安倍元首相の国葬についての声明
本日(9月27日)は安倍元首相の国葬儀が行われます。
安倍元首相は戦後最長の任期を務めた首相として、国内外から高い支持を得ていました。安倍元首相は、日本の弱点であった外交に積極的・主導的に取り組みました。セキュリティダイヤモンド構想を始めとした画期的なイニシアティブを国際世界で発揮し、日韓合意・北朝鮮拉致問題への取り組みを始めとした鋭いバランス感覚をもって日本の主張を国際世界に発信してきました。こうした功績はまさにかけがえのない安倍首相から未来の日本人への贈り物として、これからも私たちが発展をさせていかなければならないものであると確信しています。
国内の問題に目を向ければ第一次安倍政権で行った教育基本法の改正や2013年の特定秘密保護法、2015年の安保法制の整備、そして2017年の共謀罪の成立など、まさに筆舌に尽くしがたい功績を私たちに残していただきました。安倍首相がまだ小さいころの疑問から出発した戦後のレジームからの脱却、自虐史観からの転換。この問題に真剣に取り組んだのは、私たち保守派の希望でした。しかし私は安倍元首相の志はまだ半ばだったのではないかと推察しております。憲法改正、拉致被害者の全員救出。こうした問題はまさに戦後日本が抱える最大の瑕疵であり、取り組まなければならない大問題であり、安倍元首相も同じ気持ちだったのであろうと思います。
私たち翡翠の会は心よりご冥福をお祈りすると共に、安倍元首相の志をこれからも引き継いでいきたいと思っております。これまで元気で美しいニホンを全力で支えてくれてありがとうございました。まだまだ日本人の挑戦は続いていきます。
令和4年9月27日 翡翠の会 代表 小笠原 繁晴