会場 長崎県美術館
生物は、環境から取り込んだエネルギーを巧みに変換・利用することで生命活動を維持しています。呼吸、光合成、膜輸送、運動などの根幹を担う生体エネルギー変換機構の研究は、生物学のみならず、医学、薬学、理学、農学、工学など幅広い分野をつなぐ学際的な研究領域として発展してきました。1974年の日本生体エネルギー研究会発足以来、本研究会は分野や世代を超えて研究者が集い、自由闊達な議論を通じて新たな発想や共同研究を生み出す場として、半世紀にわたり重要な役割を果たしています。
第52回となる本討論会は、初めて長崎大学で開催いたします。
長崎大学は、日本で唯一の熱帯医学研究所を有し、感染症研究・国際保健研究の拠点として発展してきました。病原体の多くは宿主とは異なる特徴的なエネルギー代謝系を有しており、その理解は生命現象の解明だけでなく、新たな感染症治療薬や診断法の開発にも直結します。また、生体エネルギー研究は、微生物学、構造生物学、分子生物学、情報科学、創薬科学など多様な分野との融合が進み、基礎から応用まで幅広い展開を見せています。本討論会が、こうした異分野融合をさらに促進し、新たな研究の芽を育む機会となることを期待しています。
討論会では、口頭発表、ポスター発表に加え、分野を超えた活発な議論が行われるプログラムを予定しております。また、次世代の生体エネルギー研究を担う学生・若手研究者の交流と活躍を支援するため、若手口頭・ポスター発表賞も設ける予定です。若手研究者が第一線の研究者と直接議論し、新たな視点や共同研究のきっかけを得られる場となれば幸いです。今年はありがたいことに、熱帯医学研究所の長崎大学熱帯医学研究拠点・研究集会助成もいただき、学生であれば参加費は無料です。
開催地である長崎は、日本の西の玄関口として古くから海外との交流を通じて多様な文化を受け入れてきた歴史を持つ街です。討論会では、生体エネルギー研究に関する最新の成果について活発な議論を交わすとともに、長崎ならではの歴史や文化、食も楽しんでいただければ幸いです。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
日本生体エネルギー研究会 第52回討論会
世話人 稲岡 健ダニエル、佐倉 孝哉、北 潔
(長崎大学 熱帯医学研究所;熱帯医学・グローバルヘルス研究科)
The English version of poster is now available for download (9/26).
ホームページを開設しました(8/31)
日本生体エネルギー研究会
第52回討論会 事務局・世話人
jbeg52@tm.nagasaki-u.ac.jp
「呼吸鎖が繋ぐ"いのち"」
「葉緑体ゲノム編集によるCO2固定酵素ルビスコの改良」
※ ポスターをダウンロードする(日本語版)。
※ Download the poster (English version).
ご支援のお礼
本討論会を開催するにあたり、下記の団体にご支援をいただきました。心よりお礼を申し上げます。
長崎大学・熱帯医学研究所・熱帯医学研究拠点研究集会助成
公益財団法人 サントリー生命科学財団
主催 日本生体エネルギー研究会
生体エネルギー研究会のホームページはこちら