ノート
ないと言われれば確かに存在しない。しかしそれでも信じる者がいる限りそれは確かにに存在するのであり、あるとする者にとって確かに顕現されている像。そういうものの存在を聞いたことはないだろうか? 恐らくないのだろうが、それでも真として実る香りがある。
それは夢と呼ばれている。
それは妖として恐れられている。
それは噂として知られている。
それは伝説として伝えられている。
例えば、あの16歳の小娘なんかはアヤカシを信じているものの一人だ。あの雄姿を見届けよう。来るべき新月の日のために。
-Yaxon-