公開シンポジウム

公開シンポジウム:『熱帯からの新種報告最前線』


日時:2022年6月19日(日)13:00〜16:00

会場:名古屋大学環境総合館 レクチャーホール*

*非学会員の方はオンライン配信のみです。


趣旨

生物の種多様性が特に高いことで知られる熱帯地域は,まだまだ未知の生物であふれています.近年でも活発 に新種が発見・記載され,学名の再記載も頻繁に行われています.近年では,これまでの形態特性による記載 から,分子生物学的情報に基づいた記載まで,手法も多様化しています.さて現時点で新種記載はどの程度進 んでいるのでしょうか.また,新種記載を進めていくうえでの課題は何でしょうか.本シンポジウムでは,植物,昆 虫,両生類・爬虫類の分野でそれぞれ,熱帯の生物の新種記載を精力的に進めている3人の研究者に,新種 記載の最前線についてお話しいただくとともに,アジア・太平洋地域の生物多様性観測に詳しい研究者からコメ ントして頂く予定です.本シンポジウムが,熱帯の生態学に関わる全ての人にとって刺激的な内容になることを 期待しています.


プログラム

  • 田金秀一郎(鹿児島大学総合研究博物館)

「網羅的な植物調査から見えてきた東南アジアにおける植物の多様性パターンと新種率」


  • 西川完途(京都大学大学院地球環境学堂)(兼:人間・環境学研究科)

「東南アジアのカエルやトカゲの最近の新種発見」


  • 丸山宗利(九州大学総合研究博物館)

「東南アジアにおける甲虫多様性の深淵」


コメンテーター:矢原徹一(福岡市科学館長)


司会:廣田 勲(岐阜大学応用生物科学部)