毎日の清掃に加え、定期ワックスがけや定期エアコンクリーニングを行っています。
診療中も、随時清掃を行っています。
待合備品、ドアノブなどは、定期的にアルコールまたは次亜塩素酸にて除菌を行っています。
診療後は、床も丁寧に除菌します。
気兼ねなく、ハイハイできますように。
院内待機時間の縮小
院内待機時間を短くすることが、院内感染のリスクを減らすのに重要です。
1.予約システムの運用
2.事前問診入力
3.お車待機・呼び出し可
4.オーシャンメソッドと言われる、受付~会計までの効率的な運用法の実践
5.
高性能フィルター付きパーティション
電動吸引式HEPAフィルターを診察室に設置しております。一般診察室内の空気清浄はもちろん、少しでも待合室に診察室からの空気を入れないためです。診察は、このフィルターの目の前で行い、フィルターが常時吸引し、正常化された空気が待合室に流れます。後述の換気と合わせて、強力に院内の空気清浄化に役立っています。
HEPAフィルターとは
High Efficiency Particulate Air Filterが略されたもので、JIS規格で『定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しており、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』と規定されています。
高度な清浄空間が要求されるクリーンルームやクリーンブース用の精密空調機器、製造装置の組込み用のファンユニットにも用いられています。
換気の徹底
風通しのよい環境の良い立地にあり、定期的に換気を行っています。春先や秋口は常時換気です。
コロナ対策には、実は換気が一番重要です。
院内も効率のいい換気を想定した設計になっており、海が近く、気持ちのいい自然の風が入ってきます。
予防接種は、換気と除菌の済んだ空間である午後の専用枠を設けています。
除菌・消毒の徹底
当院では、アルコール手指消毒以外にも、環境消毒用に次亜塩素酸ナトリウムや、それを中性化し安全性を増した、次亜ソフト水(次亜塩素酸水溶液ともいい、PH調整次亜塩素酸ナトリウム200ppm、次亜塩素酸水に似て非なるもの)を院内で生成して、徹底的に除菌に努めています。
次亜塩素酸水は、コロナにも有効であることが確認されています。https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/571040
一方で、製品により濃度や酸性度がバラバラで、効果が乏しいものがあるという報告があり、市販のものは推奨されません。市販のものを空気清浄機に入れることも推奨されません。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200529/k10012450841000.html
従って、次亜塩素酸水溶液は生成法と容器を含めた保管法が重要です。光に弱く、専用容器でないと作り置きに向いていないからです。
当院の採用する、次亜ソフト水は、次亜塩素酸水に類似ですが、製法も内容も異なるものです。効果が確実な次亜塩素酸ナトリウムを希釈した上に、中性化しており、必要時に院内で生成するため、効果と安全性は確認済みです。
コロナウイルスへの効果は、コロナへの試験そのものが困難なため未検証ですが、他のウイルスや菌をほぼ除菌できるため、確実視されています。コロナウイルス自体は、除菌に抵抗性があるわけではありません。
アルコールは、胃腸かぜウイルス(ノロウイルス・ロタウイルスなど)に効果が乏しいため、次亜ソフト水も併用しています。
アルコールと違い、肌荒れの心配もなく、安全なため、お子様の肌や口にいれても安心です。
オゾン殺菌
新型コロナにオゾンが有効であるとの実験結果が発表されました。コロナ研究の最前線病院である藤田医科大学でも採用されました。
www.fujita-hu.ac.jp/news/j93sdv0000007394.html
オゾンそのものは、以前より病院や公共施設で空間の感染対策として使用されています。最近では、コロナ対策として救急車内にも設置されています。
当院でも、玄関や隔離室などに設置しております。
畳の休憩室の利用
胃腸炎などの感染症の方は、座るのもつらい場合がありますよね。親子ともども体調不良ですぐに横になりたい場合も。そんなときは、すぐに裏側のスペースへご案内します。
カーテンで仕切れますので、プライベート空間となり、他児との距離も十分確保できます。
その場で診察を受け、一般の方と接触することなくお帰りできます。
感染と非感染症の方を分ける間取りの工夫がここにもあります。
笑顔
感染対策にとって、もっとも効果があり、
私たちがもっとも大切にしているものは、、、
笑顔です!