第4回JAIASカンファレンス
第4回JAIASカンファレンス
京都大学
2025年6月15日(日)
終了いたしました
統一テーマ 国際会計研究の意義を問う
統一テーマとその趣旨
今日,会計に関する多くの諸問題は,国際的な視点で検討することが求められています。たとえば,2000年以降,国際会計基準(IFRS)適用の経済的帰結について,精力的に研究が進められ,会計情報が期待される役割を果たすためには,法体系や金融システムなどの国の制度的要因が重要であることが明らかにされています。国の制度が会計に及ぼす影響は,目新しいことではなく,国際比較研究を通じて明らかにされてきた国際会計研究の重要な成果です。
2022年から2024年のJAIASカンファレンスでは,「国際会計研究とは何かを問い直す」を統一テーマとして,国際会計研究のあり方について議論されてきました。過去3年間のJAIASカンファレンスの成果を活かし,「国際会計研究の意義を問う」を統一テーマとして,報告者を募集します。
JAIASカンファレンスとは
JAIASカンファレンスは,統一テーマに適う意欲的な研究を募集し,報告者・討論者・参加者によるインテンシブな討論を通じ,それぞれが新たな知見を得ることを期待する研究集会です。このような特徴を有することから,カンファレンスに採択された論文は,原則,年報(学会誌)のファスト・トラックの対象とします。比較的短い期間で査読論文を公表する機会となることから,とくに若手研究者からの積極的な応募を強く期待しています。
プログラム 【開場】12:00 【開会】12:30 【閉会】17:30
開会挨拶 12:30 ー 12:40
米山 正樹 氏(国際会計研究学会会長・東京大学)
基調講演 12:40 ー 13:20
小西 範幸 氏(前国際会計研究学会会長・青山学院大学)
「財務報告の現代的意義を考える:コーポレートガバナンスとサステナビリティ情報の開示」
報告セッション 13:30 ー 17:20
(各セッション:報告25分、討論者による討論10分、質疑応答15分)
報告セッション1 13:30 ー 14:20
報告者:小野 かおる 氏(早稲田大学大学院)
「米国におけるプライベート・エクイティ・ファンドの法的枠組みおよび財務報告:直近の投資価格と時間的な補正による公正価値評価」
討論者:小川 淳平 氏(神奈川大学)
報告セッション2 14:30 ー 15:20
報告者:鈴木 雅康 氏(東京経済大学)
「米国会計基準レビューを通じた純利益の特質の再検討:純利益を規定する概念の探求」
討論者:山下 奨 氏(武蔵大学)
報告セッション3 15:30 ー 16:20
報告者:首藤 洋志 氏(文教大学)田中 克昌 氏(文教大学)松井 彩子 氏(武蔵野大学)
「Work–Life Balance and Gendered Experiences in Japan’s Big 4: A Qualitative Study of the Auditing Environment」
討論者:矢澤 憲一 氏(青山学院大学)
報告セッション4 16:30 ー 17:20
報告者:金子 友裕 氏(東洋大学)
「FASBのSFAC8における認識規準に基づく検討:Botosanの反対意見等からの検討」
討論者:浅見 裕子 氏(名古屋大学)
閉会挨拶 17:20 ー 17:30
草野 真樹 氏(第4回カンファレンス準備委員長・京都大学)
会 場
京都大学 吉田キャンパス 法経済学部東館2階 法経3番教室
〒606-8501 京都府京都市左京区吉田本町
吉田キャンパスへのアクセス https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access
〔お問い合わせ〕
国際会計研究学会 第4回カンファレンス準備委員会
草野真樹・大鹿智基・矢澤憲一・小川淳平
〒606-8501 京都府京都市左京区吉田本町 京都大学大学院経済学研究科 草野真樹研究室
jaiasconference2025@gmail.com