Visions of Life and Learning Post COVID-19
コロナ禍の教育を考える
はじめに
コロナ禍において様々な格差が浮き彫りになった.在宅勤務のできる人,できない人,多忙を極めた医療・介護,ソーシャルワーカーの人々,失業した人,・・・オンライン学習の環境が整っている生徒,整っていない生徒,・・・ 生活不在の教育議論は,多くの人を置き去りにする.
コロナ禍において,生活と学び双方にとって,最適な選択肢は何か.最適な意思決定をするためには,必要な情報が必要な人に届けられる必要がある.しかし,必要な情報を得られない人がいる一方で,膨大な情報が日々発信され続けている.それは,コロナデマであったり,誹謗中傷,嗜虐性や欺瞞に満ちた発言であったりする.膨大な情報の中から必要な情報を抽出し,咀嚼した上で,最適な意思決定をするための情報リテラシーが十分教育されてきているとはいえない.
そこで,第1回オンライン公開研究会では,第1波が過ぎた今,医学的見地を踏まえた上で,教育現場で急務な課題は?優先すべきことは何か?セッションの最後は,その答え(優先順位)に導く方向で進めた.
しばらく長引くであろうコロナ禍,自粛が進む社会においては,オンライン授業だけでなくAIやロボットが急速に活躍する社会が否応なしに到来すると予測している.これまでの時代においても,不確かな情報が飛び交う過渡期には,デマや迷走する施策が続いた.そのような過渡期には人々は不安に陥りすがるものを求め,ペストの時代には宗教家が一斉を風靡した.今の時代であれば,哲学がキータームになるのではないかと考えており,第2回は哲学に焦点を当てた.
第3回では,第2回の時に議論になったコロナデマ・コロナいじめに関する問題の解決に向けた議論と,コロナ禍の授業を受けた大学院生からの話題提要も交え,コロナ禍における教育について議論した.第4回は,これまでの議論の総括とし,一端一区切りとし,今後の研究への方向性を議論した.
第3回(北関東地区:群馬)2021年1月30日(土)31日(日)昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)中止
これに代わる研究会は3月にオンラインで予定->詳細が決まりましたら,リンクをここに貼ります.->下記に決定しました。
日本情報教育学会 第3回研究会
<コロナ禍の教育を考える>
*6月~9月にかけて4回開催しましたが,このシリーズは終了しました.
第1回 オンライン公開研究会 6月21日(日)
スケジュール
14時20分 接続開始
14時30分~15時15分 話題提供 (各15分)
本日の全体の流れの説明と「コロナ禍の現状と課題について」 加納 寛子(山形大学・准教授)
「日本型モデルを考える」 上 昌広( 医療ガバナンス研究所理事長・医師)
「オンラインライブ 学習 の実際と生徒評価アンケート結果」 難波 繁之 (関東学院六浦中学校高等学校 ・教頭)
15時15分~15時30分 話題提供者による討論と質疑
15時30分~15時50分 6名ずつのグループによるブレイクアウトセッション
15時50分~16時10分 各グループ代表者による発表
16時10分~17時 オンライン・アフタヌーン・ティータイム (各自お好きなお茶とお菓子をご用意下さい)
第2回 オンライン公開研究会 7月19日(日)
※ ディスカッションでは,第1回の議論を踏まえた議論を予定していますので,今回からご参加の方は,第1回のビデオを閲覧した上でご参加ください.
※ ブレイクアウトルームの設定は事前振り分けをしますので,7月18日(土)までに参加申し込みをして下さい.前回参加された方も必要です.申し込みが遅れた方は,メインルームに残っている人を一つのグループとさせていただきます.
スケジュール
14時00分~14時20分 ツールの使い方練習
(第1回の際,最後までslack等にAccessできない方がいらっしゃったため,今回は事前に練習時間を設けます.練習時間の公開はしません.)
14時30分~14時40分 本日の全体の流れの説明とコロナ禍の動向について 加納 寛子(山形大学・准教授)
14時40分~14時55分 コロナ禍での教育 --ラカン派社会学の立場から 樫村 愛子 (愛知大学・教授・学長補佐)
15時00分~15時20分 ブレイクアウトセッション
15時20分~16時00分 全体討論
16時10分~17時00分 オンライン・アフタヌーン・ティータイム (各自お好きなお茶とお菓子をご用意下さい)
第3回 オンライン公開研究会 8月7日(金)
※ ディスカッションでは,第1回第2回の議論を踏まえた議論を予定していますので,今回からご参加の方は,第1回第2回のビデオをご覧頂くことをお奨めします.
スケジュール
18時00分~18時10分 本日の全体の流れの説明とコロナ禍における社会問題~コロナデマ・コロナいじめについて 加納 寛子(山形大学)
18時10分~18時20分 半期の授業を終えて 山本周 (東京理科大学大学院 学生)
18時20分~18時50分 ブレイクアウトセッションと前回の続き(前回までに考案した課題の解決方法と提言・提案を議論
18時50分~19時30分 全体討論
第4回 オンライン公開研究会 9月27日(日) 14:30~16:30
スケジュール
14:15~入室開始
ブレイクアウトルームの再編成のため,入室した人から,名前の前に(公)公衆衛生/ (環)環境側面/ (コ)コロナいじめ・デマのいずれかを追記して下さい.操作方法が不明な場合は,入室したときに質問してください (マークがない場合は,任意に割り振らせていただきます)
実施内容:14:30~
・最初の流れと、研究論文に結びつけるための3テーマの説明(10分)
・後期の授業に向けてのブレイクアウトルーム(20分)
・ブレイクアウトルームでの議論を発表(20分)
休憩(10分)ブレイクアウトルームの再編成をするため、ZOOMに入ったままにしておいて下さい
・公衆衛生/ 環境側面/ コロナいじめ・デマ の3テーマに分かれてのブレイクアウトルーム(20分)
・ブレイクアウトルームでの議論を発表(20分)
残りの時間:全体でのディスカッション等
☆後半は,公衆衛生/ 環境側面/ コロナいじめ・デマ の3テーマで議論を行うので,参加したいテーマを考えておいてください.
この分類は,第1回第2回のディスカッションの中で分類された分類となります.第1回第2回の話題提供部分をご覧頂くと,およそ分野の背景を知ることができます.
※ ディスカッションでは,第1回~第3回の議論を踏まえた議論を予定していますので,今回からご参加の方は,これまでのビデオをご覧頂くことをお奨めします.
※ ブレイクアウトルームでの議論が中心で、運営者もブレイクアウトルームでの議論に参加していますので、途中参加の場合は、グループ再編の際に戻ってくるまで、誰もいないところでお待ちいただくことになります。
※ 第3回の話題提供部分についても,第4回開催前までには,ビデオを公開いたします.
使用ツール
ZOOM
Slack (ZOOMのブレイクアウトセッションの際の記録に利用します)
ZOOMのブレイクアウトルームでSlackを使用する方法(ビデオを作成しようとしましたが,なかなか手が回りません.手順書どおり進んでみて下さい.)
(いずれも,無料・有料問わずアカウント登録した上での参加が必要です.)
参加費・参加人数
無料・100名
注意事項
この研究会はすべて録画します.グループに分かれてのブレイクアウトセッション以外は,YouTubeで公開します.ただし,リアルタイム配信はしません.
冗長な部分などをカットした上での配信ですので,すべての部分を配信するわけではありません.主に,話題提供の部分と質疑,最後の発表部分を公開する予定です.
さらに,このWebサイトに掲載する写真用,及び,開催報告用に,開催の様子がわかる写真撮影(画面キャプチャ)をすることもあります.
参加者(発言者等)がYouTubeに写り込む場合もあります.参加者のZOOMアカウントは,全参加者に閲覧可能となります.参加者情報は,このフォームの情報以外を知り得ませんので,参加者同士のトラブルへは関与しかねます.
なお,こちらでは録画録音いたしますが,参加者の録画録音は許可いたしません.画面キャプチャや写真撮影は,個人のメモにとどめ,SNSへの投稿や二次配付等を禁止と致します.本注意事項にご承諾ただけない場合は,参加はできません.
参加申し込み
ZOOMの無料アカウントを作成の上,下記からお申し込み下さい.ゲスト参加ではブレイクアウトルームの事前振り分けができないので,事前登録が必要です.
はじめて参加の方->こちらからどうぞ
一度は申し込んだがSlackに入っていない方->こちらからどうぞ
参加条件
1)ZOOMとSlackの利用ができること (パソコンからでもスマホからでも端末は任意です)
2)ウェビナー方式ではなく,ミーティング方式です.参加者同士のディスカッションをメインとしています.
顔の見えない相手との会話は不信感を持つ人もいますので,カメラをオンにして参加ができること.
よくある質問Q&A
Q ZOOMの接続先はどこですか?
A Slackに記載があります.はじめてご参加の場合には,参加申し込み送信後に画面に表示されます.
(表示されないタイミングの時や変更になった時は,メールで連絡を致します.メールがない限り,申込時に自動表示された接続先が有効です.)
Q ログインできません.
A ZOOM爆弾,ZOOM荒しの問題 があるため,登録制にしております.ミーティングIDとパスコードを本学会からメールでお送りすることはありません.
アカウント作成の上,参加申し込み送信後に画面に表示されたURLからミーティングIDとパスコードを取得できます.
パスコードは,一人一人自動発行されたパスコードをご利用ください.
使用端末を変更する際は,端末ごとに新しいミーティングIDとパスコードが必要です.
使用済みパスコードや,人からメールで送られたパスコードではログインできません.
(人から送られたパスコードでログインできてしまう場合もあったようですが,それはエラーです.)
ログインできない場合は,ご自身で新しいミーティングIDとパスコードを,再発行してください.
何度、新しいミーティングIDとパスコードの再発行をしてもログインできない場合は,ZOOM社へお問い合わせ下さい.
(任意ですが)今後の参考のため,日本情報教育学会あてへ,ZOOM社から発行されたミーティングIDとパスコードの書かれたメールと,ZOOM社からの回答メールを転送してください.
Q パスコードを忘れました.
ZOOM荒し防止のため,共通パスコードの設定はしていません.パスコードは機械的な自動発行です.そのため,会議設定者の方では,各自に配付されたパスコードを閲覧することができないので,把握できません.ご自身で発行されたパスコードを忘れた場合は,再発行の手続きにより自動発行されます.
その他お問い合わせは,下記へご連絡ください.
その他参考
第1回 オンライン研究会ビデオ
第2回 オンライン研究会ビデオ
第3回 オンライン研究会ビデオ