お怪我をされた方、体調のすぐれない方は、A棟1階 保健室に お越しください。
学園内は全面禁煙となっております。
ゴミの分別にご協力をお願いします。
お困りの際には、黒色のTシャツを着用した実行委員・教職員 までお声がけください。
岡田 直哉
ごあいさつ
第1回の鵬翔祭が開催されたのは1976(昭和51)年のこと。その2年前に「桐蔭学園創立十周年記念祭」として行われた展示発表会が基となっています。「鵬翔」とは、鵬(おおとり=鳳凰)が大空をはばたき、目的地へと飛んでいくこと。第1回のパンフレットをひも解くと、実行委員のあいさつに次のような一節があります。
「われら実行委員とマッチする名称だろうかと不安に思うのが『鵬翔祭』という名称。あまりにもスケールがでかいのではないかという一抹の不安を胸に…(以下略)」
そんな当時の桐蔭生たちも、今日では60代半ば。多くは各業界の第一線で活躍し、社会に貢献してきた人物として高い評価を得ています。卒業後、まさに「鵬翔」の名にふさわしい飛躍を遂げたのです。高校時代には当惑を覚えていた「鵬翔」の語を、その後見事体現した人生といえましょう。
さて、49回目を数える今回の鵬翔祭のテーマは「青春彩凛」(せいしゅんさいりん)。──「青春」という限られた時間が美しく鮮やかな思い出として残りますように。その思い出を振り返った時もその色彩豊かな思い出が心の支えになってくれますように──テーマに込められた桐蔭生たちの思いです。
青春の美しさとは、その真っただ中にいる者にはわかりにくいもの。後年になってはじめて強く実感できるものなのかもしれません。「色彩豊かな思い出が心の支えになってくれる」人生、それは素晴らしいものにちがいありません。
「鵬翔」の名に当惑を覚えたかつての桐蔭生がその名に見合った飛躍を遂げたように、今日の桐蔭生たちには「青春彩凛」を実感できる豊かな人生を歩んでほしいと願っています。
本日は、ご来場いただきありがとうございました。
関谷 吉史
ご来場のみなさまへ
昨年の鵬翔祭当日、A棟校舎の吹き抜けに「ありったけの青春」の大文字がありました。2025鵬翔祭テーマは「青春彩凛」。高校生にとって「青春」という言葉は特別のようです。
「青春」という言葉の由来は古代中国で起こった五行思想にあります。五行思想では世界を「木火土金水」の五要素やその関係で説明します。このうち「木」にあたる色は「青」、季節は「春」。ちなみに方位では「東」。液などというのもあって、それは「涙」。はたから見れば、「青春」を恥ずかしがったり、うらやんだり、馬鹿らしいと思ったり、褒めたたえたりと、いろんな場合があるかもしれません。また、当人からすれば、「青春」には光も影もあることでしょう。
でも、鵬翔祭で桐蔭生たちは凛として、自分の、そして自分たちの今を全力で彩ります。
その姿をわたしは美しいと思います。キラキラです。
樹木が青く茂りゆき、太陽が高く昇りゆくごとく、伸びやかに成長する桐蔭生の青春を、ご来場のみなさまに、ご覧いただければ幸いです。
新井 大輔
生徒のみなさんへ
体育祭でもお伝えしましたが、本校には二つの大きな祭があります。五月に三学年が一堂に会して行われる鳳舞祭は、クラスの親睦を深めるとともに、各色の応援合戦やクラブごとの団結が試される「スポーツの祭典」です。
そしてこれから始まるのが、もう一つの祭「鵬翔祭」です。こちらはまさに「知と芸術の祭典」と呼ぶにふさわしく、クラスやクラブの仲間と協力してつくりあげる企画・展示・公演・模擬店など、多彩な活動を通じて来場者を楽しませる場となります。
大切なのは、すべての取り組みに共通する「相手をもてなす心」です。小さなお子さまからご年配の方々まで、訪れてくださったすべての方に温かく接し、心に残る体験を提供してください。その積み重ねが、「また来年も桐蔭の学園祭に行ってみたい」と思っていただける原動力になります。
みなさんの情熱と工夫が光る、思い出に残る鵬翔祭となることを心から期待しています。
小山 慶悟
生徒会長あいさつ
今年の鵬翔祭(文化祭)のテーマは「青春彩凛」です。ところで皆さんにとって青春とは何でしょう。部活や委員会、クラス活動など、形はいろいろあると思います。私にとっての青春とは、大切な仲間と共に過ごし、学生でしか味わうことのできないかけがえのない日々のことだと思います。そして鵬翔祭も、生徒の皆さんにとって大切な青春の1ページになるはずです。うまくいくこともあれば、思い通りにいかないこともあるでしょう。でも、その全部がきっと、あとから振り返ったときに鮮やかに輝いて見えるはずです。どうか一人ひとりが主役となって、この鵬翔祭を思いきり楽しみ、最高の思い出をつくりましょう。それぞれの個性が、光となってこの鵬翔祭を凛と輝くことを信じています。
盛 愛夏
委員長あいさつ
みなさんこんにちは。今年度の鵬翔祭は「青春彩凛」をテーマにして開催いたします。そして今年度も鵬翔祭が開催できること、心より嬉しく思います。
「青春彩凛」というテーマには、「青春」というかけがえのない瞬間が、美しく鮮やかな思い出として残るように、そしてその色彩豊かな思い出が、将来の心の支えとなるように、という思いが込められています。これには在校生はもちろん、保護者や先生方、さらには卒業生や一般の方々までも楽しんでくれるようにという思います。
さて、今年度の鵬翔祭は、みなさんがより楽しんでもらえるよう、さまざまな工夫がされています。ぜひ本校まで足をお運びいただき、感じていただけると幸いです。
最後になりますが、鵬翔祭本部実行委員やクラス実行委員をはじめとする、鵬翔祭に関わってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。この鵬翔祭が少しでもみなさんの思い出として残れば幸いです。