頭皮の保湿にはローションがおすすめ!クリームやオイルとの違いは?

頭皮の保湿アイテムには、クリームやオイルもありますが、使いやすいのは断然ローションタイプ。その違いや、ローションのより効果的な使い方も紹介するので、頭皮の乾燥が気になっている方はぜひ参考にしてくださいね。

頭皮が乾燥すると、フケやかゆみだけではなく、抜け毛や髪のパサつきの原因となることも。そして頭皮の保湿は、冬だけではなく紫外線の強い夏も必須ですよ!

頭皮ローションとクリーム・オイルの違いは?

ローションの特徴は、油分が少なく塗りやすいこと。また、化粧水と同じ感覚で毎日使えるのも嬉しいですね。まずは、クリームやオイルとの違いを説明していきます。

①ローションは伸びが良くベタつかない

ローションは、クリームやオイルと比べると、油分が少なくサラッとした使い心地が特徴です。さらに、直接頭皮に塗れるように、容器の形状が工夫されている商品もあります。

化粧水よりはトロッっとした感触なので、液ダレすることなく塗れるのも特徴です。

②ローションは洗い流す必要がない

頭皮用のローションの一般的な使い方は、洗髪後に使用するので洗い流す必要がありません。

化粧水やボディーローションと同じで、清潔にした状態の肌につけて成分を浸透させる、という感じです。

③オイルは洗い流しが必要な場合もある

オイルで頭皮を保湿する場合、商品によっては洗い流しが必要なこともあります。手順としては、オイルを頭皮に塗り保湿→数分置く→シャンプーで洗い流す、となります。これは、毎日の保湿ケアというよりは、数日に一度の頭皮ケア。

一方で、ドライヤーの前にオイルを頭皮になじませる方法もあります。これも保湿には効果的ですが、皮脂の多い方ではベタつきを感じることも。さらに、頭皮の洗浄がしっかりできていないと、毛穴詰まりの原因となってしまうこともあります。

また、オイルは保管方法によっては酸化・劣化することもあり注意が必要になります。

④クリームはベタつくこともある

頭皮用保湿クリームの場合、クリームとはいってもジェルタイプやローションタイプなど軽い使用感の商品が多くなっています。

ただし、クリームは指に取って頭皮に塗るので、使用量の調整が難しいことも。そのため、使う量が多すぎると、髪の毛や頭皮にベタつきが残ってしまうこともあります。

こんな症状が気になったら保湿用の頭皮ローションを!健康な頭皮があってこそ、健康な髪の毛が育ちます。

また、乾燥によるフケは周囲の人に不潔な印象を与えてしまうことも。特に黒やグレーのスーツを着ていて、肩周りに白いフケが付いていると印象が悪くなってしまうのは言うまでもありませんよね。

そこで、保湿用の頭皮ローションを使うべき、頭皮の乾燥症状を説明します。

①フケが増えた

乾燥によるフケの特徴は、細かくパラパラとしてること。色の濃い服を着ていると肩に白い粉状のフケが目立つので、不潔な印象を与えてしまうことがあります。

また、シャンプー直後にもかかわらずフケが出ることも。腕や脚が乾燥した時にも、白い粉吹き状態になることがありますよね。乾燥によって頭皮も同じ状態になっていると考えるとわかりやすいかもしれません。

一方で、頭皮の皮脂が過剰に分泌される脂漏性湿疹でフケが増えることもあります。ただし、この場合は大きくて脂っぽいフケなので、乾燥によるフケとは違うことが分かるでしょう。

②頭がかゆい

頭皮が乾燥すると、かゆみを感じる場合もあります。毎日シャンプーしているのに、粉っぽいフケが増えて、なおかつかゆみがある時は、頭皮の乾燥により、皮膚が過敏になっているのかもしれません。

かゆみの原因となる頭皮の乾燥を防ぐためにも、保湿ローションを使うことをおすすめします。

③頭皮がカサカサしている

通常、頭皮が保湿されていれば、触った感じがしっとりとしています。しかし、頭皮が乾燥している場合は指先にカサつきを感じ、その結果パラパラとフケが落ちてくることもあります。

これも、頭皮を保湿して頭皮環境を整えることで改善可能です。

④髪の毛がパサついている

頭皮の乾燥は、頭皮環境が悪い状態といえます。頭皮のターンオーバーが乱れる、毛穴が乱れる、栄養不足などにより髪の毛が弱り、パサつきを感じてしまうことがあります。

番外編・頭皮の乾燥予防として

保湿ローションを使う目的は、頭皮の乾燥を防ぎ保湿することです。ですが、頭皮に乾燥の症状がでる前に、乾燥予防として保湿ローションを使うこともおすすめです。

たとえば、髭剃りの後には肌を落ち着かせるために、保湿ローションや化粧水を塗るという方も多いのではないでしょうか?

それと同じ感覚で、シャンプーの後に保湿ローションを塗れば、頭皮の乾燥によるトラブルを未然に防ぐことができるのです。

頭皮ローションの選び方

頭皮ローションといっても、色々な商品があるのでどれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。

そこで、購入の際には何を目安に選べばよいのかを説明します。ご自分の中で何を優先するか、順番をつけると選びやすくなりますよ。

①頭皮用を選ぶ

頭皮保湿のためには、頭皮用の保湿ローションを選びましょう。「頭皮は顔の延長なので、化粧水でも大丈夫」という説もありますが、顔に比べて頭皮の方が皮脂腺は多く、皮脂の分泌量は顔の約2倍

顔用の化粧水や保湿ローションを頭皮につけると、ベタつきや毛穴づまりの原因になることも考えられます。

不要なトラブルを防ぐためにも、頭皮のために開発された保湿ローションを使うようにしましょう。

②頭皮に優しい配合成分

頭皮ローションに関わらず、日常的に継続して使うものは配合成分にもこだわりたいですね。中でも重視すべきは、保湿成分・抗炎症成分が含まれていること。そして、できるだけ、低刺激のものがおすすめです。

保湿成分とは主に、ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミド、抗炎症成分とはグリチルリチン酸2Kなどです。

そして、気をつけてほしいのが敏感肌の方。成分に香料や着色料、アルコール、メントールなどが配合されていると、それらが刺激となることもあります。

また、すでに頭皮の乾燥が進み敏感になっている場合も「低刺激・敏感肌用」を選ぶと安心です。

③継続可能な価格

頭皮ローションを購入する際には価格も重要です。どんなに良い商品でも、予算オーバーでは買うことができませんよね。

夏の紫外線対策や冬の乾燥対策として、頭皮ローションは一年を通して使うのが効果的です。なので、自分にとって、無理のない価格の商品を選ぶことが、長続きする秘訣でもあります。

おすすめの頭皮ローション3選

【おすすめの頭皮ローション1位】キュレル 頭皮保湿ローション

キュレルが発売するアルコールフリーの頭皮ローション。保湿成分と効果の高い「セラミド」を配合しており、乾燥によるフケやかゆみを抑えてくれる優れものです。

価格も1,500円以下と安いので、まずは気軽に試してみるのがおすすめです。

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【おすすめの頭皮ローション2位】メディクイックH 頭皮しっとりローション

「メディクイックH 頭皮しっとりローション」は薬効成分と保湿成分をバランスよく配合した医薬部外品の頭皮用ローション。乾燥性のかゆみが気になる場所にピンポイントでぬれる仕様になっているので、べたつきにくく使いやすいのが特徴です。

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【おすすめの頭皮ローション3位】ルモック ハーバルマロマ ヘッドローション

最後に紹介する頭皮ローションはルモックが販売している「ハーバルマロマ ヘッドローション 」。少しお値段が高いですが、5種類の植物性オーガニックエキスを配合し、ふけやかゆみを効果的に抑えてくれます。

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育毛ローションという選択肢も

育毛ローションは髪の毛を育てるためだけに使うものではありません。頭皮環境を整えることもできるのです。

というのも、健康な髪の毛を育てるためには健康な頭皮が欠かせないから。なので、育毛剤には、抗炎症成分や保湿成分、血行促進成分などを含有しているものが多いのです。

「頭皮の乾燥を防ぎ、育毛効果も期待したい」という方には、保湿ローションよりも育毛剤がおすすめです。

おすすめの育毛剤を知りたいという方は、以下をご覧ください。

育毛剤&発毛剤おすすめランキング2019!薄毛の男性に本当に効く育毛剤&発毛剤を徹底比較

頭皮の乾燥を防ぐ効果的な5つの方法

頭皮の乾燥に効果的な頭皮ローションですが、スカルプシャンプーとの併用でより一層乾燥を防ぐことができます。

さらに、頭皮ローションを塗るタイミングなども併せて紹介するので、乾燥対策の参考にして下さい。

①スカルプシャンプーと併用する

頭皮の乾燥に大きな影響を与えるのが、「シャンプー剤」。頭皮の乾燥や頭皮環境を気にする方におすすめなのは、スカルプシャンプーです。別名「育毛シャンプー」と呼ばれることもありますね。

スカルプシャンプーの何が良いのか?それは、天然由来のアミノ酸系界面活性剤を使用しているからです。通常、お手頃価格で購入できるシャンプー剤に使われているのは、高級アルコール系の界面活性剤で、これは石油系の合成成分です。

高級アルコール系界面活性剤は、泡立ちが良い反面洗浄力も強力です。なので、乾燥肌や敏感肌の人にとっては、洗浄力が強すぎることもあるのです。

一方で、スカルプシャンプーの成分である、アミノ酸系界面活性剤は肌と同じ弱酸性。皮脂を取り過ぎることなく、優しい洗浄力が特徴です。

高級アルコール系シャンプーには、

  • ラウリル硫酸ナトリウム

  • ラウレス硫酸ナトリウム

などの成分が記載されています。

また、アミノ酸系シャンプーには、

  • ココイルグルタミン酸ナトリウム

  • ラウロイルメチルアラニンナトリウム

  • ラウロイルサルコシンナトリウム

などの成分が記載されています。購入の際には、ぜひ参考にしてください。

また、頭皮にやさしく抜け毛などのケアをしたい男性におすすめなのが「育毛シャンプー」。ほとんどの育毛シャンプーはアミノ酸系のシャンプーです。

https://nail-polishz-on.com/99/

※ちなみに、高級アルコール系成分・ラウリル硫酸ナトリウム→アミノ酸系成分・ココイルグルタミン酸ナトリウムの順番で記載されているシャンプーは「アミノ酸系成分配合」シャンプーとなります。

②シャンプー後、ドライヤー前が効果的

頭皮ローションを使用するうえで、乾燥を防ぐ効果的なタイミングは、シャンプー後のタオルドライの後です。ドライヤーをかける前に塗ることで、ドライヤーの熱や乾燥から頭皮を守ることができます。

③乾燥が気になったら保湿ローションを塗る

頭皮ローションは、乾燥が気になった時に塗ることもできます。1日の使用回数に制限などはありませんが、塗り過ぎはベタつきの原因となることも。

ローションタイプとはいえ、塗り過ぎた状態が続くと、毛穴に油分が詰まってしまうことも考えられます。頭皮の状態を確認しながら使うようにしましょう。

④育毛剤にも保湿効果がある

頭皮の保湿とは、関係ないように思う方もいるかもしれませんが、育毛剤には頭皮環境を整える成分が含まれています。保湿成分・抗炎症成分・血行促進成分などです。

というのも、健康な髪の毛を育てるには健康な頭皮が欠かせないから。「頭皮の乾燥を防ぎたい、ついでに健康な髪の毛も育てたい」という方には、育毛剤の使用をおすすめします。

⑤乾燥が改善しない時は皮膚科を受診

スカルプシャンプーや頭皮ローションを使っても、フケやかゆみが落ち着かない場合は、皮膚科を受診することも必要です。

なぜなら、乾燥や炎症の進行度合いによっては、頭皮ローションでは改善できない状態になっているかもしれないからです。また、乾燥以外の原因でフケやかゆみが出ている場合もあるからです。

まとめ:頭皮ローションで保湿しよう!

頭皮が乾燥すると、かゆみやフケなど不快な症状がでることも。中でも、フケが沢山出ていると「不潔」という印象を与えてしまうこともあります。

そんな頭皮の乾燥を防ぐには、塗りやすくベタつかないローションタイプがおすすめです。そして、スカルプシャンプーと併用すれば、より一層の保湿効果を期待することができます。

また、健康な頭皮と髪の毛を手に入れたい方は、育毛剤の使用を検討してみましょう!