■岩崎研究室では
「画像工学(画像処理)」をベースとして、VR(仮想現実)を中心としたXR(VR、MR、AR)・IoT・AI・プログラミング・情報セキュリティに関する開発および研究を通して、これからの情報化社会(ソーシャル)において様々な課題を解決し、安全・安心・快適な社会を構築するとともに新たな価値を創出すること(デザイン)を目的としています。
■研究内容
コンピュータを用いて、画像からいろいろな情報を取り出す技術「画像処理」とその応用分野である「XR(VR:仮想現実、MR:複合現実、AR:拡張現実 ) 」に関する研究・開発
「小型コンピュータの応用(IoT・AI)」に関する研究・開発
「小中学生のための教材」に関する研究・開発
画像処理とは,画像から何らかの情報を取り出すために行われる処理全般のことです.
この技術は,製品の欠陥検査やロボットが外界を認識 するための方法,コンピュータが実世界の情報を取得するための方法(コンピュータビジョン)として利用されて います.
VR技術とはコンピュータ上に人工的な環境を構築し、 あたかもそこにいるようかのような感覚を仮想的に体験 することのできる技術です。
この技術を活かして、防災活動および教育分野サポートやエンターテイメント分野での応用を検討しています.
VR上で
火事から避難する体験
消火器を使用して火を消す体験
をすることができます。
本研究では、WebAR技術を用いて展示物(3DCGオブジェクト)を任意の位置に設置し、閲覧することができるシステムを開発しています。
このシステムにより、当時の戦争遺産の様子を仮想的に体験することによって、遺産の保護や戦史を伝承する活動に寄与することを目指しています。
コンピュータやデバイスとインターネットを組み合わせる技術であるIoT(Internet of Things)・人間の知的なふるまいの一部をコンピュータを用いて人工的に再現するAI(人工知能)を利活用するための研究も行っています。これまでに、環境に関するデータを収集するためのIoTデバイスの開発やRaspberryPiZeroを利用したスマートカメラの実験を行っています。これまでに、小型コンピュータ(RaspberryPi)を利用して環境に関するデータを収集するためのIoTデバイスの開発などを行っています。
情報セキュリティ分野でよく行われているCTF(Capture The Flag:サーバやコンピュータに隠された情報(Flag)をいかに早く入手するかを競う)競技を取り入れた小中学生向け教材の検討と開発を行っています。
また、RaspberryPiに代表される超小型のシングルボードコンピュータを利用したプログラミング教材の開発を行っています。これまでに小中学生向けの電子工作教材の開発やmicro:bitなどの小型コンピュータを使った出前授業などを実施しています。
2025(令和7)年度
ソーシャルデザイン工学科 エネルギー・環境コース5年生:1名
ソーシャルデザイン工学科 情報セキュリティコース5年生:5名
2024(令和6)年度
ソーシャルデザイン工学科 エネルギー・環境コース5年生:1名
ソーシャルデザイン工学科 情報セキュリティコース5年生:5名
ソーシャルデザイン工学専攻(情報):2名
2023(令和5)年度
ソーシャルデザイン工学科 情報セキュリティコース5年生:5名
ソーシャルデザイン工学専攻(情報):2名
2022(令和4)年度
ソーシャルデザイン工学科 エネルギー・環境コース5年生:1名
ソーシャルデザイン工学科 情報セキュリティコース5年生:3名
2021(令和3)年度
ソーシャルデザイン工学科 エネルギー・環境コース5年生:1名
ソーシャルデザイン工学科 情報セキュリティコース5年生:4名
2020(令和2)年度
ソーシャルデザイン工学科 エネルギー・環境コース5年生:1名
ソーシャルデザイン工学科 情報セキュリティコース5年生:3名
2019(令和1)年度
電気情報工学科5年生:4名
2018(平成30)年度
電気情報工学科5年生:2名
電気情報工学科4年生:4名
2017(平成29)年度
電気情報工学科5年生:4名
電気情報工学科4年生:2名
2016(平成28)年度
電気情報工学科4年生:4名
2024(令和6)年度
ソーシャルデザイン工学科 卒業:6名
卒業研究タイトル
「マルチカメラとWebVRを用いた防災カメラシステムの構築」
「HMDを使用した高知高専VRプラットフォームの開発」
「コンテナ型仮想化技術を用いた情報セキュリティ教材アプリの開発」
「インセンティブプログラムのためのアバターカスタマイズシステムの開発」
「船員教育を目的とした船内ネットワークサンドボックスの作成」
「オンライン授業のための授業態度モニタリングシステムの構築」
ソーシャルデザイン工学専攻(情報)修了:2名
特別研究タイトル
「LPWA環境可視化のためのボクセルモデルの構築」
「環境計測センサを用いた集中力向上のための環境パラメータ推定モデル構築」
2023(令和5)年度
ソーシャルデザイン工学科 卒業:5名
卒業研究タイトル
「メタバースを用いた学外者向け学校紹介コンテンツの開発」
「畳み込みニューラルネットワークを用いた脳波解析による運動推定」
「XR技術を用いた学生向けプログラミング支援空間の考察」
「LoRa通信による長距離画像伝送システムの開発」
「WebARを用いた地域振興のための体験型観光コンテンツの開発」
2022(令和4)年度
ソーシャルデザイン工学科 卒業:4名
卒業研究タイトル
「XR環境でのハンドトラッキングによる操作における距離感のずれに関する研究」
「Live2Dを用いた授業動画を親しみやすくするアプリケーションの開発」
「姿勢推定を用いた授業評価補助のための学習態度推定モデルの構築」
「ゲーミフィケーションを用いた初学者向けセキュリティ教材の開発」
2021(令和3)年度
ソーシャルデザイン工学科 卒業:5名
卒業研究タイトル
「Pythonによる可視化およびデータ解析の学習を目的とした教材開発」
「戦史伝承のためのWebARを利用した3Dモデル表示システムの開発」
「ゲーミフィケーションを用いた小学生低学年向けプログラミング教材の開発」
「VR技術を用いた日本文化体験システムの開発」
「Live2dを使った授業動画を親しみやすくするアプリの開発」
2020(令和2)年度
ソーシャルデザイン工学科 卒業:4名
卒業研究タイトル
「色認識を用いた3Dモデル設置型ARアプリの開発」
「micro:bitを用いた小中学生向けプログラミング教材の開発」
「Unityを用いたマッピングアルゴリズム検討のためのシミュレータ開発」
「情報セキュリティ初学者のためのカードゲーム教材の開発」
2019(令和1)年度
電気情報工学科 卒業:4名
卒業研究タイトル
「VR 技術を用いた災害避難体験システムの開発」
「VR 技術を用いた消火・避難訓練体験システムの開発」
「人狼知能におけるランダムフォレストを用いた役職推定モデルの構築」
2018(平成30)年度
電気情報工学科 卒業:2名
卒業研究タイトル
「Capture The Flag 競技を取り入れた情報セキュリティ教材の評価」
「仮想現実感技術を用いた高知高専での津波体験システムの構築」
2017(平成29)年度
電気情報工学科 卒業:4名
卒業研究タイトル
「RGB-D画像を用いたマルチモーダルCNNsによるきゅうりの認識」
「仮想現実感技術を用いた津波体験システムの構築」
「プロジェクションマッピングのためのKinectを用いた平面検出手法の提案」
「Capture The Flag競技を取り入れた情報セキュリティ教材の開発」