公募・手続き
Application Procedures
Application Procedures
What’s New
2025.11.19 令和8(2026)年度共同利用・共同研究「発展型」「FYRES型」「提案型第一期」 の公募を受付中です。応募締切:2025年12月26日
「触媒科学計測共同研究拠点」(以下「本拠点」という。)は,北海道大学触媒科学研究所(ICAT),大阪公立大学人工光合成研究センター(ReCAP),産業技術総合研究所触媒化学研究部門,東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS,学術協力機関として参画)からなる,文部科学省共同利用・共同研究拠点制度により認定されたネットワーク共同研究拠点です。触媒や人工光合成などの中核領域における共同研究に加え,異分野間の融合・連携を一層促進するために,固体触媒,分子触媒,生物触媒分野間の共同研究をはじめとする多様性のある学際共同研究を推進します。SRISの協力により次世代放射光源を活用する計測科学分野との共同研究を促進します。
本拠点は,下記のとおり共同利用・共同研究を公募いたします。若手研究者,女性研究者からの研究提案を積極的に支援します。
(1)提案型
自由な発想に基づいた,萌芽的,試験的,準備的な研究課題の公募を行います。年2回の公募時期を設定します。詳細は,下記の要項2をご覧ください。
なお,同時期に提案型における複数件の課題申請はできません。
(2)発展型
本拠点との共同研究成果を発展させるための研究課題の公募を行います。詳細は,下記の要項2をご覧ください。
なお,発展型に応募すると提案型との同時申請となり,発展型で不採択の場合は提案型としても審査されます。
(3)Fostering-Young-ResearcherS(FYRES)型(40歳未満)
本拠点との共同研究成果を一層発展させるための若手研究者(40歳未満:2027年3月31日時点)からの研究課題を公募します。研究者が本拠点に滞在し,研究設備などを利用しつつ本拠点の研究者と密度の高い共同研究を実施できます。複数の研究機関(海外を含む)からの研究者の参画が可能です。FYRES型では,本拠点のイベントなどを通して,採択された若手研究者の活躍を支援することにより,次世代の触媒研究者を育成します。詳細は,下記の要項2をご覧ください。
なお,FYRES型に応募すると提案型との同時申請となり,FYRES型で不採択の場合は提案型としても審査されます。
(4)オンデマンド型
本拠点の研究者が窓口となり拠点内の共通装置や各研究者の保有する装置が利用できます。専門的・技術的な相談や試験的な実験や分析に関する依頼を随時受け付けています。本拠点は経費を負担しません。詳細は,下記の要項2をご覧ください。
(5)若手招待講演型
若手触媒研究者に対し国際舞台での活躍を支援し,触媒研究の中核となって活躍できる若手研究者の育成・活性化を目指します。海外の著名な研究機関において研究成果の発表を希望する若手研究者を対象に,本拠点が主催する情報発信型国際シンポジウムの招待講演枠を提供するとともに,渡航費の一部を補助します。本公募区分は触媒学会との共同企画です。詳細は,触媒学会を通して告知される公募情報(http://www.shokubai.org/)をご覧ください。
(6)客員研究員
本拠点研究者と継続的・組織的に協力して,共同利用・共同研究を進める意欲的な研究者を客員研究員として若干名募集いたします。詳細は,受入する機関が示す募集要項をご覧ください。
7)実践研修
拠点外の研究者,学生に対して触媒に関する研修の場を提供しています。詳細は,受入する機関が示す募集要項をご覧ください。
(8)研究集会支援
触媒に関する研究集会の開催について,開催経費の一部を本拠点が支援します。本拠点との共同開催となります。下記の要項3をご覧ください。
(9)被災研究者支援型
⾃然災害やその他の災害による被災の影響を受け,研究の遂⾏に⽀障をきたしている⼤学および研究機関等の研究者の活動を⽀援するための公募を行います。募集は随時受け付けています。詳細は下記要項2をご覧ください。
2. 提案型,発展型,FYRES型,被災研究者支援型の詳細
2-1.事前相談
共同利用・共同研究の受入研究者が研究分担者となります。なお,申請に当たっては,受入を希望する研究者と課題設定及び研究計画について事前相談が必要です。拠点内の受入研究者の研究概要と連絡先については別表Ⅰを参照願います。本拠点は居室,研究環境などを提供できます。受け入れ研究者と利用可能な装置の関係は別表Iのリンクを参照願います。
2-2.研究期間
研究期間は表1記載の期間とします。 なお,継続申請が可能ですが,採否は年度ごとに審査によって決定します。また,発展型,FYRES型 を継続して実施できる年数は2年を限度とします。
2-3.研究経費
(1) 研究費
共同利用・共同研究の経費は,予算の範囲内(下表参照)において本拠点が負担します。オンデマンド型については,当拠点は経費を負担しません。
購入可能な物品は,受入研究機関により異なります。また,申請課題の遂行上必要なものに限ります。
なお,経費の執行手続きについては,受入研究者の所属する事務担当(別表II)に確認願います。
(2) 複数機関の受入研究者を研究分担者とする課題への研究費の追加配分
本拠点は3つの研究機関で構成されています。この連携の強みを活かすため、3機関のうち2機関以上の受入研究者が研究分担者として参加する研究提案を特に歓迎します。
提案型(第一期)、発展型、FYRES型の各課題のうち、2機関以上の受入研究者が研究分担者として参画する場合には、表1に示す研究費に加え、次のとおり研究費を追加配分します。
発展型・FYRES型:2機関の場合 10万円、3機関の場合 20万円
提案型:2機関の場合 5万円、3機関の場合 10万円
2-4.申請資格
申請をする研究代表者は,国籍を問わず,拠点外の国公私立大学,公的研究機関及び民間企業に所属している研究者またはこれに準ずる研究者であると本拠点本部長が認めた者とし,海外の研究機関に所属する研究者も含まれます。
研究代表者は,当該研究を遂行するため,本拠点の受入研究者である研究分担者に加えて,上記資格を有する国内外の研究者や大学院生(学部学生は除く)を「研究分担者」として加えることができます。なお,研究分担者に加える場合には,事前に受入研究者の承諾を得てください。
2-5.申請方法
提案型,発展型,FYRES型は拠点申請システム(https://kyoten-gw.cat.hokudai.ac.jp/users/login)を通して,上記締切日までに申請願います。被災研究者支援型は申請書(別紙様式3)に必要事項を記入し,電子メールで申請してください。オンデマンド型は申請書(別紙様式1)の電子メール送信にて申請願います。(提出先:colab-navigator@cat.hokudai.ac.jp)。
2-6.申請書提出期限
下記表1に記載の応募締切を厳守してください。オンデマンド型,被災研究者支援型については,随時申請できます。
2-7.選考
採否,採択額については,本拠点課題等審査専門委員会の議を経て,本拠点本部委員会で決定します。
発展型,FYRES型の評価については,申請者の提案内容に加え,以下の項目をもとに拠点への貢献度を評価します。
・拠点内研究者との共著論文数: 申請者が過去5年間に当該拠点の研究者との共著で発表した論文の数。
・共同研究課題採択数: 申請者が過去5年間に共同研究として採択された課題の数。
・拠点への謝辞入り論文数: 申請者が過去5年間に発表した論文の中で,当該拠点に謝辞を記載した論文の数。
上記評価項目には,令和3年度までに北海道大学触媒科学研究拠点および大阪市立大学人工光合成研究拠点を利用した研究成果を含みます。
2-8.採否の通知
本拠点より,直接申請者へお知らせします。採択後,拠点申請システムを通してまたは電子メールで速やかに「共同利用・共同研究承諾書」(別紙様式4)を提出していただきます。
オンデマンド型については受入研究者より,直接,申請者へお知らせします。「共同利用・共同研究承諾書」の提出は不要です。
2-9.共同利用・共同研究報告の提出,論文発表など
(1) 共同利用・共同研究報告書
共同研究実施期間終了後30日以内に,「共同利用・共同研究報告書(別紙様式5または6) 」を作成し,拠点申請システムを通してまたは電子メールで提出願います。報告書は本拠点ウェブサイトに掲載し,公開させていただく予定です。
(2) 論文発表
共同研究によって得た成果を論文等で公表する場合は,本拠点の共同利用・共同研究で得られた成果である旨を謝辞として次のように論文等に明記してください。発表後は,本拠点の拠点申請システムを通して報告願います。
(和文)触媒科学計測共同研究拠点共同利用・共同研究に基づき実施された(採択番号...)。
(英文)This study was supported by the Joint Usage/Research Center for Catalysis. (Proposal#.........)
(3) 知的財産権の取り扱いについて
本共同利用・共同研究によって生じた知的財産権の取扱いについては,速やかに所属機関との間で別途協議するものとします。
3. 拠点研究集会支援
3-1.事前相談
申請に当たっては,受入を希望する研究者と開催計画について事前相談が必要です。拠点内の受入研究者の研究概要と連絡先については,別表Ⅰを参照願います。
3-2.共催または協賛について
研究集会を開催するに当たっては,本拠点を共催または協賛としてポスター等告知物に記載ください。
3-3.開催経費
招待講演者の招へい旅費または講演料の一部を本拠点が負担します。一集会につき,上限額30万円まで支援します。
なお,経費の執行手続きについては,受入研究者の所属する事務担当(別表II)に確認願います。
3-4.申請資格
国籍を問わず,拠点外の国公私立大学,公的研究機関及び民間企業に所属している研究者またはこれに準ずる研究者であると本拠点本部長が認めた者とし,海外の研究機関に所属する研究者も含まれます。
3-5.申請方法
申請書(別紙様式2)の電子メール送信にて申請願います。 (提出先:colab-navigator@cat.hokudai.ac.jp)。
3-6.報告の提出,論文発表など
研究集会開催期間終了後30日以内に,「拠点研究集会報告書」を作成し,拠点申請システムを通してまたは電子メール(提出先:colab-navigator@cat.hokudai.ac.jp)で提出願います。レポートは2026年度の各種報告書等に掲載し,公開させていただく予定です。
4. コラボナビゲータ
触媒分野の研究者と共同研究したい、あるいは拠点の装置を利用したいが適切な受入研究者についてアドバイスが欲しいという方のために、コラボナビゲータを設置しております。また,公募全般に関することや,申請システムに関することなども下記の連絡先までお気軽にご相談ください。
コラボナビゲータ:colab-navigator@cat.hokudai.ac.jp