日本ミトコンドリア学会主催の第20回日本ミトコンドリア学会年会を2021年(令和3年)12月9日(木)と10日(金)の2日間、学習院大学にて開催することになりました。
ミトコンドリアを対象とした科学研究は、近年の新たな生物学的役割の発見と、ミトコンドリアの機能異常が多くの病気に関わることから、益々の発展が大いに期待されています。本学会は、ミトコンドリアに関する研究発表・知識交換、国内外の他学会との連携を通じ、共同利益の増進を図ると共に、大きな発展を遂げてきました。本大会では、「すべての道はミトコンドリアに通ず」というテーマを設定しました。最近、ミトコンドリア研究がご専門ではない研究者がミトコンドリアの重要性に直面してご相談にいらっしゃることが多くなっています。そこで本大会では、ぜひそのような研究者にも参加していただき、ミトコンドリア研究者と互いの理解を深めることを目的としたシンポジウムを企画し、両分野の融合の深化を目指しています。また、ミトコンドリアと老化及び老化関連疾患の研究、ミトコンドリアを標的にした創薬など応用研究を推進することを目的としたシンポジウムを企画します。
コロナ禍の影響で、年会の準備が大幅に遅れ、学会員の皆様、参加を検討していただいていた皆様にはご迷惑をおかけいたしました。また、不慣れなハイブリッド開催ということもあり至らない点も多々あるかと存じますが、ご協力のほどお願い申し上げます。
多くの方々のご参加を心からお待ち申し上げます。
第20回日本ミトコンドリア学会年会
年会長 柳 茂