鴨宮中学校

タイムカプセル

           ~20年の時を越えて~

ご挨拶

早いもので今年も折り返し地点の頃となりました。お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます。

皆さま、ご無沙汰しております。鴨宮中学校2002年卒の瀬戸です。

20年前の2001年3月に3学年合同で埋めたタイムカプセルを覚えていらっしゃいますでしょうか?

当初の予定であれば、皆とともにタイムカプセル開封を行い20年前を一緒に振り替えたいと考えておりました。

しかしながら、コロナ禍の現状において皆が集まり、密になることは避ける必要がありましたため、

タイムカプセル開封の様子を1つのホームページにまとめ、みんなに届けることと致しました。

簡単なコンテンツではありますが、どうぞお楽しみください。

<タイムカプセル開封>

2021年3月6日(土)

 タイムカプセル委員会のメンバーにて

 タイプカプセルを開封しました!

 20年ぶりに掘り起こした際の映像を

 記録に残しておりますので是非ご覧ください。

 ※コロナ対策を行い距離を取り実施しております

※音声を組み込んでおりますため、音量にはお気をつけください。

タイムカプセル開封.mp4

<タイムカプセルの中身> 

20年後の自分に宛てたハガキ

自分に向けたハガキもびっしり!

生徒総会、懐かしいですね!

当時の映像も保管されていました

「文活」の映像については復元中のため公開をお待ちください!

<中身の配布(郵送処理)につきまして>

当時、タイムカプセルの中には「20年後の自分に宛てたハガキ」を入れました。

※このハガキの記載は任意のため、全校生徒ひとりひとりが記載したわけではございません。

今回、開封と共に確認できましたハガキにつきましては、20年前の住所情報に基づいて郵送処理を実施致しました。

20年前の住所情報に変わりがなければ郵送されておりますが、変更があった場合につきましては、

タイムカプセル委員会の手元にハガキが戻ってくる形となりますので一定期間保管致します。

ハガキを記載したものの、住所情報が20年前から変更されている場合においては

大変お手数おかけしますがコチラにご連絡を頂戴できますと幸いです。

タイムカプセル委員会のメンバーより一度ご連絡差し上げ、現住所に郵送できるように手配いたします。

<タイムカプセル委員会よりご挨拶(メッセージ)> 

向山源司 校長先生

あれから20年、卒業生の皆さんはすっかり立派な社会人になったことでしょう。

今は情報過多の時代。よく吟味して、正しい情報を取り入れ、

逞しく、粘り強く素晴らしい人生を送ってください。

私は先人の知恵を人生の指針として毎日を送っています。

趣味でやっている竹筆の書で表現して皆さんに゛贈る言葉゙と致します。

PTA会長:本多洋実

2001年3月3日、鴨中の門扉脇にタイムカプセルを埋蔵しました。その年に先代のタイムカプセルが掘り出され、私たちもタイムカプセルを埋めたい!と、当時の生徒会の人たちや先生方が企画をされました。

正直なところを申し上げると、全て埋めてしまってから、PTAへの相談や依頼だったと思います。よくわからないままでしたが、ある日、当時のPTA会長の原田裕明氏から、その前の会長の私のところに相談があり、「あんたが代表を引き受けるのが一番良い」などとよいしょされ、代表を引き受けることになりました。原田さんの口説きが大変上手なことは皆さんご存知の通りです。しかしそのお陰で、子どもが鴨中を卒業してからも鴨中の皆さんと交流が続けられたことに感謝しています。

さて、生徒会・PTA役員・先生方にお集まりいただき、20年間のスケジュールを決めることになりました。まずは埋めた場所をどのように守り管理するのか、どんな標しを付けるのか相談しました。当事者の生徒たちはそれぞれ進学や就職で小田原から巣立ってしまう事もあるでしょう、先生方は転勤や退職でいつまでも鴨宮にはいらっしゃらないとなれば、比較的定住しているであろう保護者の私たちが見守り続ける以外にはないと言う事になり、生徒会・先生方・PTAの三者で協力していくことになりました。

当時の向山源司校長先生、高井裕教頭先生、岩崎由美子先生方やPTAの保護者は、互いに20年間はタイムカプセルを守り抜く決意をして、健康に留意しつつ適度に会議(懇親会付)を実施しました。その結果この20年間、保守点検を続けることが出来ました。ここ数年は掘り出しのスケジュールや手順を相談してきました。しかし、コロナ禍にあって、関係者皆さんが一堂に会していただくことが叶わず、静かな掘り出しと発送作業となりました。

あのステンレスのプレートは、PTAの田辺春之氏の力作です。レンガやモルタルも準備して頂きました。掘り起こしの作業も田辺さんの指導の下、みんなで関わることが出来たことに感謝します。

さらに特筆すべきは、まだ中学生・高校生だった元生徒会の皆さんが成長して、頼もしい青年になって、今回の事務や作業を積極的に引き受けてくれ進めてくれたことです。本当に仕事のできるお兄さんお姉さんに変わりました。先生方は目を細くして、「教員冥利に尽きる」というお顔をされていました。

このタイムカプセルに参加された生徒の皆さん、20年後のあなたに届いた手紙や思い出をどんな気持ちで受けとっていただけたでしょうか。

私たちは無事にお届けできたことでこの役割を終えさせていただきます。肩の荷が下りました。しかし、反省会や懇親会はこの先も続けていきたいです。せっかくのご縁をいつまでも続けていきたいです。途中からの参加も大歓迎します。ありがとうございました。

幹事:田辺裕美子

20年前、PTA会議室で

高井先生から生徒会でタイムカプセルを埋めたからPTAとしてサポートしてくれないかと依頼され協議の結果、

私たちでできることがあればとタイムカプセルの会がスタートしました。

生徒会、先生方、私たちPTAで何回も話し合い、会の名前、運営の仕方、

タイムカプセルを埋めた場所を忘れないためにどうしたらよいか? 等々決めていきました

埋めてからほぼ1年後の平成14年3月31日に埋めた場所の上にステンレス製のプレートを乗せることができました。

それからは年1、2回懇親を重ね、令和3年3月6日に掘り出しことができました

2001年〜2021年

スタートした当初は遠い遠い先だと思っていたのに過ぎてしまえば本当にあっと言う間

私たちは高齢者の仲間入り、生徒の皆さんはそれぞれ社会の一員として責任のある立場にあったり、父、母になったり

本当に感慨深いものがあります

この会で出会った方々と楽しい思いを共有できた20年に感謝をしています

『皆さんありがとうございました 20年間お疲れさまでした』

生徒会教員:岩崎由美子

教師として鴨宮中学校に出会えたのは1992年、そこから2001年までの10年間、教員生活の3割弱を占める時間を鴨宮中学校で過ごすことができました。

その10年間、生徒会活動の担当として、学年を超えた生徒のみなさんとともに、自分たちが築く21世紀を考える活動に取り組んできました。自ら考え自分の行動に責任を持つことも、居心地の良い学校生活を築くことも、テーマを持って文化活動発表会に取り組むことも、そこにつながっていました。

そして、21世紀の幕開け、2001年3月に鴨中生の歩みと夢を託して、タイムカプセルを埋めました。その作業に夢中だったため、その後のこと、開封までの20年間をどうするのかということを、全く考えていませんでした。

それを、当時の向山校長先生、高井教頭先生はじめ、宮川先生、柴田先生、PTA会長の本多さん、原田さん、

そしてPTA役員のみなさんがしっかり支えてくださいました。


幹事の田辺さんのご尽力で、年2回集まって、食事をしながら語り合う、これが20年間続きました。

すごいことです。タイムカプセルを埋めた場所に素敵なプレートも作っていただきました。

仕事に追われ、参加できないことが多かった私ですが、見捨てずに仲間に入れていただきました。

2020年、想像もできないcovid-19出現で、当時の鴨中生への呼びかけができず残念でしたが、2021年3月6日、緊急事態宣言下、20年の時を刻んだタイムカプセルを取り出すことができました。当時の生徒会長の瀬戸さんをはじめ、府川さん、佐藤さん、先輩の湯川さんやPTA役員のみなさん、先生方の作業により、自分あての手紙は、多くの20年前の鴨中生に届いたのではないでしょうか。HPまで作成してもらいました。


私も20年前の自分からの手紙を読みましたが、当時の自分に励まされ、

教師の仕事を夢中でやってこられて幸せだったと実感しました。

私にとって鴨宮中学校は宝物です。そこで出会った先生方、保護者の方や地域のみなさん、

そして何よりも一緒に毎日を過ごせた生徒のみなさんに支えられて、今があります。

ありがとうございました。

以上. タイムカプセル開封報告となります。皆様、20年間ありがとうございました。