日本や世界の有名な金・銀・銅貨の特徴と、半世紀前から現代までのコインをとりまく変化をみていきます。
日本と世界の人気定番アンティークコイン
日本を代表する人気の金貨・銀貨・銅貨の誕生の背景や特徴をまとめています。これらのコインは、とりまく環境に近年大きな変化がありましたが、1970年前後の古銭ブームから今も人気が続いています。
人気の理由は歴史上における知名度の高さ、短期間の発行による希少性、優秀なデザインなどそれぞれに特徴があります。また希少ではありますが探せば入手できる流通量があることも長い人気を支えています。
日本を代表するコインと併せて、共通点がある海外の人気コインについても触れています。
708~760年
約3g(銅100)
銅貨は和同開珎の時代から流通貨幣の中心でした。中国から伝わった丸に四角い穴の形状や大きさも、明治になるまで1100年以上ほとんど変わることなく庶民を支えてきました。銅に付着する緑青の錆は金属の腐食を抑える効果があり、これも土に埋もれていたコインを内側から支えた証です。
奈良文化財研究所は1999年に日本最初の貨幣は和同開珎ではなく富本銭と発表。2006年にはカイホウと読まれていた呼称をカイチンが正しいと発表。これにより教科書も変更されましたが、最初の広域流通貨幣として今も知名度は抜群のコインです。
和同開珎は正式発掘された5000枚程度は博物館などに所蔵されていますが、古くから個人所蔵されてきたものがコイン市場で流通しています。一方、富本銭は発掘枚数が300枚程度と少なく、殆ど博物館所蔵のためコイン市場ではまず目にしません。
708年の発行当初は銀貨でしたが、後に銅貨(写真)として鋳造され奈良の大仏造営の賃金として支払われたと言われています。大仏殿近くの奈良興福寺から出土した和同開珎134枚は国宝に指定され、文化財としての一面も持っています。
今は発見されると埋蔵文化財の届け出が必要なため、新たに市場に出てくることは困難となっています。ネットの普及でコイン収集家のほか歴史マニアも手軽に購入できるようになり、コインショップの在庫減少が進んでいます。
BC440~404年
約17g(銀100)
和同開珎との共通点は、日本と世界それぞれで一番古い時代に造られたコインのひとつで、人気と知名度は共に抜群です。フクロウ銀貨は市場でも比較的流通しておりグレードに固執しなければ入手は容易です。歴史好きには日本と世界の最古級のコインとして興味深いコインです。
世界最古のコインは今のトルコにあたるリディアで紀元前7世紀(約2600年前)に誕生した金と銀の自然合金のコインです。小豆ほどの大きさで片面にライオンが打刻されています。そこから約200年後にギリシャのアテネで作られたコインが、フクロウ銀貨とよばれるテトラ(=4)ドラクマ銀貨です。
日本年号で和同開珎が奈良時代ですが、このコインは縄文時代末期につくられたコインとなります。日本のコインは最初から型に金属を流し込む鋳造ためほぼ均一な円形ですが、ヨーロッパでは16世紀まで人が金属の塊にデザインや文字を打刻していたため、きれいな円形はむしろ希少です。
1875~1877年
27.22g(銀90)
明治初期の1円金貨と銀貨はそれぞれの1円相当の金や銀で鋳造さられていたため、安い銀貨は金貨より大型になっています。見栄えがよく価値が手頃で流通量もある銀貨の収集家は多く、中でも貿易銀を含む大型の明治1円銀貨は「圓銀」とよばれ人気が高くなっています。
明治政府が貿易促進のため発行した1円銀貨が世界で流通しなかったため、銀の純度を上げて魅力を高めた貿易銀を明治8年に発行しました。しかし逆に純度の高さから海外で多くが溶解されたため3年間で発行中止となり、また1円銀貨に戻りました。
発行期間が短い上に海外で溶解され残存枚数が少ないコインです。また色がない銀貨は比較的偽造が容易で、材質の鑑定が難かったことから、貿易銀の偽造品が海外から多く持ち込まれ、今も市場に出回っていることでも有名です。そのため鑑定の有無で価値が大きく違います。
黒錆びが付きやすい銀は重曹で磨くことで綺麗になるため、特に高価である貿易銀は念入りに磨かれたものが多くあります。しかし世界基準の鑑定方法ではこすり傷でも鑑定対象外となり、所有歴の長い方にはまさかの評価ルール変更で価値が大幅低下した収集家も多いと思われます。
日本は見た目の輝きを重視していたのに対し、海外では汚れや錆びも時代を経た魅力ととらえます。貿易銀は繊細な龍図の見事さで中国を始めとして海外からも人気が高く、今となっては磨き傷のない未使用鑑定の希少性が高まっています。
1841年
11.66g(金92)
貿易銀との共通点は、どちらも貿易専用に発行されたコインです。そのため取引で実際に使用されキズがついたコインが多く、未使用に近いコインの残存数が極めて少なく近年価値が上昇している点も似ています。
ライオンモハール金貨は、イギリスが世界に領土を広げ大英帝国として華やかな時代に、植民地のインドで東インド会社とイギリスの貿易用につくられたコインです。発行期間は貿易銀が3年間でライオンモハールが1年と共に短く、希少性とデザインで高い人気があります。
権威の象徴であるライオンと、永遠の支配を意味するフェニックス(不死鳥)ヤシに、若いヴィトリア女王のデザインは、両面共に高い人気を誇っています。手がけたのは、コイン彫刻で世界一有名なウィリアムワイオンですが、首元断面にWWサインのない別肖像があるなど多様性でも有名です。
1871~1880年
16.66g(金90)
日本の金貨は明治以降大切に保管されたものが多く、銀よりキズが付きやすい素材にもかかわらず未使用のものが多くなっています。この旧10円金貨は大きさや龍図と文字のバランスがよいため人気が高く、世界に誇れる金貨となっています。
明治4年に新貨幣条例により1両(金1.5g)が1円(圓)に変更され、同年金貨・銀貨が発行されたました。イギリス造幣局から購入した機械でつくられた日本で初めての洋式貨幣で、開国で世界との格差に追いつくため旧10円金貨は10ドル硬貨と同じ規格でつくられました。
円(圓)と呼ばれる起源について、当時穴あき硬貨が流通していた中国では、西洋の穴がない銀貨を銀円と呼び日本にも伝わりました。江戸時代の楕円や四角・穴あきと多様な形の硬貨を、西洋式の穴なしの丸い貨幣に統一した際、この円(圓)を用いたとされています。
欧米の硬貨は各国の君主の横顔が彫られていましたが、日本は天皇の肖像を硬貨に使用することに抵抗があり、彫刻家の加納夏雄の龍図が採用されました。明治30年に龍が中国を連想するとの理由で廃止されましたが、そのデザインは今も高く評価されています。
1円~20円金貨がありますが、5円金貨を除きほとんどが明治4年(3年銘は製造年)発行でした。市中で保有されていたこれらの金貨は、昭和14年に戦争で使う石油などの輸入費を捻出するため、日本政府が金集中(金回収)運動をおこない国民から半強制的に買い上げました。
供出された金貨は大蔵省や戦後一時GHQが保有していましたが、2005年に財務省公認金貨としてオークションで市場に放出されました。鑑定後スラブに入れることで市場コインと差別化を図り、枚数増加による市場の値崩れを防ぎました。放出金貨は近代日本史と共に歩んだコインといえます。
1852~1870年
32.26g(金90)
旧10円金貨との共通点は、1800年代後半に世界の貨幣基軸を金とする流れに沿ってつくられた国を代表するコインです。有名なナポレオンの甥で今のパリの原型を築いた3世と、紋章が精巧にデザインされた金貨です。共に国の威信をかけたコインですが、評価の点では大きく相違しています。
ナポレオン100フラン金貨は旧10円金貨の上位である旧20円金貨と大きさも重量もほぼ同じです。発行枚数は旧20円金貨が約5万枚でナポレオン金貨(冠あり)は約10万枚ですが、評価は旧20円金貨の約20分の1で、190万枚発行の旧10円金貨との比較でも約2分の1と低くなっています。
この要因は、ナポレオン金貨が金価格に連動する地金型金貨でプレミアが付きにくかった点や、溶解されたことによる残存枚数の違いにあるようです。日本の旧金貨と比較するとかなり評価が低く思える金貨ですが、ここにきて価値が見直されつつあります。
1714~1736年
17.78g(金86)
日本を象徴する金貨に小判があります。大判は褒章用で一般流通せず庶民のあこがれは小判でした。佐渡金山が採掘のピークを迎える1700年代までは幕府の財源が潤い大きな小判でしたが、その後幕末にかけては財政難で金含有量が80%台から50%台にに下がり、小さく軽い小判となりました。
江戸時代260年間にのみ小判は発行されました。額面の一両は金額の単位ではなく重さの単位で、江戸初期は現在の価値で10万円程度でした。しかし1800年代に小さく低品位小判となり流通枚数が増えると、幕末の小判は現在の価値で5千円程度まで下がったといわれています。
徳川家康が発行した慶長小判と、8代将軍吉宗が発行した享保小判は大きさや品位が優れています。金の含有量が一番高い享保小判は86.1%と90.0%の旧10円金貨に近い品位で、重さは明治の旧10円金貨とほぼ同じです。小判はコインより大きいですがかなり薄く作られています。
慶長と享保小判の間に元禄と宝永小判が発行されています。この二つの小判は金の含有量が低いですが、現在は享保小判より価値が高くなっています。これは高品位の慶長・享保を手元に残し、元禄・宝永が流通したことで、これらの小判が次の小判用に溶解され残存数が激減したためです。
享保小判から派生したものに正徳小判と佐渡小判があります。発行時期も見た目も大きさも金含有量もほぼ同一ですが、僅かな印字相違だけで価値の差が5倍以上あります。海外では同一に扱われてもおかしくないレベルで、この差は日本基準と世界基準との違いを示すものといえます。
1907~1933年
16.72g(金90)
この10ドル金貨は、若いきれいな横顔と柔らかな羽の表現など、デザインのよさで日本でもアクセサリー用として人気があります。日本の小判と同様にレプリカもつくられ今も親しまれているコインといえます。裏面の白頭ワシはアメリカの力強さ自由、長寿の象徴とされています。
アメリカでは1848年にカルフォルニアで金鉱が発見され、イギリスからの移民が一攫千金を夢見て東海岸から西海岸へ移り住みゴールドラッシュとよばれました。翌年1849年には自由の女神を描いた20ドルや10ドルのリバティ金貨が発行され、1890年以降は大量に発行されるようになりました。
1907年の図案変更後も20ドルは自由の女神が使われましたが、この10ドルは自由の女神にインディアンの羽をつけ、西部開拓で土地を巡る戦いを繰り返していた原住民との融和の気持ちを込めました。1933年に起きた大恐慌で金貨製造(金本位制)が停止になり、この金貨も発行終了となりました。
1986~1987年
20.0g(金100)
40年近く前1986年に発行された日本初の記念金貨で、10万円は今も額面最高額です。当時銀行窓口に行列ができる人気で翌1987年にも発行されました。発行枚数は昭和61年が1000万枚、62年が100万枚と大量発行で希少性がないため、将来大きな価値にはならないと言われてました。
しかし、最近の金価格の高騰で2倍以上の価値となっています。コインには地金金貨と呼ばれる、金自体の価値で取引され貨幣として使われない金貨があります。10万円金貨は貨幣で発行されましたが、地金としての魅力が高まり、現在は地金金貨として取引されている状況です。
またこの金貨は24Kでキズが付きやすいため、簡易ケースで密閉され額面どおりの10万円で販売されました。この金貨の人気により、その後多種の記念貨幣が発行されるようになり、プルーフや色付け、特殊ケースなどの付加価値をつけて額面以上で販売することも多くなりました。
1950~1970年
46.81g(金90)
在位60年金貨と同様に金が脚光を浴びると注目される、金の含有量が多いモダンコインです。モダンコインは一般的に発行後100年未満のコイン、超えるとアンティークコインと呼ばれます。このコインは最初の発行から60年を超えてアンティークコインと同様の扱いが多くなってきています。
南米ペルーはマチュピチュやナスカの地上絵、ウユニ湖といった観光と、インカ帝国時代から続く砂金や世界一の埋蔵量がある銀など豊富な鉱物資源が国を支えてきました。その流れをくむこのコインは通常の大型金貨1オンス(31.1g)の1.5倍の重さで、20世紀の発行では最重量金貨となります。
表面は座った女神が独立の象徴である太陽の盾を持ち、裏面はペルー国旗が描かれています。1950年から1970年まで発行され、年号によっては数百枚の発行や、残存数が数十枚の年号もあり(表参照)価値に差が出てきています。重厚感とデザインのよさに加え、輝きが残っているのも特徴です。
発行数と鑑定数について
発行数と鑑定数(残存数)とは、発行年当初の枚数と、現在確認できている枚数です。発行年から経年により、新貨幣用に古い貨幣が溶解されたり、戦争や災害、相続時誤処分などで減少していきます。
希少価値は残存数で評価されます。発行枚数は公表されている場合が多いですが、残存数は正確な数を把握ができないので、NGCやPCGSの鑑定数合計である程度の残存数の傾向が把握できます。
発行枚数と残存数は必ずしも比例していないので注意が必要です。発行数が少ない年は高価値を期待して鑑定数は多めとなりますが、発行数に対して突出した鑑定数の場合は、発行数に誤りがあると考えられます。
価値の高い貨幣ほど、鑑定されているケースが多くなります。しかし鑑定にかかる費用対効果や、キズがあり高評価を見込めないなどの事情で鑑定されていない貨幣も多くあります。
発行年度ごとの枚数差が大きい2つの金貨を表にしました。総鑑定数は2025年のNGCとPCGS合計鑑定数で、プルーフ鑑定や製造地違いも該当年に含めています。黄色の年は希少性が高い特年といえます。
ナポレオンⅢ・座像の女神金貨の発行数と鑑定数
古銭からアンティークコインへ
1970年代に祖母から昭和初期の古銭(表題写真)を譲り受け、当時解説本をみて興味をもちましたが、取集する資金や身近なショップもなく、その後興味は薄れていきました。
半世紀後に再びこの世界を覗くと、取り巻く環境が大きく変わっていました。手に触れて歴史に思いを馳せる古銭から、価値や値上がりを楽しむアンティークコインに変貌していました。
50年で変わったこと
●投資傾向の強いコインが主流になりました。
趣味で収集する硬貨を古銭またはコインと呼んでいました。その後、ネット社会の進展とともにオークションが身近になり、外国コインの取扱いが急拡大しました。特に発行から100年を超えた国内外のコインの中で、希少で資産価値があるものをアンティークコインと呼ぶようになり、富裕層の現物投資資産のひとつにもなっています。
●鑑定会社のケース(スラブ)に収納されたコインが出現しました。
1986年にPCGS、翌年NGCの2大鑑定会社がアメリカに設立され、真偽の鑑定と評価グレードを得ることができるようになり、評価ごとの価値がかなり透明化されました。密閉されたスラブにコインと鑑定書が一体化されているため、落下などのキズや劣化の抑制が図られ、本物を安心して購入できるようになりました。
●コインを磨くことが厳禁となりました。
半世紀前のコインの本に、銀貨を重曹で磨き輝きをとり戻す方法が載っていました。当時は発行時に近い輝きが評価基準でしたが、今は磨き跡があるだけで鑑定会社からグレード評価外となります。そのため日本では高価な銀貨ほど磨かれていたため高グレードの未使用コインが減っています。
●ネットで詳細を確認して入手できるようになりました。
半世紀前は真偽の判別が難しいので、信頼できるショップに行き現金購入するのが一般的でした。今はスラブに収納されて贋作を排除できます。Web上でコインの拡大写真や情報を確認した後にネットでの決済も可能となり、安心して容易に入手できるようになりました。しかしコインに直接触れることができなくなったのは残念です。
変わっていないこと
●半世紀前に人気のあったコインは、今も人気が続いているものが多いです。
知名度の高い和同開珎、見栄えの良い明治の旧金貨や大型の銀貨は半世紀を経た今も高い人気は変わりません。ただ価値観の変化で、江戸時代以前の小判や銅銭などは、単純で類似したデザイン性や日本の歴史観が海外では評価されにくいため、高品位な小判など一部を除き、半世紀前と比較して人気が伸び悩んでいる傾向にあります。
●コイン細部のデザイン相違(手替わり)や発行年へのこだわりが今も残っています。
海外では同一硬貨で希少年と通常年の評価差は一般に数倍程度ですが、日本では10倍以上の差があるものも多くあります。また国内コインは手替わりと呼ばれる、拡大鏡で間違い探しをするような細部の違いも評価対象となっています。海外では全体デザインが同じであれば基本同一価値の考えですが、日本独自のこだわりが今も残っています。
●現行硬貨1円~100円のデザインが変わっていません。
海外では君主の即位やインフレによる価値の変化、政変、EUの通貨統合などがあるとコインのデザインが変更されます。しかし日本・アメリカ・スイスなどはこれらの影響がなく安定している国では、同じデザインが半世紀以上続いています。(500円新硬貨の発行を除く)
収集目的の多様化
コインは評価額によって収集目的が違うことが多いです。一般的に下記のとおりです。
●10万円未満で購入できるコイン
希少性や人気のあるコインもあり入手が比較的容易です。同年代の全種類や1つのコインを全発行年コンプリートなどの目標に向けて多種類のコインを趣味でコツコツ収集する方に向いている価格帯です。
●10万円以上の価値があるコイン
希少性が高く人気のコインが多い価格帯です。グレードを落とせばより希少性が高いコインも入手できます。収集目的と資産目的の両面から収集する方が多く、憧れのコイン購入して長期保有する方が多いです。
●100万円以上の価値があるコイン
希少性がかなり高く入手困難なコインも多いです。資産目的や投資向きの富裕層が楽しむコインです。最高グレードに近いコインが多く、少し人気が出ると枚数が少ないため急騰することもあり投機的な一面もあります。
●一般的な価値(販売額)のイメージ
選定時の注意点
●スラブ入り(鑑定済み)のものが安心です。精巧な偽造品を見破ることは見た目だけでは困難です。
●同一コインの場合、鑑定済み、残存数の少ない年号、上位格付け、プルーフ加工、人気で高評価となります。
●発行年の評価は、コインの溶解が盛んだったので、発行枚数ではなく残存数(鑑定数の少なさ)が重要です。
●鑑定会社の格付けでは、MS(未使用)が理想ですが、古く希少性の高いコインはAU(極美品)も高評価されます。
●ネットのコイン写真は、同一サイズ表示が多いですが、実際は大きさが相違するため重さの確認が必要です。
●ネットのコイン写真は、一般的に凸面が白いコインは光沢があり、凹面が黒っぽいコインは鏡面の輝きです。
●コインを購入する場合は、銀座コインなど信頼性の高いショップの同一コイン同グレードと比較が有効です。