『健康という価値』を提供する
「健康」とは、年齢、性別、地域、文化、習慣、環境など、人によってそれぞれの考え方や定義が存在します。
そんな中でグループである下島愛生堂薬局を始め、私たちの会社でも「健康」を「自分らしく生活すること」と定義しています。
病気や障害、そして高齢になることでそれらが複数があると不自由さを感じ、不便さを感じるかもしれません。
しかし、それは確かに不便かもしれませんが、決して不幸ではないはずです。
例え足が悪くなって歩けなくなったとしても、認知症になってしまったとしても、病気や障害を含めて年齢を重ねることと向き合うサポートを行い、それらを受け入れながら“自分らしく生活する”ことで幸せでいられるのではないか。
ひいてはそれは“健康である”ことなのではないか。
そういった考えの下、特に現代において私たちが定義する「健康」とは、心身ともに「自分らしく生活すること」だと考えます。
それを目指して活動することが私たちじんしの存在意義・目的(パーパス)であると定めています。
私たちは誰からお金を頂いているのか
私たちが関わる利用者様は介護保険を利用し、主に1割の自己負担を支払っていただいていますが、残りの9割のお金は誰が支払っているのでしょうか?
答えは日本国民であり、地域住民です。
私たちが利用者様負担以外の介護保険請求した後に振り込まれているお金は、特に40歳以上が支払う「介護保険料」と、国・都・市の行政が公助のために若年層含めた地域住民から集める「税金」から構成された社会保障費から出ています。
つまり目の前にいる利用者様が利用する介護保険の大半は、介護サービスを直接利用しない国民・地域住民から間接的にお金を頂いていているのです。
つまり、介護サービスを直接利用しない国民・地域住民たちから「介護」という社会を支える社会インフラそのものを私たちは託されているのです。
そして私たちが価値を提供する相手は私たちがいる地域です。
「地域住民・地域企業」に価値提供をしていくことが、私たちの中核的価値観(コアバリュー)です。
愛が生まれる堂(どう/堂:人々が集まる場所)
事業所名の由来は、グループ会社であり大元の会社である「下島愛生堂薬局」から取りました。
また、「じんし」の由来にもなった「仁」とは、“人を愛すること”と定義しました。
この仁という愛を生むような人々(スタッフ)が集まる場所で在りたいという想いが込められています。
人は一人では生きていけないことと同様、「仁」も独りぼっちでは生まれないものです。
何かをすることで誰かが損して誰かが得するというものではなく、困ったときはお互い様の精神で助け合い、一人ひとりの弱みを皆でカバーし、皆の活動を一人ひとりが積極的に関わることで仁という真心・思いやりの心、すなわち愛が生まれ、そんな愛に包まれた場所に人々が集まってくる。
そして愛に溢れた人々が集まって利用者様や地域住民へ価値を提供していく。
私たちはそんな存在で在りたいと願っています。