当院では「安心して通える矯正歯科」を目指し、丁寧なカウンセリングと、
患者さま一人ひとりに合わせた治療プランをご提案しています。
矯正治療は、見た目だけでなく、噛み合わせやお口の健康にも大きな影響を与えます。
だからこそ、十分な説明と納得の上で治療を進めることがとても大切だと考えています。
初めての方でも、どんな些細なお悩みでも構いません。
どうぞお気軽にご相談ください。
矯正治療を通じて、皆さまの笑顔と自信を引き出せたら幸いです。
上村矯正歯科 クリニック
矯正歯科・予防歯科
院長 上村茂樹(日本矯正歯科学会認定医)
027-221-1226
〒371-0805 前橋市南町3-50-3
お子さまの矯正治療は、将来の歯並びや顎の成長にとってとても大切なタイミングです。
「前歯が重なって生えてきた」「口がぽかんと開いている」「噛み合わせが深い」など、気になる症状があれば、まずはお気軽にご相談ください。
小児矯正(Ⅰ期治療)では、 主に夜間のみ使用する装置を用いることで、あごの成長をコントロールしたり、歯が並ぶスペースを確保したりすることを目的とします。永久歯が生えそろう前に対応することで、ワイヤーを用いた仕上げ矯正(Ⅱ期治療)が不要になる場合や、治療を短縮できるケースもあります。
治療開始の目安は6〜9歳ごろが一般的です。
定期的な経過観察のみで済むお子さまもいらっしゃいますので、「矯正すべきかどうか分からない」という段階でも、お気軽に初診相談をご利用ください。
※治療の必要性や開始時期には個人差があります。
Ⅰ期治療(骨格やあごのバランスを整える治療)が終了し、永久歯が生えそろったタイミングで行うのが、Ⅱ期治療(仕上げ矯正)です。
この段階では、歯の一本一本を理想的な位置へ動かすことを目的とし、主にワイヤー矯正を用いて仕上げていきます。
✅ Ⅱ期治療の特長
噛み合わせ・歯並びの細かな調整が可能
審美面と機能面の両方をバランスよく改善
将来のむし歯や歯周病のリスク軽減にもつながる可能性
✅ 使用する装置について
お子さまの性格やご希望に応じて、
表側矯正(ワイヤー)
取り外し可能なマウスピース型矯正(※適応がある場合)
などから、適した装置を検討・ご提案いたします。
✅ 治療開始の目安
永久歯が生えそろう小学校高学年〜中学生ごろが一般的な目安ですが、お口の状態によって前後します。
Ⅰ期治療を行っていない場合でも、Ⅱ期治療からの開始が可能なケースもありますので、まずは一度ご相談ください。
※治療期間の目安は2年〜3年程度ですが、個人差があります。
※症例によってはⅠ期治療を省略し、Ⅱ期治療のみで対応する場合もあります。
※装置の種類や使用期間によって費用が異なります。
矯正治療は、お子さまの人生に長く影響する大切な医療です。
当院では、お子さま・保護者の方双方にご納得いただけるよう、丁寧な説明とサポートを心がけています。
インハウスアライナーとは、
クリニックの中で作るマウスピース矯正のことです。
大きな工場で作るタイプとはちがって、
歯医者さんが自分の手でしっかり管理しながら進めていくスタイルです!
作り直しや変更がすぐできる!
→ 治療の途中でも必要に応じて対応できるから安心。
スタートが早い!
→ 外注しないので、最初のマウスピースができるまでがスピーディー!
費用もおさえめ!
→ 工場への依頼料がかからない分、比較的リーズナブルです。
できる範囲に限りがある
→ 歯並びがとても複雑な場合には、ほかの方法が必要なこともあります。
継続はちから
→ マウスピース矯正では継続することがとても大事です!
インハウスアライナーは、
「軽め~中くらいの歯並び治療を、早く・手ごろに始めたい!」
そんな方にぴったりの選択肢です。
どんな矯正方法がベストか、まずは診断でしっかりお話ししましょう!
私たちが日常的に摂取している「砂糖」、特にスクロース(ショ糖)は、虫歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)の形成に深く関係しています。歯の健康を守るためには、食生活やブラッシングのタイミングだけでなく、定期的なプロフェッショナルケアや予防処置も重要です。
スクロースは、グルコースとフルクトースが結合した二糖類で、他の糖にはない高エネルギー結合を持っています。この結合のおかげで、口腔内のむし歯原因菌(例:ミュータンス菌)はスクロースから効率よく以下の2種類の物質を作り出します。
水溶性グルカン:プラーク形成の初期段階に関与し、細菌同士を粘着させる働き。
不溶性グルカン:時間経過とともに主成分となり、歯の表面にしっかりとこびりつく強固な構造を形成。
これらはいずれもスクロースのみから合成されるもので、他の糖(ブドウ糖や果糖など)ではこのような粘着性の高い物質は作られません。
食後すぐ(〜1時間):水溶性グルカンが優位で、プラークは柔らかく除去しやすい。
2〜4時間後以降:不溶性グルカンが支配的となり、プラークは成熟。除去しにくくなる。
夜間:唾液量が減少し、細菌の活動が活発になるため特に危険。
したがって、砂糖摂取後は30分〜1時間以内にブラッシングすることが理想的です。これにより、成熟プラークの形成を未然に防ぐことができます。
どれほど丁寧に毎日歯磨きをしていても、以下のような課題が残ります。
磨き残し(歯と歯の間、奥歯の奥、歯列不正部位)
歯ブラシが届きにくい小窩裂溝(奥歯の溝)
プラークが石灰化した歯石
そのため、以下のような定期的なプロフェッショナルケアと予防処置が不可欠です。
● PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)
歯科医院で行う機械的な歯面清掃。
歯ブラシでは落とせないプラーク・バイオフィルムや歯石を徹底的に除去し、再付着しにくい環境を整えます。
3〜6ヶ月に1回の定期受診が推奨されます。
● シーラント(小窩裂溝填塞)
歯ブラシが届きにくい**奥歯の溝(小窩裂溝)**にプラスチック樹脂を流し込んで封鎖し、細菌の侵入と食物残渣の停滞を防ぎます。
小児期〜思春期のむし歯予防に特に効果的ですが、成人でも状況に応じて適応されます。
スクロースは、むし歯菌が水溶性・不溶性グルカンを作り出すための特異な糖であり、時間とともにプラークが成熟して除去困難になります。
そのため、食後早めのブラッシングに加えて、
PMTCやシーラントなどの予防処置を定期的に受けることで、長期的に健康な口腔環境を保つことが可能になります。
「日々のセルフケア」+「定期的なプロフェッショナルケア」=最も確実なむし歯・歯周病予防策です。
通常の矯正治療では、金属製のブラケットやワイヤーが使われています。
しかし中には、金属にアレルギーを持っていて、
ピアスやネックレスでかぶれたことがある
以前、歯科治療で口の中がただれた
パッチテストで金属アレルギーと診断された
という方もいらっしゃいます。
📌矯正用金属材料でよく含まれる金属元素一覧
金属元素 含有可能な材料 アレルゲン度
ニッケル(Ni) NiTiワイヤー、ステンレス鋼 ★★★★★(高)
クロム(Cr) ステンレス鋼、Co-Cr合金 ★★★★☆
亜鉛(Zn) 銀ろう、ステンレスの微量成分 ★★★☆☆
銀(Ag) 銀ろう、Ag-Pd合金など ★★☆☆☆
鉄(Fe) ステンレス鋼 ★☆☆☆☆(稀)
当院では、アレルギーに配慮した「金属フリー」「低アレルギー素材」の矯正治療をご用意しています。
部位 使用材料 特徴
ブラケット/チューブ セラミック製/純チタン製 亜鉛・ニッケルなどのアレルギー原因金属を含まない
ワイヤー チタン合金やゴムメタル 柔軟で歯に優しく、生体親和性が高い
可撤式装置 ゴムメタル+アクリル樹脂床 取り外し式で安心
必要に応じて、**皮膚科で金属アレルギー検査(パッチテスト)**を受けていただきます。
材料の成分情報(MSDS)を確認し、安全な装置を選びます。
治療中も定期的にお口の状態を確認し、粘膜や皮膚に異常がないか細かくチェックします。
金属アレルギーがあるからといって、矯正治療をあきらめる必要はありません。
相談しながら、お一人お一人に合った治療計画を立てることができます。
アレルギーのない方と同じように、きれいな歯並びを目指せます。
金属アレルギーについて不安なことがありましたら、いつでもご相談ください。
初診時のカウンセリングで丁寧にご説明し、安心して治療が受けられるようにサポートいたします。
▶ 奥歯の溝(咬合面の裂溝)
…汚れがたまりやすく、特に虫歯になりやすい!
▶ 歯と歯の間(歯間部)
…歯ブラシの毛先が届きにくく、見えづらい部分。
▶ 歯と歯ぐきの境目(歯肉移行部)
…磨き残しが出やすく、歯ぐきの炎症の原因にも。
✅ シーラント処置(咬合面)
奥歯の溝をあらかじめ樹脂でふさぎ、虫歯菌の侵入をブロック!
✅ フッ化物洗口(歯間部)
毎日の洗口で歯全体を強化。フッ素が歯の再石灰化を助けます。
✅ フッ素徐放性コーティング(歯肉移行部)
歯ぐきに近い部分をコーティングし、フッ素の効果を長持ちさせます。
※治療の効果には個人差があります。
🪥 予防の基本は「歯磨き」
☑ 食べたらすぐ歯を磨く
☑ フロスや仕上げ磨きで細かいところもケア
☑ 仕上げ磨きは小学校中学年くらいまでが目安です!
🔶 生えたばかりの歯(幼若永久歯)は特に虫歯に弱い!
🔶 必要に応じて、予防処置も行えます
✖ 甘いものを「だらだら食べ」しない
✖ ジュースやスポーツドリンクの常飲は避ける
🍚 食後のうがい・歯みがきを忘れずに!
💠 虫歯になりやすい場所は決まっています
💠 それぞれに合った「予防処置」が効果的
💠 毎日の習慣+定期チェックで、強くて健康な歯を育てましょう!