登茂子は鬱のために休職し家に閉じこもるようになった。
彼女の部屋に恋人が毎日やって来るが、
その優しさの裏にひそむ支配と暴力に、
登茂子の心はすり減るばかりだった。
ある夕暮れ、恋人からの暴力に晒された登茂子の前に、
窓から現れたのは
一本の金属バットを手にした少数民族ゼゴタロ人の少女セマイだった。
言葉も文化も違う彼女は、
遠い祖国での迫害から逃れ、この国に命からがらやって来た。
彼女の行動が、
登茂子の静かに沈んでいた世界に風穴を開ける。
壊れかけた日常の中で、
セマイとの出会いをきっかけに登茂子が見つけていく、
小さな希望と生きる力――。
社会のひずみの中で交差する二人の女性が「よりより」を求める物語
2025年 10月 3日(金)~ 5日(日)
※受付開始・開場は開演30分前
ぽんプラザホール
一般前売 3,000円 / 学生前売 2,000円
一般当日 3,500円 / 学生当日 2,500円
※学生料金ご利用の方は当日要学生証
※劇中には暴力的なシーンや表現を演出に使用しております。
※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。
清水理絵
山中祐里
(劇団HallBrothers)
稲益康朗
(流動体ケミカルドランカー)
玩人
阿部日奈実
薔薇園花江
(いのちの洗濯劇場)
別府由利子
(Suya Garden)
作:升孝一郎
演出:こぺし(サンピリ)
ドラマターグ:黒澤世莉
照明:出田浩志(STAGE LIGHTING 大黒屋)
舞台監督:升孝一郎 舞台監督補佐:別府由利子
制作:平埜香里
当日運営:さくら・クロキカオリ・キラッピ
存在:大谷豪
動作安全指導:イモトサチエ
チラシデザイン:水天工房
協力:安部将吾・玩人の妻・劇団HallBrothers・サンピリ・Suya Garden・流動体ケミカルドランカー
後援:福岡市(公財)福岡市文化芸術振興財団
〒812-0038 福岡県福岡市博多区祇園町 8-3 4F
※ぽんプラザホールに駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関、もしくは、周辺の駐車場等をご利用下さいませ。
七隈線「櫛田神社前駅」の1番または2番出口を出てすぐ、徒歩1分。
空港線「祇園駅」の3番出口を出て、そのまま正面の道をパチンコ屋を左手にしながら国体道路を歩くと、上川端商店街とキャナルシティ博多を結ぶ歩道橋のある交差点が見えます。その交差点を渡った角、左側にあるのがぽんプラザです。駅からは徒歩6分。
天神大丸前の「天神一丁目」バス停から博多方面に出るバスに乗り、「キャナルシティ博多前」で下車。上川端商店街とキャナルシティ博多を結ぶ歩道橋の途中にぽんプラザの2階入り口があります。
「博多駅」博多口から出て、福岡銀行と西日本シティ銀行の間に伸びる「博多駅前通」を歩くと、上川端商店街とキャナルシティ博多を結ぶ歩道橋のある交差点が見えます。その交差点の左手角にあるのがぽんプラザです。駅から12分。