どうして後頭部がハゲるのかを徹底解説!4つの原因と対策まとめ
最近、後頭部の薄毛が気になってきてお悩みではないですか?10~20代の若い世代も後頭部のハゲに悩む人がいるようです。実は、後頭部は薄毛になりにくい部位なのです。また、多くの男性が悩むAGAと後頭部のハゲは関係ない場合がほとんどです。
原因は年齢によるものよりも、病気や髪型、血行不良によるものほうが多いようです。今回は気になる後頭部ハゲの原因とその対策方法を詳しくご紹介します。自分の後頭部ハゲに合わせた対策をおこなって、薄毛の予防・解消に取り組んでいきましょう。
後頭部がハゲる主な原因4種類
後頭部の薄毛の主な原因とされているのが次の4つです。
病気によるもの
髪型によるもの
眼精疲労や肩こりなどによる血行不良
頭皮環境の悪化
薄毛に悩んでらっしゃる方は、ご自身がどれに当てはまるかその原因を探り、しっかり対策していきましょう。
後頭部がハゲる可能性がある病気
後頭部の薄毛には、病気が関連している場合があります。その代表が「脱毛症」。気を付けたいのは下記の4つです。
円形脱毛症
脂漏性脱毛症
ひこう性脱毛症
びまん性脱毛症
聞いたことがない病気もあったことでしょう。対処法を知るためにも、まずはそれぞれの病気の原因や特徴について詳しくご紹介していきます。
円形脱毛症(蛇行性脱毛症)
円形脱毛症という病名は、恐らく誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ストレスで円形脱毛症になった、なんていう話もよく聞きますよね。
症状・原因・特徴
円形脱毛症は丸型に毛が抜けてしまう病気で、ストレス以外にも遺伝的要素や感染症が原因となり起こります。発症年齢は子どもから大人まで幅広く、症状は頭部だけでなく身体全体に現れることも。
脂漏性脱毛症
脂漏性脱毛症は、聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。脂が漏れるという字の通り、皮脂が関係している病気です。
症状・原因・特徴
脂漏性脱毛症とは、皮脂の分泌が多くなりすぎることで起こる病気です。頭を洗っても頭皮にベタつきがあるようならこの病気を疑いましょう。脱毛だけでなく、赤みやかゆみ・ニキビ・かさぶたなどの炎症が出ることも。
皮脂が過剰分泌される原因には、生活習慣の乱れやストレス・睡眠不足・皮脂の洗い残しなどが考えられます。油っこい食事が続いていないか、過度な飲酒や喫煙がないかなど、気になる方は今一度ご自身の生活習慣を見直してみてください。
ひこう性脱毛症
ひこう性脱毛症もあまり聞いたことがない脱毛症ですね。この病気には「フケ」が関係しています。もしいつもよりフケが多いと感じたら、要注意ですよ。
症状・原因・特徴
ひこう性脱毛症とは大量に発生したフケが原因となり起こる脱毛症です。フケによって毛穴が塞がれると、毛の成長が妨げられたり、雑菌やダニが繁殖し、毛が抜けてしまいます。アレルギー体質の方や、乾燥肌の方、ストレスを抱えている方や洗浄力の強いシャンプーを使用している方は、ひこう性脱毛症になりやすいので注意が必要です。
びまん性脱毛症
男性の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、びまん性脱毛症は女性に多く見られる脱毛症です。薄毛に悩んでいるのは男性だけではないということですね。しかし男性にとっても無関係の病気ではありませんよ。男性でも発症することはありますし、ご自身のパートナーが悩んでいるケースもあるかもしれません。こちらもしっかり特徴を理解しておきましょう。
症状・原因・特徴
びまん性脱毛症は、髪の毛全体が少しずつ薄くなっていくのが特徴で、女性に多く見られる脱毛症です。原因は女性ホルモンの減少や無理なダイエット、ストレスや頭皮環境の悪化などです。
症状の発症は40代以降に多い傾向がありますが、近年は20代や30代といった若い世代の患者さんも増えているようです。髪の毛の分け目が目立つようになってきたり、髪の毛が細くなったと感じたら、びまん性脱毛症を発症しているサインかもしれません。
4つの脱毛症の対処法
自身でできる対策としては、下記の3つのポイントが大切です。
生活習慣の改善
ストレスをためない
頭皮環境を整える
油っこい料理ばかり食べたり、過度な飲酒・喫煙、また無理なダイエットなども、身体のバランスを崩すことになり、薄毛の原因を作り出してしまいます。そして髪にとって大敵なのがストレス。軽度なものであれば自然治癒が見込めますが、重症になった場合は治療をしても治りにくい場合があるので、ストレス解消法を見つけておくことも大切です。
また、頭皮の皮脂を落としすぎるのも頭皮が乾燥してしまい、フケや脱毛につながります。
1日に何度も髪を洗ったりしていませんか?日常の些細なことが脱毛症発症のきっかけになるため、誰でも発症の可能性があるということを心得ておきましょう。
勿論、自己解決だけでなくプロの適切な診断を受けることも大切です。病気が原因の場合はなかなか自分では気付きにくいという点がありますが、少しでもおかしいと感じたら早めに「医療機関」で相談することで、悪化を防ぎ、早期改善が見込めます。
髪型による脱毛症
薄毛の原因は病気だけではありません。髪の毛の分け目や生え際が薄くなってきたなと感じている方は、索引性脱毛症の可能性があります。
症状・原因・特徴
索引性脱毛症とは、ポニーテールやお団子ヘア、エクステなど長年に渡り髪の毛を強く引っ張るような髪型をすることによって起こる脱毛症です。早い段階であれば、髪の毛をきつく結ぶのを止めるだけで自然に治りますが、症状が進んでしまうと治療が必要なケースも。
ヘアアイロンやコテでストレートヘアや巻き髪を楽しんだり、ヘアアクセやカチューシャなどでアクセントをつけたりと、ヘアアレンジをするおしゃれ女子が増えているからか、最近では若い世代の患者さんも増えているそうです。おしゃれをするために行っている些細なことが、薄毛の原因になってしまうということを自覚していなければいけませんね。
対処法
索引性脱毛症は他の脱毛症と比べると症状は軽いので、頭皮に負担がかからないよう少し意識するだけでも改善が見込めます。髪の毛を結ぶならなるべく短い時間にしたり、同じところにばかり負担がかからないよう、ヘアスタイルを時々変えるといったことも大切です。
また、血行が悪いと発毛の妨げになるため、頭皮をマッサージするのも効果を期待することができます。もし上記の方法でも効果がなかったり、即効性を求める場合は、育毛剤を使うという手も。
ただし、既に頭皮はダメージを受けているので、それ以上刺激を与えるのはNGです。使用するなら無添加のものを選びましょう。髪の毛の分け目を変えたり、結ぶ位置を変えたりと、ほんの少しのことで頭皮への負担は軽減できます。普段から負担がかからないよう意識して、頭皮を気遣ってくださいね。
眼精疲労や肩こりによる血行不良
パソコンやスマホを毎日のように使う現代では、眼精疲労や肩こりに悩む人が増えています。なかなか治らず慢性的に繰り返される辛い眼精疲労や肩こりですが、実は薄毛の原因にもなり得るということをご存知でしたか?
血行不良になると後頭部が薄毛になる理由
薄毛の原因の一つに血行不良が挙げられます。健康的な髪には、毛細血管から髪へとしっかり栄養が行き渡るのですが、血行が滞ってしまうと髪に栄養が行かず、薄毛に繋がってしまうというわけです。
その血行不良を引き起こしてしまうのが眼精疲労や肩こり。眼精疲労によって首や肩が凝ると、そこで血液の流れが滞ってしまい、頭までいく血液が少なくなってしまうんです。一見、頭の毛と関係なさそうな目や肩の疲れですが、身体の疲れは薄毛にとって大敵なので、蓄積された疲れを癒す方法を身につける必要がありそうです。
眼精疲労の原因・対処法
眼精疲労の原因には、やはりパソコンやスマホの普及が大きく関係しています。仕事中のパソコン操作や、スマホやゲーム機の使用などで一点を凝視し続けると、目の筋肉が凝り固まり、疲労の原因となります。
目がしょぼしょぼしたり、疲れたりする症状が続く場合は、眼精疲労になっているサインです。対処法としては目を酷使しないのが一番ですが、パソコン必須な仕事が多数を占めている現代ではなかなか難しいことでしょう。
ですので、疲れた目のケアをしっかりと行うことをおすすめします。例えば、目のマッサージを行うのも有効な手ですし、ブルーベリーなど目に良い成分が配合されているサプリメントを摂取するのもおすすめです。
また、寝る前はなるべくスマホやテレビを見ないよう心がけてください。パソコンやスマホから発せられるブルーライトは目に悪いだけでなく、興奮状態に陥り眠れなくなってしまうことが。睡眠不足も髪の毛に良くないので、せめて寝る前は電子機器から離れて目を休ませてあげましょう。
肩こりの原因・対処法
老廃物がたまり、筋肉が固くなってしまうことで「こり」が発生します。肩や首の筋肉が固くなり血行不良を引き起こすと、髪の毛まで栄養が行き渡らなくなるため、薄毛の原因になることもあります。肩こりがひどい人は頭皮が固くなっている場合が多いそうなので、自分の頭皮が前後左右に動くかどうか試してみてください。
頭皮が全く動かない場合は血行不良になっている恐れがあります。肩こりによって熟睡できなかったり、頭痛や吐き気がしたり、肩甲骨を動かせなかったりする場合は要注意です。肩こりを治すにはストレッチをして筋肉をほぐすのがおすすめです。
血行が良くなるため、肩こりの解消だけでなく、疲れが取れたり免疫力がアップしたりと様々なメリットがあります。ラジオ体操や半身浴でもストレッチと同様の効果を得ることができるので、肩こりに悩んでいる方は是非取り入れてみてください。
頭皮環境の悪化による影響
皆さんの頭皮環境は正常ですか?正常な頭皮環境とは、皮脂量が最適であり、適度に保湿されていて、菌は少なく、きちんと血が巡っている状態のことを指します。フケやかゆみ・臭い・皮膚炎などに悩んでいる場合は、頭皮環境が乱れているサイン。ご自身の頭皮環境に自信がない方は、普段の生活習慣に問題があるかもしれません。
原因
薄毛の原因には、普段の生活習慣が関係している場合もあります。例えば、食生活の乱れや髪の毛の洗いすぎも要因の一つです。油分の多い食事ばかり食べるなど、栄養バランスの偏った食事をすることによって皮脂が過剰分泌されてしまいます。皮脂の過剰分泌と頭皮の乾燥は薄毛の原因になる厄介なものなので、しっかり予防対策を行いましょう。
対処法
具体的な対処法ですが、生活習慣の乱れに心当たりがある方は、まずは食生活から見直してみましょう。食事内容がお肉中心になっていませんか?お肉をやめる必要はありませんが、野菜や魚とのバランスを考えたり、お肉でもササミなど低カロリーな部位を食べるようにするのが効果的です。
また、意外としてしまいがちなのが誤った洗髪。髪のためと思ってやっている行為が頭皮に負担をかけているケースが少なくありません。対策としては、刺激の少ないアミノ酸系シャンプーを使う・ぬるめのお湯で洗う・ドライヤー後に乾燥対策としてオイルやローションを頭皮に塗る、などがおすすめです。
まとめ
今回は、ハゲの原因と対策についてご紹介しました。思い当たる症状はありましたか?一言でハゲと言っても原因は様々です。ですがどれも対処法がしっかりとあるので、年齢的なものだから、男性だから、と諦めて放置せず、早めにケアして予防してくださいね。