【医療×ロボット】未来の社会に貢献するために、現場で使えるロボットを作る
Robot Creators Magazine featured the research of Iwami Lab. 【December 23, 2019】
ロボットクリエイターズマガジンに巖見研の研究が取り上げられました.【19/12/23】
[Akita Trainer]
ー工事中ー
[Rehabili-Mouse]
上肢用のリハビリテーションロボットは従来大型で持ち運びが困難であり高価なものが多いのが現状ですが,卓上型のコンパクトなリハビリテーションロボット「リハビリマウス」を開発しました.訓練はAR(Augment Reality:拡張現実)及びVR(Virtual Reality:仮想現実)用のHMD(Head Mounted Display:頭部装着型のゴーグル)を装着して行うこともできます.病院での実行が困難な実生活の仮想環境を作り出して,そこに入り込んだ感覚やゲーム感覚で訓練でき, モチベーションが継続するなどといった効果が期待できます.
高齢化の進む先進国では関節疾患の患者が増加しており,特にわが国ではその傾向が顕著です.関節に働く荷重などの生体内力を定量的に評価することによって,これらの疾患が発生する原因を明らかにし,新しい治療方法や予防法の確立に応用できると考えられます.しかしながら生体内力を実測するためには侵襲を伴うため,非常に困難かつ危険です.そこで,生体内力を推定する手法として三次元筋骨格モデルが臨床上有用とされ,広く使用されています.
我々の研究チームではAnyBody Modeling system*を用いて,脊椎固定術後の疾患予防に向けた解析や,股関節における靭帯の影響の評価などを行っています.
*(c) Terrabyte Co.,Ltd. / AnyBody Technology. all right reserved.
[FEM]
ー工事中ー
[Sensing]
スポーツ工学およびリハビリテーションの分野では,体にどのくらいの力が働いているか・各関節がどのくらい曲がったかといった,人間の動作を定量的に計測することが必要です.
人間の動作を定量的に計測する手法は様々ありますが,我々は慣性センサ(IMU)を用いた計測に着目しています.慣性センサ(IMU)は加速度・角速度・磁場の3つの物理量を計測できるセンサであるため,関節角度などの様々な情報を解析できます.また小型・軽量なため,計測範囲が制限されないといった利点も有しています.