開催形式:大会会場とオンライン(Zoom)のハイブリッド形式
参加費:無料
主催:日本熱帯生態学会
共催:国際開発学会,日本オセアニア学会,日本文化人類学会男女共同参画・ダイバーシティ推進委員会
後援:男女共同参画学協会連絡会,日本霊長類学会,NPO法人FENICS
問合せ:学会事務局(jaste.adm@gmail.com)
JASTE32のダイバーシティ推進企画として、サテライトイベント 『フィールドワークと月経をめぐる対話:熱帯に暮らす人・動物・フィールドワーカー』を開催します。
「なあんだ、女性向けの会合か…」と思われたそこのあなた!ちがいます。女性の活躍が推進されて働きやすい環境づくりが求められる今、月経は女性だけのアリーナではなくなりつつあります。それはフィールドワーカーも例外ではありません。「月経中の不調を伝えにくい」、「月経への配慮をしたいけれど、どうすればよいのかわからない」など、フィールドワーク中の月経にまつわる悩みについて、気軽に話し合える環境が求められています。また、本学会には熱帯地域の自然や社会を対象とした幅広い研究分野の研究者が所属していますが、調査対象(人・動物)の月経事情については知らない、意識したこともないという方が多いのではないでしょうか?月経への対処は、近年、国際開発の分野においても、女子の就学率の向上、ジェンダー平等、水・衛生環境の向上などの観点から重視されています。
本企画では、男女共同参画だけにとどまらない、多様な分野(文化人類学、霊長類学、国際開発学など)からの話題提供とディスカッションを予定しています。老若男女を問わず、多くの方の参加をお待ちしています。
司会
保坂哲朗(広島大学大学院 先進理工系科学研究科(JASTEダイバーシティ担当))
佐々木綾子(日本大学 生物資源科学部(JASTEダイバーシティ担当))
発表
1)杉田映理(大阪大学大学院 人間科学研究科)
「”Break the Silence on Menstruation!”:国際開発のスローガンからSDGsへ」
2)新本万里子(広島市立大学 国際学部)
「可視化されていた月経:パプアニューギニア・アベラム人の月経対処」
3)徳山奈帆子(京都大学 野生動物研究センター)
「生理が“しんどい”のはヒトだけ?:大型類人猿とそれを研究するヒトたちの生理事情」
4)四方 篝(京都大学 アフリカ地域研究資料センター(JASTEダイバーシティ担当))
「快適なフィールドワークを求めて:女性フィールドワーカーの月経対応とその課題」
コメント・ディスカッション
コメンテータ:山極壽一(総合地球環境学研究所)
本企画に参加を希望される方は,大会参加登録とは別途,事前の参加登録が必要です(大会に参加されない方も本企画に参加することができます).
本企画への参加は,日本熱帯生態学会員・連携学会員・本企画の共催学会員(以下を参照)ならびにJASTE32大会参加登録者に限定させていただきます.大会参加登録をしていない非学会員で本企画に参加をご希望の方は,いずれかの学会にご入会していただくと参加登録が可能です.
連携学会:東南アジア学会,日本アフリカ学会,日本サンゴ礁学会,日本タイ学会,日本泥炭地学会,日本熱帯農業学会,日本マングローブ学会,日本島嶼学会
共催学会:国際開発学会,日本オセアニア学会,日本文化人類学会
*日本熱帯生態学会へのご入会はこちら→JASTE入会案内(https://www.jaste.website/gakkai)
(参考:年会費一般(常勤):6,000円,一般(非常勤):1,000円,学生:1,000円)
開催日が近づきましたら,サテライト企画に参加登録をされた方全員にZoomのURLをメールで連絡します.開催前日になってもメールが届かない場合は,学会事務局(jaste.adm@gmail.com)にご連絡ください.また,メールがスパムに分類されることもありますので,スパムフォルダもご確認ください.
なお,サテライト企画に対面で参加できるのは,大会に対面参加登録をされた方のみとなりますのでご注意ください.それ以外の方は,オンラインでご参加ください.オンライン上で質問・コメントを受け付けます.