JSCES 夏季学生講演会ではこれまで、研究者・実務者としての生き方に興味を持ってもらうことを目的とし、進路の岐路に立つ大学院生(主にM1の学生)を対象に1泊2日のサマーキャンプを実施してきました。例年、初日の午後と2日目の午前中には産官学の研究者による計算力学や進路に関わる講演、学生の有志の皆さんによる夏季学生講演会を実施することで、主に博士号取得後の研究者としての様々なキャリアパスや体験を共有しつつ、学生さんたちの横のつながりを作る活動を行ってきました。上記の写真は2019年度、埼玉県長瀞町で実施した際の集合写真です。
新型コロナウイルスの影響で、2020年は残念ながら中止になり、2021年から2022年も、その影響によりオンサイト開催を断念している状況でした。しかしながら、コロナ禍によって普及したオンライン環境におけるコミュニケーションの普及を追い風とし、終息後のオンサイト開催につなげるべく、本年度は「オンラインスピンオフ企画」として、本学会の有志により、博士過程に在籍中の学生さんや研究者へのインタビューを実施していました。
今年度の2023年度は満を持して、オンサイト開催をする運びとなりました。皆さんのご参加お待ちしております!
実施概要・参加方法
実施概要
9月23日の13:00より開始し、9月24日の12:00ごろに解散します。初日は博士課程の学生の招待講演および、産官学の研究者の研究キャリアに関するプレゼンを実施します。二日目は参加者のみなさんに研究紹介ポスターを持参いただき、ポスターセッションを実施します。
基本情報
日時: 2023年9月23日 (土) 〜 24日 (日)
場所: 筑波ふれあいの里 (茨城県つくば市臼井2090-20 )
参加費:8,000円(宿泊費,セミナ参加費込)
※参加費は当日に現金支払いでお願いいたします
対象:大学院生(博士課程学生を優先),先着35名程度
ポスター発表形式
ポスター発表には、以下の2つのご準備をお願いします。
1日目に使用する indexing 発表スライド
自身の研究および2日目のポスター発表の概要を示すスライドです
16:9 の比率で作成し、10MB以内の pdf ファイルで提出をお願いします
スライドのテンプレートはなく自由に作成していただいて問題ありませんが、スライド内のどこかに氏名と所属の記入をお願いします
発表は自己紹介も兼ねて2分です
懇親会の前に互いの研究分野を知り、交流を活性化させる目的で行います
発表予定者は、9月21日までに下記フォームから提出をお願いします
2日目に使用するポスター
ポスターの最大サイズはA0 (841mm × 1189mm) とします
上記サイズに入る範囲であれば、どのような形式でも OK です (複数のA4を貼り付ける形式なども可)
事前提出の必要はなく、当日各々で持参をお願いします
参加登録フォーム
参加登録を締め切りました。 (参加登録期限:9月10日 (日) 23時59分まで)
こちらから indexing 発表スライドの提出をお願いします (提出期限:9月21日 (木) 23時59分まで)
※ indexing スライド提出には、google アカウントが必要になります。アカウントを持っておらず、どうしても作成したくない場合は jsces.camp@gmail.com にメールで送付をお願いします。
当日スケジュール
1日目:9月23日
12:30- 受付開始 (筑波ふれあいの里 実習舘 大会議室)
13:00- 開会挨拶: 磯部大吾郎
13:05-13:10 開会趣旨説明: 三目直登
セッション1 (司会進行: 西口浩司 (名古屋大学) )
13:10-13:30 研究者発表1: 金川哲也 (筑波大学)
博士進学と大学教員の実態と魅力(ある個性派教員の場合)
13:30-13:50 博士学生発表1: 才田大聖 (筑波大学)
橋梁の地震フラジリティ解析効率化のためのガウス過程回帰代替モデル構築
13:50-14:10 研究者発表2: 山下拓三 (防災科学技術研究所)
防災科研での業務を振り返って
14:10-14:30 博士学生発表2: 勝又稜平 (名古屋大学)
非定常流体の大規模並列トポロジー最適化
セッション2 (司会進行: 金子茂樹 (東京大学) )
15:00-15:20 研究者発表3: 武居周 (宮崎大学)
地方国立大学で研究をする、ということ
15:20-15:40 博士学生発表3: 鮎貝崇広 (筑波大学)
気泡を含む液体の流れを記述する基礎方程式の開発とマグマへの応用
15:40-16:00 研究者発表4: 三目直登 (筑波大学)
「プロジェクト運営型 (ベンチャー企業含む)」の大学教員キャリア
16:00-16:20 博士学生発表4: 出口翔太 (九州大学)
物理法則を組み込んだ機械学習モデルによる流体運動の逆解析
16:40-17:20 ポスター発表者の indexing 発表 (一人2分x人数)
17:30- 夕食 (バーベキュー)・懇親会
2日目:9月24日
8:30-9:30 朝食
ポスターセッション (発表者数により変動) (司会進行: 三目直登 (筑波大学) )
9:30-10:30 グループ1・ポスター発表
金川哲也
異方性を有する弾性膜で覆われた医療用マイクロバブルの非線形数理モデル
三目直登
複雑現象の並列数値解析のためのグラフ的一般化およびライブラリ開発戦略
森田直樹
グラフ構造に基づく領域分割型汎用並列線形ソルバライブラリと低次元化前処理
金子栄樹
POD-Galerkin 法を用いた流体構造連成解析
大村浩之
津波と建物群の挙動を統合的に予測するシミュレータの開発
辻勲平
地盤の浸透・洗掘・侵食問題に挑む ー粒子を用いた流体-地盤-構造連成シミュレーションー
10:30-11:30 グループ2・ポスター発表
松本久也
粒子法を用いた流体潤滑解析のための気体性キャビテーションモデルの開発
藤岡秀二郎
空間2次精度を有する2階微分モデルSPH (2)による高精度SPH法
馬込望
B-spline 関数を用いた重合メッシュ法の定量的精度評価
山野優大
季節荷重を考慮した送電鉄塔の損傷・修繕解析:部材損傷と修繕効果の評価
長谷川建
気泡を含む液体の弾性が超音波の弱非線形伝播に及ぼす影響の理論解析
権太裕樹
構造格子を用いた Graph Neural Network (GNN) による温度場解析
新舘京平
階層型領域分割を用いた MPI 並列環境における Local POD の開発
11:30-12:00 講評・表彰
・優秀ポスター賞受賞者:藤岡秀二郎 (九州大学)、長谷川建 (筑波大学)
12:00 閉会のあいさつ、写真撮影、解散
会場
[住所] 茨城県つくば市臼井2090-20
当日は、つくば駅駅前広場駐車場 (A3出口・バス5番乗り場付近) から送迎いたします。フォームにて事前希望の方は、11:30 に集合をお願いします。
つくば駅駅前広場駐車場
実行委員会
実行委員
実行委員長: 三目直登 (筑波大学)
副実行委員長: 森田直樹 (筑波大学)
幹事: 金川哲也 (筑波大学)
幹事: 大村浩之 (防災科学技術研究所)
磯部大吾郎 (筑波大学)
高橋昭如 (東京理科大学)
浅井光輝 (九州大学)
西口浩司 (名古屋大学)
金子茂樹 (東京大学)
辻勲平 (東北大学)
学生実行委員
鮎貝崇広 (筑波大学)
森部天仁 (名古屋大学)
出口翔太 (九州大学)
才田大聖 (筑波大学)
勝又稜平 (名古屋大学)
高荒圭佑 (名古屋大学)