新型コロナウイルス感染症対策について

1.はじめに

 この感染対策計画書は、日本体育測定評価学会第22回大会・第5回身体科学研究会(以下本会)開催における新型コロナウイルス感染症予防対策として実施すべき基本的事項をまとめたものである。

 2020年より世界中に感染が広がった新型コロナウイルスの感染は世界中で増減を繰り返し、いまだに収束がみられない。しかしながら、withコロナという言葉に代表されるように、ウイルスの特徴や防止策により感染対策を講じながら社会経済活動を行っていくことが可能になりつつある。マスクの着用、手指衛生、「3つの密(密閉・密集・密接)」を避けるという基本的な感染対策の徹底や、参加者の健康状態をもとに参加の可否を判断し、急な変更に対しても多様に対応していくことを踏まえ、本感染対策計画書は本会会場を設置・運営する場合の基本的事項を定め、参加者の健康を第一に感染防止努めると共に、関係者・第三者へ配慮した具体的な感染予防対策をガイドする。

 また、本会を現地開催するかどうかの判断にあたっては、会場が所在する神奈川県が発令する行動制限や、本会会場である東海大学湘南キャンパスの学内警戒レベルを踏まえて、適切に対応する。

 なお、本感染対策計画書に関しては、厚生労働省等公的機関の今後の対処方針変更や感染拡大の動向等を踏まえ、必要に応じて適宜改訂を行うものとする。



2.リスク評価

 本会開催に関して、感染リスクの評価を行い、そのリスクに応じた対策について検討する。また、その対策については、参加者等に事前に周知徹底する。

1)会場の設定

参加者の人数、プログラム内容に基づき、感染対策が講じることのできる会場の設定を行う。会場の各所に消毒用のアルコールなどを設置し、換気できない施設利用は使用しない。

 

2)感染状況

(1)地域の感染状況

2022年9月の時点では政府が強い行動制限を実施しないと明言しているが、国または自治体で行動制限が発令された場合、県境を越える移動が制限された場合にはオンライン開催などへの切り替えを行う。

 

(2)実施会場(東海大学湘南キャンパス)の感染状況

東海大学では学内警戒レベルを定め各レベルでの対応を求めている。

レベル0          感染者ゼロレベル

レベル1          維持すべきレベル

レベル2          警戒を強化するレベル

レベル3          対策を強化すべきレベル

レベル4          避けたいレベル

本会は感染レベル3以上の場合は、オンライン開催などへの切り替えを行う。

対面開催の場合には、学外者の入構は感染レベル1.2ともに「十分な感染対策をした上で、原則学生と学内関係者のみ入構可。学外者は申請・承認された者のみ入構可」、レベル0では「十分な感染対策をした上で制限なし」となり、学外者の参加は、感染レベル1.2では事前の参加登録が必要となる

 

3)参加者の健康状態・行動履歴

 参加者の過去1週間の健康状態の確認、過去1週間以内にクラスター発生施設への訪問歴がある場合、またそのような者との濃厚接触がある場合、過去1週間以内に新型コロナウイルス感染症陽性と診断された者との濃厚接触がある場合、過去1週間以内に同居している者に感染が疑われた場合には参加を見合わせる。症状がある場合にPCR検査・抗原検査で陰性が確認されている場合でも参加を見合わせる。 特に、全数把握の見直し政策により、陽性者と接した者を保健所が濃厚接触者として行動制限しないので、特に行動履歴を確認することが重要となる。



3.感染対策

接触感染と飛沫感染、エアロゾル感染の防止に努め、運営および参加するものへの感染防止をはかることが感染予防策の中心となる

l  3密を回避(密集、密接、密閉)する。身体的距離を確保する。

l  物理的に遮蔽(フェイスガード、眼鏡、アクリル板など)する

l  手洗いの励行や、手指を消毒(消毒用アルコール)する。

l  身の回りの消毒(0.05%次亜塩素酸ナトリウムなど:市販の液体塩素系漂白剤は6%なので100倍強に薄める)を行う。

l  正しくマスクを着用する。(不織布を推奨する。布マスク・ウレタンマスクは推奨されない)

l  滞在する場所の換気をする

l  感染のリスクが高い場面(飲食を伴う懇親会など、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、居場所の切り替わり)を回避する。(人ごみやマスクを外す会食など)

ワクチン接種は、接種していることが望ましいが参加者に強制されるものではない。

 

1)事前の準備

本会指定の「健康観察表兼同意書」の1週間分の提出を求め、健康状態に留意する。

「健康観察表兼同意書」提出を求め、各項目「37.0以上の発熱、強いだるさ、息苦しさ、のどの痛み、くしゃみ、咳・たん、味覚・嗅覚の変化、その他(嘔吐・腹痛・下痢等)」に該当する場合には来場を見合わせることを徹底する。提出時に同意が得られない場合も参加を見合わせる。

また、過去1週間以内にクラスター発生施設への訪問歴がある場合、またそのような者との濃厚接触がある場合、過去1週間以内に新型コロナウイルス感染症陽性と診断された者との濃厚接触がある場合、過去1週間以内に同居している者に感染が疑われた場合にも参加を見合わせる。

事前のPCR検査・抗原検査による陰性確認の提出は求めない。

2)当日確認

当日の健康状態を確認するために、入構時または施設に入る際に検温を実施し、37.0度以上の発熱がある場合(超える場合でも平熱から0.5度までと確認されれば可)、もしくは軽度であっても咳や咽頭痛などの症状がある場合は、会場への入場を制限する。

3)感染が疑われる場合

本会開催中に参加者に発熱等の発症者が出た場合には、発症者を速やかに退室させその後に、部屋の換気を行うなど具体的な対応を行う。

上記に加えて本会実行委員会は、下記の対策を講じ、周知徹底する。

(1)参加者の健康管理や発熱・咳等の症状があった場合の具体的な対応を周知する。

(2)事務局を構成するものに等に発熱・咳等の症状があった場合は、速やかに別室で隔離して運営業務を中止、帰宅させ、部屋の換気・使用した施設備品の消毒を行う。

(3)すべての作業の際には必ず不織布のマスクを着用し、処理後には必ず手洗いもしくは手指消毒を徹底する。

(4)密集が発生しないよう、参加者に適切な間隔の確保を促す。

(5)参加者に大声での会話を慎むように注意する。

(6)受付やトイレ等で行列ができた際には、間隔を空けて整列させる。

(7)移動の際、入退室の際にはアルコールによる手指消毒を促す。

 

大会_健康記録表.pdf

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     ご記入の上、当日受付までお持ちください。