令和5年度の研修内容
令和5年度の研修内容
令和5年度の高等学校等情報教育継続研修開講式を行いました。
式では所長からの激励を受けて,研修者代表が一年間の抱負について述べました。いよいよ本日から
研修が始まりました。今年度は9人の先生方が参加されます。
令和5年度の高等学校等情報教育継続研修開講式を行いました。
式では所長からの激励を受けて,研修者代表が一年間の抱負について述べました。いよいよ本日から
研修が始まりました。今年度は9人の先生方が参加されます。
【第1回】 共通研修「学校における教育の情報化の推進・校務の情報化と情報セキュリティ」
開講式後に第1回の研修を次の内容で行いました。
Ⅰ 教育の情報化の推進
1 教育の情報化
2 教科指導におけるICT活用
3 情報教育
Ⅱ 情報モラルの指導と情報セキュリティ
1 情報モラルの指導
2 情報セキュリティ
Ⅲ 情報セキュリティの対策
Ⅳ ICTの活用とインターネットによる情報検索
1 ICT活用の実際
2 デジタルコンテンツの検索
【受講者の声】
本日は,情報教育継続研修の開講式から始まり,改めて多くのことを学び今後の教育
活動に還元していきたいという気持ちが高まりました。今回学んだ情報セキュリティや情
報モラルに関する講義,実際に中学校での授業の様子を動画で見ることができ,大変勉
強になりました。
将来における日本の労働人口減少など,諸課題を解決するためのGIGAスクール構想
や教育の情報化を進めていかなければならない背景を改めて認識した。未来を生きる子
供たちのために積極的にICT教育を推進し,情報を扱う際のモラル教育やセキュリティ対
策に取り組んでいきたい。
情報教育の重要性を再認識することができました。これからは,学ぶ内容を教え込むの
ではなく,自律した学習となるように意欲→スキル→学びに向かう力となるようにICTを活
用した授業展開の必要性を感じることができました。授業を複線型にし,個別最適な学習
を実施できるように指導力を身につけたいです。
共通研修「授業でのICT活用Ⅰ」
第2回の研修は次の内容で行いました。
Ⅰ プレゼンテーションの基礎
Ⅱ プレゼンテーションソフトによる資料の視覚化
Ⅲ 肖像権及びプライバシーの保護
Ⅳ 著作権について
Ⅴ プレゼンテーションソフトの基本操作
Ⅵ 授業におけるプレゼンテーションの実際
Ⅶ 小学校におけるプログラミングを活用した演習
今回の研修は,効果的なプレゼンテーションの在り方について,プレゼンテーションの基本的な考え方や,効果的なスライドの作成,表現方法等について学びました。小学校におけるプログラミングについても研修を深めることができました。
【受講者の声】
プレゼンテーションの作成に関する知識を深めることができました。特に,SnippingToolによる画像の切り抜き,動画の埋め込みなど今後活用できる方法を学ぶことができました。また,自己紹介のプレゼンを通して,今回継続研修に参加されている先生方のことを知る機会となり充実した時間になりました。
授業でプレゼンテーション資料を作る際に,分かりやすく,見やすくということを基本的に教えてきました。聞き手をどれだけ満足させられるかは技術・工夫によるところも大きいと感じました。この講義で学んだことを生かせば,より相手を納得させられるスライドを作れることが分かったので,今後取り入れていきたいと思います。
プレゼン資料をパワーポイントを用いて作成するのは久しぶりで,1からオリジナルで作る大変さを痛感しました。受講者の皆さんが短時間で魅力的な内容のプレゼンを行っており,構成やトーク技術など学ぶことが多かったです。スクラッチは,やりたいことを順序立てて整理しておくと作りやすいかもしれないと思いました。
共通研修「授業でのICT活用Ⅱ」
第3回の研修は次の内容で行いました。
Ⅰ 授業支援ソフトの活用
Ⅱ クラウドサービスの活用
授業支援システム「ロイロノート」の活用方法について研修を通して,演習を行いました。また,クラウドサービスを活用した研修として「Google Classroom」を活用した授業での活用方法について研修を行い,ICTの活用により「学び」を効率的かつ効果的に進めていくことの重要性について理解を深めました。
【受講者の声】
GoogleClassroomを先生側と生徒側の両方を確認しながら作業できる機会はあまりなかったので,貴重な研修ができました。早速,担任しているクラスで生徒連絡や授業で活用してみたいと思いました。2年生の担任をしており,もうすぐ生徒の端末を持ち込んでだり,持ち帰ったりして授業することが始まるので,率先して研修したことに取り組んでみたいと思いました。
ロイロノートやGoogle classroomといった学習支援ソフトを実際に操作してみて,使っている教師側も楽しくなりました。また,使い方を工夫すれば生徒も楽しく学習できると感じたので,授業でこれらを活用して協働的な授業づくりに挑戦したいと思います。まずは,積極的に活用したいと思います。
ロイロノートは,公開授業で使っている場面を見ることはありましたが,初めて使用し,便利だと思いました。クラウドサービスは,学校のタブレットでも使用することができるので,早速活用していきたいと思います。使って学んでいくうちに,自分専用の機器が欲しくなったので先生方に話を聞いて検討して購入したいと思います。
情報システムコース「Arduinoによる制御Ⅰ」
1 基礎
2 各種センサー制御
ワンボードマイコンArduinoを用いた簡単な電子回路の設計や制御プログラムを行いました。また,各種センサを組み合わせ,目的となる動作になるように試行錯誤し,問題解決を試みました。
情報コンテンツコース「マクロ・VBAの基礎」
1 マクロとVBA
2 マクロの記録
3 マクロの作成と実行
4 演習,実習
「マクロの記録」機能を用いたマクロの作成と「VBAのコマンド記述」によるマクロの作成について研修を行いました。マクロ,VBAの基礎的な内容を深める研修となりました。
【受講者の声】
ARDUINOはこれまで実習や部活動で触ったことはありましたが,delayを使った時間だけのプログラムでモータを制御していました。今回様々な周辺機器,センサーを使うことができたので,もっとものづくりの幅を広げられる可能性を感じました。
マクロ・VBAの基礎を学び、演習を行いました。マクロの記録の機能を使ったことがなかったので,最初はエラーが出たりして,上手くいかないこともありましたが、演習を重ねる毎に慣れてきた。今後ランダムの問題を出題するマクロを作成してみたいと思います。また,VBAは変数の宣言が大切だと学ぶことができました。連続印刷ができるマクロは実用的だと思いました。
マクロやVBAについては,既存のエクセルファイルを使用する中でエラーや不都合が生じた際に少し修正する程度の使用でした。今回,基本的な操作方法やマクロ・VBAでできることを学び,行いたい処理に対してどのような命令をすればよいか,また,どのように組み合わせればよいかを考えることができたので今後に活かしたいです。
共通研修「授業でのICT活用Ⅲ」
Ⅰ Web会議システムの活用
Ⅱ ICTを活用した授業づくり
前半は,遠隔教育の概要を学ぶとともに,実際にZoomやGoogleMeetを活用してオンラインでの活動を行いました。また,Zoomのホスト権限についての体験も行いました。
後半は,これまで3回に渡って取り組んできたICT活用を授業の中で進めていくため,授業づくりを行いました。ロイロノートを使った算数授業のデザイン,Googleスプレッドシートを使った問題プリント,Googleのサービスでシンキングツールを活用するためのテンプレートなどさまざまな教材や授業デザインが作成されていました。
【受講者の声】
ARDUINOはこれまで実習や部活動で触ったことはありましたが,delayを使った時間だけのプログラムでモータを制御していました。今回様々な周辺機器,センサーを使うことができたので,もっとものづくりの幅を広げられる可能性を感じました。
マクロ・VBAの基礎を学び、演習を行いました。マクロの記録の機能を使ったことがなかったので,最初はエラーが出たりして,上手くいかないこともありましたが、演習を重ねる毎に慣れてきた。今後ランダムの問題を出題するマクロを作成してみたいと思います。また,VBAは変数の宣言が大切だと学ぶことができました。連続印刷ができるマクロは実用的だと思いました。
マクロやVBAについては,既存のエクセルファイルを使用する中でエラーや不都合が生じた際に少し修正する程度の使用でした。今回,基本的な操作方法やマクロ・VBAでできることを学び,行いたい処理に対してどのような命令をすればよいか,また,どのように組み合わせればよいかを考えることができたので今後に活かしたいです。
情報システムコース「オブジェクト指向プログラミングⅠ」
1 C言語・C++言語とは
2 C言語・C++言語の特徴
3 プログラミング環境の構築
4 プログラミング演習
最初にC及びC++言語のプログラミング環境の構築を行いました。インストールやPATHの環境設定,コマンド操作によるコンパイル作業など受講者にとっては,やや難しい内容だったようです。演習では,基本的な文法に基づき,意図する出力結果になるようにコードを書くなど力を付けていきました。
情報コンテンツコース「マクロ・VBAの応用」
1 UserFormの利用
2 GASの活用
最初にユーザーフォームにテキストボックスやコマンドボタンを貼り付け,VBAのプログラムから利用できるようにコードの記述・実行をし,演習を行いました。GASの活用においては,基礎知識を学び,スプレッドシートで作ったテスト問題をフォームに自動転記する演習を行い研修を深めました。
【受講者の声】
C言語ついては,断片的な理解だった内容が本日の研修により,根本的な理解につながりました。高校生のときに学習したポケットコンピュータもプログラムの入力後すぐに動作確認することができましたが,今回学んだ方法も簡単に簡単に確認することができました。以前,プログラミングの授業をしたときは,板書するだけでコードが複雑になりとても苦労したことがありましたが,今回学んだ「学習用C言語開発環境」を使えば,タブレット端末を活用して効率よく授業が展開できそうだと感じました。
C言語の基本から研修することができ,今まで苦手としていたプログラムの分野を楽しみながら学ぶことができました。ChatGPTについての紹介もあり,今後,必要に応じて活用して知識の幅を広げていきたいと感じたました。学んだ内容を復習しながらプログラムの理解をさらに深めていきたいと思います。
GASについて初めての研修となりました。Googleのアプリを授業や校務で使う機会があるので,集約や集計に便利だと思いました。また,学校外でもクラウドを利用することで効率的に仕事ができ、業務改善に役立つと感じました。職場で多くの人が活用できるように,さらに理解を深めていきたいと思います。
情報システムコース「Unityによるアプリケーション開発」
1 Unityの概要・用途について
2 2Dにおけるコンテンツ作成演習
3 3Dにおけるコンテンツ作成演習
動的な教材作成を目指して,Unity(ユニティ)のインストールから具体的な操作,コンテンツ作成の方法までを学びました。3Dコンテンツの作成ではオブジェクト(物体)に重力を働かせ複雑な動きをシミュレーションしたり,2Dコンテンツの作成ではオブジェクトに重なりや衝突の検知機能を持たせランダムな動きや任意の動きをさせたりしました。プログラミング言語はC#を用いました。
情報コンテンツコース「オブジェクト指向プログラミングⅠ・Java言語 」
1 Java言語の基礎
2 Java言語における環境変数の設定
3 Java言語の基礎プログラミング
最初にJava言語の基礎や基本構造について学びました。次にプログラムの作成手順を学んだ後,環境変数の設定を行い,コンパイルした後,実行する演習を行いました。エラーが出たときの修正をする演習も行い,研修を深めました。
(選択講座)「ICTを活用した教材作成」
ー ICTを活用した教材作成 ー
1 VBAによる授業や学校行事で活用するための教材づくり
2 Teamsの研修
【受講者の声】
Unityで多くのゲームが作られていることやさまざまな産業におけるコンテンツも制作されていることを知りました。初めて使用するソフトで,設定や操作など難しい面はありましたが,シューティングゲームを実際に作成し,とても興味深い内容でした。もっと多くのことを学び研修を深めたいと思いました。
Javaの基礎基本を例題のプログラムを活用しながら学習することができました。C言語やBASICと異なる構造を理解することができました。また,Web上でプログラミングができるサイトも紹介していただいたので,情報の授業で活用したいと思います。トライ&エラーから課題への粘り強さを育成できると感じたので実践していきたいです。
これまで学習したVBAの技術を活用し,学校行事の中で活用できるユーザーフォームの開発を行いました。イメージしていたことを整理し,助言していただきながら基本的なことは形にすることができました。今後は,入力したものを訂正する機能や基礎データを途中で変更する機能を追加したいと考えているので,VBAに関する資料を参考にして次回に備えたいと思います。
(選択講座)情報システムコース・コンテンツコース合同
「Python言語によるプログラミング」
ー Python言語 ー(午前)
新学習指導要領における共通教科情報科について研修を行い, 高等学校におけるプログラミング教育として「情報Ⅰ」で扱われることの多い,Python言語による基本的なプログラミングを演習をとおして学びました。
情報システムコース「オブジェクト指向プログラミングⅡ Python言語
(ハードウェアへの応用含む)」
(午後)
1 画像処理への応用
2 ハードウェアへの応用
PythonにOpenCVライブラリを組み込み,コンピュータで動画や静止画にデジタル処理を施す方法を学びました。Webカメラで映像を捉えたり,二次元モデルの作成をプログラムによって行いました。ハードウェアへの応用として,PySerialライブラリを導入した上でシリアル通信でPCから外部回路のLEDを制御したり,逆にジョイスティック操作による変位量をPCへ送る制御をしたりするプログラミグを行いました。
情報コンテンツコース「オブジェクト指向プログラミングⅡ Java言語 」
(午後)
1 Java言語によるプログラミング(基礎)
2 Java言語によるプログラミング(演習)
前回のJava言語の基礎を復習し,引き続き,順次,反復,分岐について研修を行いました。 判断を伴うプログラミングがやや複雑でしたが,エラーを繰り返しながらも正しく実行することができました。その後,これまで学んできたことを活かして教材づくりを行い,研修を深めました。
(選択講座)「ICTを活用した教材作成」
(午後)
ー ICTを活用した教材作成 ー
1 VBAによる授業や学校行事で活用するための教材づくり
2 Google Forms・Google サイトを活用した教材づくり
【受講者の声】
Python言語によるプログラミングで,順次,分岐,繰り返し,リストを用いた構文作成を学ぶことが出来ました。一文字間違えたり,階層がずれたりするだけでプログラムのエラーになるため確認しながら入力をしなければならないと思いました。
午前中はPython言語,午後は前回の学びを振り返りながらJava言語に取り組みました。実行したときにエラーが出ても、自分で入力内容をたどりながら解決することができるようになってきたので,理解が深まってきたと感じました。生徒にも簡単なプログラミングから触れさせていきたいと思います。
Pythonを初めて学びました。VBAと似ている部分があり,取り組みやすいプログラミングだと感じました。現在,「情報Ⅰ」を教えているので,大変勉強になりました。プログラミングを学ぶことだけが目標ではなく,課題解決に活用できる力を育成することが目標なので,しっかりと生徒に情報活用能力を身に付けさせたいと思いました。
共通研修「動画編集の基礎(撮影,取込,編集,書出) 」
1 動画撮影の基礎
2 動画編集の基礎
3 作品作り
前半は,動画撮影の基礎の研修を行い,iMovieとClipchampによる動画編集の基礎を実習を通して学びました。
撮影した動画の取り込みや素材を共有し,短い動画編集をしました。後半は,当センター内で動画編集の素材を撮影し,作品作りを行いました。研修者の各々がテーマを持って研修したことを活かし,工夫した作品を作ることができ,作った作品を上映しました。
【受講者の声】
Clipchampを使った動画編集は,直感的に操作できて楽しく研修ができました。素材を集めるときの撮影の仕方など細かなことに注意していけば,よりメッセージ性のある動画を作成できることが分かりました。同じテーマでも研修者によって色々な作り方・工夫がなされており、見ていて大変勉強になりました。
活動発表のツールとして新しい発見ができました。自分で歩き素材集めをしてくる難しさもありましたが,一つ一つ確認しながら撮影することができました。タブレットとiPadの違いも体験できて,それぞれの良さを理解することができました。編集する際は,構成や順序に配慮し,見る側に印象が残るものにしたいと思いました。これらを活用できるようになるにも,日々の研修が大切だと感じました。
Clipchampでの動画編集は初めてでしたが,iMovieとは違った編集の良さがあって面白かったです。手軽に使用できたので,使い勝手も良く活用したいと思いました。また,動画共有のFlipも初めて活用しましたが,すぐに共有できて便利だと感じました。Googleアカウントで様々なアプリが使用できるので,授業に取り入れて使ってみたいと思います。
情報システムコース「Arduinoによる制御Ⅱ」
1 Arduinoシールドについて 5 回路製作
2 製作する回路について 6 プログラミング
3 データシートの見方について 7 動作確認
4 回路設計 8 ソフトウェアによる回路設計
1 Arduinoシールドについて 5 回路製作
2 製作する回路について 6 プログラミング
3 データシートの見方について 7 動作確認
4 回路設計 8 ソフトウェアによる回路設計
Arduinoのハードウェア機能を拡張するために,Arduinoボード上に搭載するシールド基板の製作を行いました。 部品の特性等が書かれているデータシートも参考にしながら,ドットマトリクスLEDを用いて,文字列を順番に表示する回路を製作し,プログラムを行い完成させました。
情報コンテンツコース「ITパスポート試験の概要と指導法」
1 ストラテジ系
2 マネジメント系
3 テクノロジ系
ITパスポート試験の概要について研修を行い,出題範囲であるストラテジ系,マネジメント系,テクノロジ系3つの分野について学びました。AI,ビッグデータ,IoT などの新しい技術やアジャイルなど新しい手法の概要に関する知識を始め,経営戦略,マーケティング,財務,法務の知識、セキュリティやネットワークの知識,プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の基礎的な内容から応用まで学び,研修を深めました。
(選択講座)「ICTを活用した教材作成」
ー ICTを活用した教材作成 ー
1 動画編集・作成による授業で活用するための教材づくり
2 Google Forms・Google サイトを活用した教材づくり
【受講者の声】
Arduinoによる基板製作は久しぶりでしたが,スムーズに研修を進めることができました。シールドという便利なものがあることを知り,アルディーノ基板からモータドライバへの配線に利用するため,基板とピンソケットを注文しました。ティンカーCADも使ってみましたが,電気回路も画面内で組めるので実習でも活用していきたいと思います。
ITパスポート試験のストラテジ系,マネジメント系,テクノロジ系の3分野について試験問題に取り組み,その指導法を学びました。聞いたことのあるIT用語はありましたが,本質について理解できていなかったので良い学びとなりました。計算問題においても商業の分野もあり,深く学ぶことができて大変良い研修となりました。学んでいくうちに興味を持ち,試験内容を見て勉強すれば合格できる内容だと感じたので挑戦したいと思いました。
受講生同士で意見交換をしながら,今後の課題研修で何に取り組むかを検討しつつ,これまで学んできた様々な知識を活用して教材作成に取り組みました。同じ目標を異なるソフトウェアや機能を用いて実行することでそれぞれの特徴や利点に気づくことができました。これらを適切な場面で活用できるようにしたいと思いました。
第11回の研修は次の内容で行いました。
共通研修「知的財産教育及び情報モラルの指導」
午前「知的財産教育」
Ⅰ 知的財産教育の指導
1 「知的財産」とは
2 「知的財産権」について
3 知的財産教育
4 学習指導要領における知的財産教育
5 遠隔教育における著作権の考え方
6 アイデア創出法
知的財産に関する内容や知的創作物についての権利 について学びました。特に学校における遠隔教育における著作権の考え方においては,授業や学校行事における著作権等について具体的な例を挙げて,実際の場面を想定しながら考えることができました。また,アイデア創出法では,ブレーンストーミング とマンダラートを活用して,グルーブでアイデアを出し合い,発表しました。
午後「情報モラル」
Ⅱ 「ネット社会の歩き方」情報モラルセミナー
1 ネット社会の現状
2 情報モラルの意義
3 情報モラルの指導(実践編)
4 「ネット社会の歩き方」の活用
5 その他の教材の紹介
6 保護者との関わり
7 問題発生時の対応
外部講師を招聘し,情報モラルに関する講話および演習を行いました。ネット社会の現状から各校種における情報モラルの具体的な指導方法,授業でそのまま使える教材まで幅広く教えていただきました。また,演習では受講者が,情報モラルのイラスト教材であるペープサート教材としてスライドを用い,表情やコメントなどのストーリーを考え作成しました。最後は,受講者同士で発表し合うことにより研修を深めることができました。
【受講者の声】
知的財産は多くの費用や労力を使って生み出されていくものが多く,権利の保護について十分に認識しておかなければいけないと思いました。アイデア創出法では,テーマやキーフレーズの設定次第でうまく進まないこともあることに気を付けたいと思いました。ペープサートについても機会を見つけて授業で活用していきたいと思います。
知財教育や情報モラル教育は,まず指導者側が正しい知識を身につけることが必要不可欠であることを改めて感じました。今回紹介していただいたサイトを学級のLHRや学級PTAなどですぐに活用したいと思います。また,課題研究などにおけるアイデア出しでも今回紹介されたサイトを活用したいと思いました。
知的財産権の講話では、著作権に関する問題が身近であり気を付けなればならないと再確認しました。午後からの情報モラルセミナーでは,すぐに授業で使えそうな教材を紹介していただき,非常に参考になりました。また,情報モラルに関してのペープサートを作り、楽しく研修することできました。
第12回の研修は次の内容で行いました。
情報システムコース「RaspberryPiによる制御Ⅰ」
1 インストール・環境設定
2 各種センサ・カメラ制御
3 pythonプログラミング
Raspberry Pi (ラズベリーパイ)の概要を学び,LinuxOSをベースとしたRaspberry Pi OSのインストール,各種設定やデスクトップ環境の構築,アプリケーション操作などを行いました。後半では,Pythonを用いて各種センサーを接続した簡単な入出力制御やWebカメラの制御を行いました。また,ChatGPTを活用し,自分で作成したプログラムをさらに練り上げることも行いスキルを高めました。
情報コンテンツコース「動画編集の応用」
学校紹介等の作成
第9回に行った「動画編集の基礎(撮影,取込,編集,書出) 」を生かして,学校紹介の動画を作成しました。編集するにあたって,各自でアプリを選び,どのように何を伝えたいのかを意識しながら作成・編集を行いました。テロップや写真を効果的に表示する方法など工夫しながら研修を行いました。
【受講者の声】
Raspberry Pi は非常に小さいが,パソコンのような扱いができて感動しました。私自身も入手したばかりなのででモニターを用意して,使いこなせるようにしたいです。Raspberry Pi を通したプログラムの完成まで時間を要しましたが,ChatGPTを活用してプログラムを改良するなど,学びの多い研修となりました。
前回の動画編集の基礎で学んだことを生かせた部分もありまたしが,工夫や改善が必要だと感じ,試行錯誤しながら編集を重ねていきました。今回は部分的な作成だけになってしまったところがあったので,構成をしっかり考えてから学校紹介の動画を完成させたいと思います。
学校紹介ビデオを作ってみましたが,何のために動画を作るのか目的をよく考えて作る必要があると改めて思いました。子供によっては写真・動画の投稿はしないでほしいという家庭もあるので,児童・生徒の肖像権などのプライバシー情報を意識して,動画作成をし,興味を惹くものにしたいと思います。
本日の研修は次の内容で行いました。
情報システムコース「RaspberryPiによる制御Ⅱ」
1 ネットワークの構築
2 サーバの構築
Raspberry Piとパソコンを用いてネットワーク及びサーバ構築を行った。ネットワークを構築するうえでの基礎知識を学び,実際にLANケーブルの製作を行った後,ハブに接続して,コマンドによりお互いの通信を確立する方法などを習得しました。後半は,Webサーバ構築やファイル共有サービスの導入,データべース操作などを行いました。
情報コンテンツコース「ホームページ作成の基礎と応用」
1 学校ホームページの役割と情報
発信 の在り方 について
2 HTMLの理解とCSSの作成
3 Googleサイトの活用
前半は,学校ホームページの役割と情報発信の在り方についての学び,実際にHTMLによる記述を行いどのように表示されるか確認したり,CSSを活用して表示を変更してデザインしたりしました。後半は,Googleサイトの基礎・基本を学び,今後学校でも活用できるようなサイトとして,学校や学級のWebページを作成しました。ホームページの役割や情報発信においての重要性と留意点を意識して作成しました。
【受講者の声】
ネットワーク・サーバ構築の内容で,ネットワーク関連の内容やWindows仮想環境の構築など,詳細な説明があったので,Raspberry Piに慣れず難しく感じるところはありましたが,非常に多くの知識を習得することができ,今後に生かせると思いました。この研修をさらに深め,授業に取り入れて実践していきたいと思いました。
これまで保護者との連絡手段としてGoogleClassroomを活用したいと考えていましたが,実際には活用までに至らなかったり,学校安心メールでの利用状況の改善策として,本日の研修で学んだGoogleサイトを活用することで改善が図れると感じたので,Googleサイトでクラスのサイトを作成しました。作成する際に,生徒の個人情報や著作権に留意し,保護者や地域との連携ができるようなサイトを作りたいと考えました。また,HTMLにおけるプログラミングの研修ではスタンドアロンで比較的扱いやすいプログラミング言語だと思うので,コーディングした実行結果として,目に見えることは生徒の学習のモチベーションにもつながると思われるので積極的に授業に取り入れたいと思います。
学校ホームページを活用した情報発信の在り方や留意点について確認し,実際に作成する手法を学びました。HTMLやCSSは初めて学ぶこともあり,コードの記述は難しい面もありましたが,基礎的なことを理解できて良かったです。Googleサイトでのホームページ作成の研修では,作成がシンプルで,比較的容易に作成できそうだと感じました。学校のホームページとして作成したので,今後もさらに使い方を深めてホームページを作っていきたいと思います。
共通研修「産業教育推進講座 」
本日の研修は短期研修講座「 ネット社会における産業教育の実践 」を兼ねて研修を行いました。
1 講 義 「本県の産業教育について」
県教育庁高校教育課 中原嘉久 産業教育係主任指導主事兼係長
2 演 習 「RESASを活用したデータ分析」 所員
3 講 演 「未来を拓くIoTデバイスの活用について」
川内職業能力開発短期大学校 ポリテクカレッジ川内 相川政和 能力開発教授
4 演 習 「IoTデバイスとクラウドの活用」 所員
5 研究協議 「専門高校における地域連携や学校活性化,クラウド活用について考える」 所員
午前は,県教育庁高校教育課 産業教育係長により教育振興基本計画の鹿児島県版が作成中であることや,本県の産業教育について,現状と課題,今後の展望について講義を行っていだだきました。次の所員によるRESASを活用したデータ分析の演習では,基本操作を行った後,サイト内にある授業モデルを使って,演習を行いました。
午後は,川内職業能力開発短期大学校の教授により,IoTについてマイコンを活用した講義や演習を行っていただきました。その後,所員によるIoTデバイスとクラウドの活用の演習を行いました。アーテックロガーを活用して,センサから収集したデータをWeb上にアップロードし,Webブラウザから観測するシステムから酸素濃度の計測,温度や湿度の計測をして実験を行いました。
最後に研究協議を行いました。Google Jamboardを活用して意見を出し合い,各学校おける地域連携や学校活性化,クラウド活用について協議を行いました。
【受講者の声】
本県の産業教育,RESASを活用したデータ分析,IoTデバイスの活用など非常に内容が充実した研修でした。自分一人で課題解決するよりも,チーム作りをして課題に取り組んでいくことが大事だと思うので,来週以降の課題研究でも知恵を出し合っていいものを作っていきたいと思います。
IoTではマイコンを使った演習や講演があり,デバイスを揃える必要はありますが,簡単に始められそうだと感じました。デバイスも比較的安価なので,Raspberry PiやArduinoなど他の魅力的なマイコンにするか検討したいと思います。
産業教育について学ぶ機会があまりなかったため,今回の研修で学ぶことができて良かったです。RESASについても,総合的な探求の時間や調べ学習の際に,生徒でも活用できそうだと思いました。IoTデバイスの活用については,初めて触れることができて考えながら楽しく学ぶことができました。
午前の講義では,専門学校のデータから見た課題について学ぶことができました。RESASの活用では,様々な統計データが使えて,教科指導に生かせるものだと感じました。午後のIoTデバイスの活用では,温度や湿度などの入手しやすいデータをプログラミングによって,クラウドに集計するという内容でした。クラウド活用でできることが増えていることを知り,他にどのような使い方があるのか調べ,活用していきたいと思います。普段は経験しないことが多く,とても楽しく研修ができました。
本日の研修は,以下の内容で研修を行いました。
情報システムコース「課題研究1」
ドローンやクレーンゲームなどの製作に関して調べたり製作を行いました。
また,マイコンやセンサを用いて農業分野で活用できるIoT活用方法を調べたり製作をペアで行いました。
情報コンテンツコース「課題研究1」
課題研究のテーマを考えたり,Googleサイトを活用して,進路指導や授業等に生かすコンテンツ作りなどを行いました。
【受講者の声】
課題研究のテーマが決まり,クレーンゲームの製作に向けて調べながら進めることができました。Arduinoについて学んだ分野を生かしながら,ドットマトリクスLEDの制御やスピーカーで曲を鳴らすなど,今後も調べながら製作していきたいと思います。
本日から各自,各グループの課題研究がスタートしました。研究テーマとその概要を決定しました。これまで研修を通して学んだことを生かして,勤務校の特色を踏まえた研究と発表ができるよう,課題意識もって,研究に取り組んでいきたいと思います。
今まで受講してきた内容を生かして,ドローンに関する研究をしたいと思っていますが,明確なコンセプトをもって研究テーマを決めていきたいと思います。また,研究に必要な道具や材料を事前に確認し,計画的に進めたいと思います。
本日の研修は,各自が研究テーマに沿って,課題研究を進めました。
情報システムコース「課題研究2」
農業科と工業科という異なる専門のペアで,農業生産における換気や灌水といった一般管理作業を,IoTデバイス(ESP32-DevKitC)を用いて気温や土壌水分量データを測定し,必要に応じて灌水作業ができる遠隔監視・制御システムの開発に取り組んでいます。本日は,灌水チューブと換気ルーバーの取り付け位置を確認したり,ネットワーク環境の計画を立てたりしました。
継続研修で学んだArduinoによる制御の知識を活用し,「課題研究」の授業で生徒とともに設計やプログラムについて考えながら,「鹿児島・日置地区専門高校フェスタ」に作品を出展し,中学生に体験してもらう中で工業教育の魅力を少しでも伝えることができるよう,クレーンゲームの製作に取り組みました。
Pythonを用いてドローンの制御を行いました。他の研修者のアドバイスをもらいながら改良を重ねたことで垂直浮上からの様々な制御につなげることができました。
情報コンテンツコース「課題研究2」
Googleサイトを活用した電子連絡帳を作成するために,Google Formsやスプレッドのリンクを貼るなどして,容易にやりとりができる掲示板を作成しました。
GASを用いてGoogleサイトやGoogle Formsに反映できるように,試行錯誤しながらコードの記述を行いました。活用しやすいものができるようにしっかり取り組んでいきたいです。
GASを活用して,スプレッドシートとGoogle Formsを連携させて,自動で問題が作成される教材の作成などを行いました。
【受講者の声】
課題研究において,工業と農業を融合させたIoTに関連する研究をし,発表することにしました。工業の先生が制作した灌水チューブと換気ルーバーの取り付け位置を確認したり,離れた場所でのセンサーの実証試験もするので,ネットワークの構築についての検討も行いました。特にネットワークについては,セキュリティ上の課題等もあるので,IoTの成果及び業務の効率化の観点からモバイルルーターを使用して研究を進めることにしました。連携をしっかりとって,計画的に進めたいと思います。
テーマを前回設定してから本日までの間に,生徒が見通しを持って学習に取り組めるように,Google Classroomを用いて,連絡事項を伝えるなど実践したところ,自然と連絡事項をタブレットで確認ができるようになってきました。この二週間の実践の成果と今後取り組んでいく内容を整理し,発表会に向けての準備を少しずつ進めることができました。
生徒が手軽に自分の端末で,繰り返し問題を解けるようなプログラムの教材作成に取り組みました。GASとGoogle Formsを連携した仕組みを作り上げることが難しかったです。自動で問題が更新されるような処理ができるようなプログラムを組むことが今の課題です。次の研修までに,学校でできるところまで進めておきたいと思います。
本日の研修は,各自が研究テーマに沿って,課題研究を進めました。
情報システムコース「課題研究3」
クレーンゲームの製作において,流れる文字の点灯制御の回路を作製しました。
農業科と工業科の専門分野のペアは,市来農芸高校でイチゴのビニールハウスで,Iotデバイス(ESP32)と温度センサーや土壌水分センサを接続し,電磁弁の動作確認を行いました。Iotデバイス(ESP32)とWi-Fiの接続にやや課題があるものの,設定した条件できちんと灌水し,少しずつ研究を進めることができました。引き続き, 換気ルーバーの動作やクラウド監視が不十分なので,その課題を改善しながら,次の検証で十分な結果が得られるように進めていきます。
情報コンテンツコース「課題研究3」
Googleサイトを活用し,Google Formsやスプレッドシートのリンクを貼るなどして,設定等を見直しました。また,前回に引き続き,GASを活用してスプレッドシートとGoogle Formsを連携させて,自動で問題が作成される教材の作成などを行いました。発表会の準備のため,資料やプレゼンの作成を行いました。
【受講者の声】
今回は,Arduinoでドットマトリクスの制御について研究を進めました。32×8のドットマトリクスをつなげて,64×8のドットマトリクスを作り,文字を表示させるように考えました。最後の発表に向けて作品を仕上げていきたいと思います。
市来農芸高校のイチゴ栽培をしているビニールハウスで温度センサとモータ,電磁弁の動作確認を行いました。ESP32とWi-Fiの接続に少し課題がありました。一日中ハウス内で過ごしましたが,日照のわずかな変化で,ハウス内の温度が頻繁に上下するので,作業者が実際に気温管理をするのは大変なことだと痛感しました。次も検証実験を行いますが,発表会も近いのでしっかりと準備を進めていきたいです。
ESP32に温度センサと土壌水分センサを接続し,アナログの機器(温度計,土壌水分計)との値から補正をかけて,設定した条件で灌水するか実験しました。設定どおりに作動する様子を見たときはとても感動しました。まだ,換気ルーバーの動きやクラウド監視が不十分なので,次の検証できちんと作動する設定ができるように進めていきたいです。
前回に引き続き,GASの修正を行ったり,発表用の資料を作成したりしました。研究テーマについて,プレゼンテーションで分かりやすく伝えられるように考えながら制作しましたが,なかなか進みませんでした。GASとGoogle Formsと連携した仕組みを完成させ,生徒が効果的に活用できるようにしたいです。また,発表会に向けて,プレゼンテーションの作成も進めていきたいです。
本日の研修は,各自の研究テーマに沿って課題研究を進めたり,発表会の準備をしました。
情報システムコース「課題研究4」
クレーンゲームなど完成した作品を確認したり,次回の発表会リハーサルに向けて,スライドや発表の資料を作成・修正を行いました。
農業科と工業科の専門分野のペアは,前回に引き続き,市来農芸高校でイチゴのビニールハウスで,IoTデバイスによる実証実験を行いました。換気システムのルーバーの取付や温度と水の管理を制御しつつ,そのデータをWi-Fiに接続し,スマートフォンを使用し,クラウドで確認をしました。イチゴの生育も順調で甘みも酸味もベストな状態でした。次は,発表会に向けて,スライドや資料等をまとめていきます。
情報コンテンツコース「課題研究4」
次回の発表会リハーサルに向けて,スライドや発表の資料を作成・修正を行いました。昨年度の発表会の様子を映像で見たり,他の受講者とスライドの見やすさや内容について,意見を交換しながら進めました。
研修の回数も残り2回となり,いよいよ2月16日は,発表会となります。これまでの研究してきた成果を十分に発揮していただきたいです。
【受講者の声】
今回も市来農芸高校のイチゴ栽培をしているビニールハウスで実証実験を行いました。午前中は,ビニルハウスに換気ルーバーの取付作業とモータの動作確認を行いました。午後は,センサで読み取った気温と土壌水分の数値をWi-Fiを通じてクラウド監視できるか検証しました。センサが読み取る値の誤差など,まだ改善すべき点はありますが,大まかな研究目標は達成できました。来週の発表のリハーサルに向けてスライドの修正等,計画的に進めたいと思います。
発表に向けて,スライドの作成に取り組みました。前年度の継続研修の発表会の様子を見て,スライドの文字の大きさや見えやすさ,伝える内容などを工夫されていました。これらを参考にしながらスライドの作成を行いました。発表の形式を考えながらスライドの完成,発表練習の準備を進めていきたいです。
発表会に向けて資料やスライドの修正や更新を行いました。過去の発表会の映像や資料を拝見し,本番の様子を想像することができました。また,他の受講者の先生のスライドも参考にさせていただいたので,しっかりまとめていきたいと思います。
本日の研修は,各自の研究テーマに沿った課題研究の発表会リハーサルをしました。
「課題研究5」リハーサル
午前は,発表会に向けてスライドの修正や発表の練習等を行いました。午後は,本番と同じようにリハーサルを行いました。緊張しながらも,これまでの研究してきたことをスライドを用いて発表しました。発表時間やスライドの見せ方などを意識したリハーサルとなりました。その後は,お互いに確認しながらスライドや口述の修正・資料の作成を行いました。
次回の2月16日は,発表会本番となります。これまでの研究してきた成果を十分に発揮していただきたいです。
【受講者の声】
発表会に向けて,資料の作成や最終確認を行いました。よりよい発表になるように,スライドの修正や他の先生方の良いところを取り入れて,リハーサルを行いました。発表会までに時間があるので,生徒の頑張りとともにICTの活用が進んでいく様子が伝わるような発表ができるように,最後まで改善しながら仕上げたいと思います。
今回初めて,通してのリハーサルを行い,訂正が必要な部分や気を付けるべきことが分かりました。他の先生方の発表を見て,自分の発表でも取り入れたいと思うことがありました。発表当日まで,研究内容が伝わるようにしっかりと練習を行い,落ち着いて発表できるように頑張りたいと思います。
午前中は,発表資料の調整や修正を行いました。また,農業の先生のパソコンでもESP32を動かすことができたので,展示も何とかなりそうでほっとしました。リハーサルに向けてのスライド作成は,ギリギリではありましたが,完成させ発表することができました。今回指摘のあった部分を修正し,本番に臨みたいと思います。(農業と工業のペア)
高等学校等情報教育継続研修発表会
大原台講堂にて継続研修者が,本年度の研修を基に「課題研究」として取り組んだ内容を発表しました。
制作した作品についての説明をはじめとして,1年間の研修成果や今後,学校や生徒にどのように還元していくかという目標なども盛り込まれた内容でした。
Arduinoを活用した作品製作やICTを活用した研究,Googleのアプリケーションを活用した研究,工業と農業の教科横断的な研究など,バラエティーに富んだ発表会となりました。
[発表テーマ]
<情報システムコース>
・Arduino制御によるクレーンゲームの製作
・継続研修を生かした実習テーマの見直し
・IoTデバイスを活用したイチゴ栽培環境の制御につい て
<情報コンテンツコース>
・ICTを活用した授業改善について
・実学・実習によるビジネス教育活動でのICT活用につ いて
・保護者と連携を図るためのGoogle サイトの活用につ いて
・学習の見通しがもてるようなICT活用
・Google サイトを用いた指導者用共有コンテンツの作成と運用
高等学校等情報教育継続研修修了式
発表会に続いて修了式を行いました。
9人の研修者が一年間の研修を無事終えることができました。
【研修を終えての感想】
〇 これまで受けてきた様々な研修は,日頃の校務等と併せてこなしてきた感じでもったいない気がしていたが,この継続研修は年間を通して1日集中して取り組むことができ,充実した研修でした。最近,コンテストに出品する作品のアイディアが枯渇気味なので今回,農業と連携して研修したことを更に深め,アイディア創出に取り組みたいと思います。
〇 本日をもって20回の研修が終わりました。課題研究に取り組む際に,研究の進め方など難しい面がありましたが,先生方のアドバイスや同期の仲間たちに助けられながら,進めることができました。来年度の3年生を対象とした作品製作をしたいと思い,幅広く課題設定してしまったので発表までに時間がかかり,苦労しました。これは,来年度の課題研究に生かすべきだと感じました。しかし,現状の電気科の実習テーマの見直しをしたいと思い,そのような形になりましたが,充実した研究ができたと思っています。あっという間の期間でしたが,今後も継続して学校に還元したいと思います。
〇 年間の継続研修を通して,情報に関する多くの内容を学ぶことができました。情報システムコースでは,学びたかったArduinoに関する内容を学ぶことができ,課題研究の授業に還元することもできたのでよかったです。その他に学んだ制御に関する内容も今後時間をかけて学習し,課題研究や実習授業に取り入れていけるようにしていきたいです。1年間,学んだ内容を振り返り,生徒や先生方に還元できるように今後も継続して学んでいきたいと思います。
〇 受講前は情報システムコースを選択することへの不安(内容の難しさ)やVBA等も学びたいということもあり,コース選択を迷いましたが,情報システムコースを選択してよかったと思いました。そのなかで,チームアップして課題研究に取り組めたことが,何よりの成果だと感じました。教科間連携によって,情報教育に取り組む環境ができれば,専門教科の枠を超えた「生きた教材」として生徒の深い学びにつながると思います。その一方で,高い意識を持っていたとしても,それを進めることが負担になると懸念されるので,継続研修以外でも教科間連携できる環境設定できれば,鹿児島県の教育は一層飛躍していくと思います。
〇 情報に関する様々な学習を通して,県内のICT教育推進のために自身ができることは何か考えることができました。環境や苦手意識を理由に,敬遠してしまう先生方の橋渡しとしての役目を今後果たしていきたいと思います。社会変化が多様なこれからの社会に出て行く生徒に対して,変化に対応できる柔軟さと変化しても変わらない信念を兼ね備えた指導を目標に自身の研鑽に励みたいと思います。1年間,様々な学科の先生方との交流の中から多くの有意義な経験ができました。これからもこの交流を大切にしていきたいと思います。
〇 基本的な内容から,応用的な内容まで幅広く学ぶことができました。年々変化する情報教育に関する知識をセンターの職員の方々が更新しながら教えてくださり,新しいことに全然注目していない私には大変勉強になりました。また,共に受講している先生方と休憩時間に学校の情報交換をしたり,情報機器に関する話をしたりすることも刺激になりました。パソコンといえばワープロ機能,タブレットといえば写真や動画編集機能など,あまり活用していなかった私ですが,今回多くの事を研修で学んだので,今後も継続して生かしていきたいと思います。
〇 年間通して自身の知識や技術を深めることができました。また,同期の先生方から学べることも多く,実りある研修となりました。ExcelのマクロやGoogle Apps Scriptなど未知な部分があり,貴重な経験・学びとなりました。私自身,ExcelのマクロやGoogle Apps Scriptを十分に使いこなせていないので,長期休業の期間を利用してこれらの理解を深めていきたいと思います。今後,特別支援学校の課題をICTの観点で解決できる部分はICTを活用し,校務の改善につなげていきたいと思います。
〇 少人数での受講だったので,講師の先生や他の受講者の先生方とも距離が近く,学校の実情(教員や生徒が端末を持っていないことやネットワーク環境が弱いことなど)を踏まえていろいろな相談ができ、とても勉強になりました。また,本日の発表会では、多少のトラブルはあったものの,これまでに取り組んできた課題研究の内容を,落ち着いて発表することができ,達成感を得ることができました。改めて他の受講者の発表を聞き,今後の参考にしたい内容も多く,勉強になりました。
〇 ICT活用の技術を学びたいと思い,この研修に参加させていただきました。全20回の研修を終えて,この研修に参加でき,本当に良かったと感じています。情報教育の内容や動画制作,情報モラル,プログラミングなど多くのことを理解し,習得することができました。課題研究では,私の課題解決に向け,何度もアドバイスをしていただいたおかげで,課題研究に取り組むことができました。今後もさらに継続して研修に取り組み,ブラッシュアップしていきたいと思います。