大会長 豊栄 峻
この度、第33回鹿児島県作業療法学会の大会長を拝命し、2024年9月7日(土)、8日(日)の2日間で鹿児島大学鶴陵会館(鹿児島市)にて本学会を開催致します。
鹿児島県作業療法士協会は、「鹿児島県内の作業療法士の学術・技能の研鑽および人格資質の向上を図り、県民の皆様の医療・福祉・保健環境の向上に寄与すること」を目的としております。本学会は目的の中核を担う学術活動として位置づけられており、県内の作業療法の取り組みを発信するとともに、新しい知見を取り入れる重要な機会となります。
そこで今回、本学会のテーマを「作業療法の評価、治療をみつめなおす」としました。作業療法を含む医療の実践においては、評価が大変重要であります。我々、作業療法士も、日々の臨床において【評価により病態を把握し、作業療法内容や治療法を選択・実施し、実施による変化を評価する】といった一連のプロセスを行っています。一方で、医学の進歩により評価・病態・治療の新しい知見が得られてきています。我々は、このような新たな知見に基づいて作業療法を展開し、エビデンスを築いていくことが求められています。
本テーマの下、企画したプログラムは、公開講座、特別講演、教育講演2、シンポジウム1、一般演題20、岩手・沖縄・鹿児島県士会交流会(Iwate+Kagoshima+Okinawa OTの協議会=IKOT協議会)、会長講演から構成されています。多くの皆様にご参加いただき、活発な議論と共に会員の皆様の交流を深めていただければ幸いです。皆様の参加を心よりお待ちしております。