うらばなし:
日本は主に齧歯類を対象とした分子・細胞・回路レベルの記憶の神経科学で世界的にも主要な位置にいます。また神経科学業界全体において記憶のヒト神経科学は大きな一分野を形成しています。しかしながら、なぜか日本における記憶のヒト神経科学はマイナーです。
本勉強会のそもそものきっかけは、発起人の一人がその状況に危機感を抱き、それをどうにかしたい、まずは分野を広く知ってもらわないと始まらないと思ったことにあります。
人の記憶に興味のあるさまざまなバックグラウンドの方たちと楽しく盛り上げていければと思っています。
10月11日(土) 読み会:18:00-21:00
開催場所:Zoom (URLは登録メールにご連絡します)
タイムテーブル:
18:00-18:05
主旨説明(東海大学・倉重宏樹)
18:05-19:00
記憶・学習研究の重要概念(Ch.1 Critical Concepts in the Study of Learning and Memory)(東海大学・倉重宏樹)
19:05-20:00
記憶の神経メカニズム(Ch.4 Neural Mechanisms of Memory)(東海大学・倉重宏樹)
20:05-21:00
条件づけと連合学習(Ch.12 Conditioning and Associative Learning )(沖縄科学技術大学院大学(OIST) 博士学生・白旗洸太)
10月12日(日) 読み会:10:00-17:00 懇親会:18:00-
開催場所:東海大学品川キャンパス1号館2階1201室 + Zoom (URLは登録メールにご連絡します)
タイムテーブル:
10:00-10:05
本日の進行の説明
10:05-11:00
記憶の属性理論,ニューラルネットワークの記憶能力,再認記憶のグローバルマッチングモデル(Ch.15 Attribute Theories of Memory,Ch.26 Memory Capacity of Neural Network Models,Ch.31 Global Matching Models of Recognition Memory)(東京科学大学 博士課程1年/東京科学大学病院 初期研修医・守田悠彦)
11:05-12:00
注意と記憶(Ch.21 Attention and Memory)(GROOVE X株式会社・Kyosuke Ichikawa)
12:00-13:30
昼休憩
13:30-14:25
記憶と法,系列再生(Ch.79 Memory and the Law,Ch.28 Serial Recall)(ロンドン大学・畠山大我)
14:30-15:25
再認記憶: 回想と親近感の役割(Ch.32 Recognition Memory: The Role of Recollection and Familiarity )(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 博士課程1年・榊原佑奈)
15:25-15:45
休憩
15:45-16:40
ワーキングメモリーと長期記憶における個人差,乳幼児期と幼少期の記憶,中期幼少期と思春期における記憶の発達(Ch.52 Individual Differences in Working and Long-Term Memory,Ch.53 Memory in Infancy and Childhood,Ch.54 Memory Development in Middle Childhood and Adolescence)(早稲田大学大学院・杉田祐輔)
16:40-16:45
閉会の挨拶
参加登録フォーム:https://forms.gle/vgA6VLkESzqxgghG6
※ 当日の飛び入り参加も可ですが、大体の人数把握のため、事前のご登録にご協力ください
継続的な参加をご検討の方は、勉強会のSlackにもご参加ください。聴く専参加も歓迎いたします。
幹事:倉重 宏樹 (東海大学情報通信学部)