【虎】

虎は長男としての意識が無いわけでは無く、むしろ誇っていたが

幼少期から度々感じていた「自分が優秀であるほど弟は比較され貶されてしまう」事に不安感と罪悪感を感じ、徐々に堕落する兄を演じるようになった。

【龍琥】

弟の龍琥は秀才の兄が何故この様な生き方をしたり、自分に頼るようなことばかりするのか疑問に思っている。それと同時に自分がどれだけ努力しても、また兄が立ち上がれば彼の「才能」には勝てない事に劣等感を抱いている。

それでもかつての憧れでありヒーロー的存在であった兄の姿を追っている、求めている矛盾感に苛まれている。

【名前】

兄の「虎」に対して弟の「龍琥」は、「龍虎」で対になっており、互いに競い合い、高めて成長して欲しいとの願いが込められていた。

また、弟に関しては歳関係なく、兄と同じぐらい立派になってほしい願いから「虎」の文字が入った「琥」が選ばれた。

【天願寺】

有名家の片端で財力や政権は他ほどではなく他との血縁関係で成り立っている。

両親はこの先の繁栄を思い何としても「優秀な息子」として育てたい。