2023年6月10日開催
国際会計研究学会
第2回カンファレンス
「引き続き、国際会計研究とは
何かを問い直す」
〔JAIASカンファレンスとは〕
JAIASカンファレンスとは、2019年まで開催されていた東日本部会・西日本部会に代わる研究報告の場です。広めに設定された共通のテーマに適う意欲的な研究報告を集め、当該テーマについてインテンシブな討論を行い、報告者・audienceがともに新たな知見を得ることを期待しています。
カンファレンスがこうした特徴を有していることから、カンファレンスに採択された論文は、JAIAS年報(学会誌)のファスト・トラックにのせることとしました。比較的短い期間で査読論文を公表する機会となることから、若手研究者からの積極的な応募をとくに強く期待しています。
〔統一テーマ「引き続き、国際会計研究とは何かを問い直す」とは〕
国際会計研究の分野では、いち早く他国の制度を正確に紹介し、そこから日本の会計制度に対する含意を得ることに学界関係者の関心が寄せられていた時期もありました。ウェブを通じて多くの情報を入手できるようになった今日では、そうした営みで研究者に固有の強みを発揮するのは難しくなっています。
その一例が示すように、学界関係者に期待される貢献は、研究を取り巻く環境や「国際会計(学)」の学問の成熟度に応じて異なります。いまを生きる我々にどのような役割が期待され、その期待に応えるためにはどのような手法の研究が求められるのかが今回のカンファレンスのテーマです。濃淡の違いこそあれ、国際会計を対象とする研究のほとんどが上記の問題と繋がっています。多くの方々からの報告希望をお待ちしています。
ご案内の通り、昨年度開催した第1回カンファレンスのテーマは「いま、国際会計研究とは何かを問い直す」でした。前回のカンファレンスでは多くの有益な学術的知見を共有できましたが、なお本テーマについては深掘りを続ける必要があるという判断から、2年連続で類似したテーマを掲げています。
〔カンファレンスの概要〕
(*)多くの先生方にご参加いただき、カンファレンスは無事終了しました。
ご協力に心より感謝いたします。
来年度のカンファレンスも概ね同時期に開催する予定です。
日時:2023年6月10日(土)13時より(16時終了予定)
開催形式:Zoomによるオンラインと対面のハイフレックス形式
開催校:関西学院大学(西宮上ヶ原キャンパスB号館1階)
https://www.kwansei.ac.jp/cms/kwansei/pdf/about/campus/map_uegahara.pdf
参加費:無料(要事前登録)
プログラム(はがきによるご案内と食い違っている部分があります。このウェブサイトに記載されているのが正しい情報です。)
13:00-13:20 開会挨拶 小西範幸氏(国際会計研究学会会長・青山学院大学)
13:20-14:00 基調講演 徳賀芳弘氏(JAIAS理事・京都先端科学大学)「国際会計研究とは何か -会計と環境要因との関係-」
14:00-16:00 報告セッション(一部変更の可能性あり)(各セッション報告25分、ディスカッサントによる討論10分、質疑応答15分)
報告セッション(1) 14:00-14:50
山内 麻友美氏(名古屋大学大学院博士後期課程)
「損益計算書の比較可能性―区分表示の統一性とは何か―」
当日報告資料 フルペーパー
ディスカッサント:米山正樹氏(東京大学)
ディスカッション資料
報告セッション(2) 15:00-15:50
鈴木 雅康氏(東京経済大学経営学部)
「純利益の構成要素としての法人税等調整額:実現概念との整合性」
当日報告資料 フルペーパー
ディスカッサント:山田純平氏(明治学院大学)
ディスカッション資料
15:50-16:00 Concluding Remarks 米山正樹氏
〔参加者の募集〕
申し込みは締め切りました。多数の申し込みを賜り、ありがとうございました。
お問い合わせ
国際会計研究学会 第2回カンファレンス準備委員会
米山正樹・山地範明・草野真樹
113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学大学院経済学研究科 米山正樹研究室
jaiasconference2023@gmail.com