真 言 法 響 会

はじめに

当会は、真言密教の理念実践の一環として、真言宗智山派に伝わる声明並びに法式の研究、研鑽、修養を深めること。歴史ある伝統を研鑽の成果として多くの人々に披露し、仏縁に触れて頂くこと。この二点を目的とした会です。自らの枠に囚われず、宗派、宗教、国家、民族、また音楽のジャンルを越えて、仏教と日本の伝統文化を宣揚し、相互理解と人心融和に益する活動を理想として活動をしております。

平成二年、真言宗智山派・東京都練馬区・観蔵院に於いて、大学生や一般の方々に向けて声明を披露した「観蔵院声明の会」の活動を発端として、本格的な組織活動を行うために、平成十六年「智山声明研究会」として発足致しました。その後「真言法響会」に改名。現在、会員数は約百名、真言宗智山派有志の僧侶によって構成されております。代表は東京都板橋区・龍福寺住職・小笠原隆浩。例年三十回程度の定例勉強会にて研鑽を積み、現在までにEU諸国、ブラジル等の海外で十八公演、国内の会場で三十回の公演、寺院道場においては約六十座の法要に出仕。雅楽や天台声明、オーケストラ等と数多く共演しております。

映 像 紹 介

新春の雅楽 舞楽法会


令和3年1月9日、サントリーホールにて行われた東京楽所様の第14回定期公演に声明担当として本会が参加いたしました。左記の映像は主催のAMATI様の映像をリンクさせて頂いております。

真言法響会十周年記念声明公演 曼荼羅の響音


平成26年6月2日、浜離宮朝日ホールにて行われた真言法響会十周年記念公演の映像です。天台聲明音律研究会様による天台声明と、東京楽所様による雅楽と共に真言、天台で合作の二箇法要を勤修致しました。当日は550席の会場はほぼ満席となり、記念法要を成功のうちに公演することができました。当映像は当日の様子を10分にまとめたダイジェスト版です。

真言法響会 千葉市美術館声明公演


平成25年5月3日に千葉市美術館にて展覧会「仏像半島―房総の美しき仏たち―」の声明公演の様子です。当企画に仏像を出展された当会会員の千葉県山武市、勝覚寺 住職導師として略式の二箇法要を勤修致しました。会場のさや堂ホールは西欧の教会のような音響で荘厳な響きの中法要を勤修できました。