太田西山高校 探究活動
2024.09.24 県立太田西山高校に「ICT教育講座」の学生サポーターとして伺いました。
ありがたいことに、引き続き今年度も県立太田西山高校での「ICT教育講座」の学生サポーターとして生徒たちにかかわる機会をいただきました。大変ありがたいことです。とはいえ、筆者は今年度初めての参加でした。ですので、昨年度の参加者からこれまでの成果を聴き、また、学校のご期待に添えるように、そして超えられるように精一杯取り組む決意のもと、太田西山高校へ向かいました。
すでにスライドづくりを始めている生徒たちが多く、そのスライドの内容をより効果的に聞き手に伝えるためにどういう工夫が必要か、悩んでいる様子でした。スライドにおける「キーメッセージ」の話と、ボスが授業前半で述べていた「キャッチコピー」の話を関連させながら、なぜ端的に「キーメッセージ」で伝える必要があるのか、なるべく一方通行な授業にならないよう、発問をしながら進めていきました。また、スライドの色使いや文字の大きさが適切ではない悪い例としてスライドを作成し、このスライドの内容を効果的に伝えるためにどこを変えたらよいか、なども問いかけました。
一通り説明を終えた後は、実際に生徒たちがスライドを作成する時間です。生徒たちは自身のスライドを見返し、「このスライドにはこういう言葉を書いた方がわかりやすいかな」「どういうキーメッセージだといいだろうか」と同じ班の人と話し合う様子が見られました。私もその中に加わり、生徒たちがすでに作ってくれたスライドにはどういう想いがこもっているのかを第一に考えながら、その想いを伝えるためにはどういう工夫が必要なのか生徒たちとともに考えました。生徒たちは真剣でした。私が前で話をしているときには必死にメモする姿が見られましたし、その手元のメモには、生徒それぞれの強調の仕方で大事なことをメモしていました。私の問いかけにも真剣に考え、自分たちの言葉で伝えようとしてくれました。
一方で反省点も多くあります。うまく生徒たちを惹き付けることができていたのかということはそのうちの1つです。そこはやはり私の引き出しの少なさという点に尽きます。生徒たちの意欲を高めるための問いかけや工夫については、これからも様々な学校の見学を通して身に付けていきたいです。ただ、現状でもできることとしては、事前の準備でしょう。スライドによる講義の際、この部分では自分の話が多くなりすぎてしまうから、ここでこういう発問をする時間をとってみよう、など見通しを持った事前準備も重要であろうと考えます。これらの良かった点・反省点を、次回の訪問のときに意識して改善できるかどうか。数多く学ばせていただきました。
このような機会をくださった県立太田西山高校のみなさま、ありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。
星の鳥