2025年1月27日(月)、川崎市立川崎総合科学高等学校総合電気科と情報工学科の3年生8名と教員の皆さまが神奈川工科大学を訪問し、課題研究の成果を発表してくれました。
川崎総合科学高校と神奈川工科大学は電気電子情報工学科 杉村博准教授を中心に高大連携を進めており、特に神奈川工科大学が研究と普及促進事業を推進しているHEMS(Home Energy Management System)、スマートハウスに関する技術と教育を共有しています。
今回はスマートハウスをテーマにした高校生の課題研究の取り組みの発表と質疑応答、さらに神奈川工科大学の学生が「母校型高大連携モデル」について紹介する内容となりました。
まず、総合電気科のチームが、3DCAD設計、さらに工事や設定を含めたスマートハウスIoT実験環境構築に関する取り組みの成果を発表しました。
続いて、情報工学科の生徒さんが電気設備や製品と相互のデータ通信を行うための共通規格である「ECHONET Lite」に対応したコントローラーの設計・製作の取り組みについて発表しました。
いずれのテーマも専門的かつ複合的な課題であるものの非常に分かりやすくプレゼンテーションされ、大学教員からの難しい質問にもしっかりと対応できていました。
最後に、川崎総合科学高校の卒業生でもある神奈川工科大学の4年生渡邉田実さんが、高校OBの学生が母校の高大連携ニーズを発掘するとともに大学とのコーディネータや高校生への助言を行う「母校型高大連携モデル」についてプレゼンテーションしました。高大連携教育でしか体験できない大学生にとっての「学び」や、今後大学が取り組むべき高大連携の課題について、現役学生の立場で生々しく語ってくれました。
発表会の後には、神奈川工科大学「かもめ食堂」で懇親会が行われ交流を深めました。
川崎総合科学高校3年生の皆さま、先生方、大変お疲れ様でした。
我々大学教員も高校生と大学生の発表に刺激を受け、充実した時間となりました。お礼申し上げます。
神奈川工科大学 探究学習・課題研究支援室では、高校生の探究・課題研究の成果発表の機会を様々な形で提供するとともに、本学の研究・教育資源を活用いただくことで高大連携・接続教育のさらなる充実を目指していきます。