花笠ぞうりについて

花笠ぞうりは、先代店主・市川米治郎が考案したお祭り用のぞうりで、山形を代表するお祭りである花笠まつりだけでなく全国のお祭りでお履きいただいています。

元々はお祭りのお土産品としてお求めいただくことが多かったようですが、激しい踊りにも耐えることから、踊り手の方にも重宝されています。

 紅白の鼻緒に、華やかな鈴の音がお祭りに彩りを添えるだけでなく、雨や汗に強い花笠ぞうりは、県内だけでなく、東京や大阪の方から「いろいろ履いたけど、これが一番丈夫だった」とわざわざお問い合わせいただくほど、ご愛用いただいております。

 伝統を守り、丈夫で長く使える、国内製造の花笠ぞうりを一度お試しください。


サイズ

・1号:18cm ・2号:21cm ・3号:23cm ・4号:24cm ・5号:25cm ・6号:26cm ・7号:27cm

販売価格:1足¥2,200~

花笠ぞうり
以前のいわとこ商店の様子

花笠ぞうりのはじまり

「きっかけは、花笠まつりパレードが始まって三年ほど経ったころ、いい席でじっくり見学させてもらった時です。経済も上向きつつある時代で、浴衣から花笠などはそろうようになりました。ところが、ぞうりだけは相変わらず<わらぞうり>で踊るうちにボロボロに擦り切れている様子が多く見られました。商売柄とはいえ、これは丈夫なぞうりをつくってやらねばと、翌年のパレードに間に合うように、あれこれ考えて、汗や雨にも耐えるビニール材料で、畳表の意匠のぞうり表を作りました。これに鈴をつけてシャンシャンと音がなり、祭りにふさわしい、履きやすいものにしたわけです。」


岩床商店 先代店主 市川米治郎