Department of Biomolecular Science,

Faculty of Science, Toho University


Hosoi Lab

東邦大学 理学部生物分子科学科 細井研究室

 

全ての蛍光タンパク質に共通する発光メカニズムの解明

生きたままの細胞や組織、個体を可視化(イメージング)できる蛍光タンパク質は、生命科学分野研究に欠かせないツールです。現在では、さまざまな機能をもつ蛍光タンパク質が開発され、広く利用されています。

しかし、実際に利用されている多くの蛍光タンパク質がどのように光っているのか、その発光メカニズムが十分に理解されているわけではありません。蛍光タンパク質の性質の理解は、イメージングデータの適切な解釈や、新機能をもつ蛍光タンパク質の戦略的な開発へとつながります。私たちは、時間分解蛍光分光法を用いて、すべての蛍光タンパク質に共通する発光メカニズムを明らかにすることを目指して研究を進めています。

緑色に光るクラゲ
石英セルに入ったさまざまな色の蛍光タンパク質
ピコ秒時間分解蛍光分光装置
ピコ秒時間分解蛍光分光装置を用いた実験の様子

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研究テーマ

そこで、そもそも「なぜ蛍光タンパク質は光るのか」を明らかにするために私たちが注目したのは、黄色蛍光タンパク質eYFPです。eYFPは最も代表的な蛍光タンパク質の一つであり、強い黄色の蛍光を発します。しかしeYFPを構成する239アミノ酸のうち145番アミノ酸を一つ変えただけで、ほとんど光らなくなります。私たちは、時間分解蛍光分光法を用いて蛍光タンパク質の蛍光寿命(蛍光能力の指標)を決定し、たった一つのアミノ酸がなぜeYFPを光らなくするのかを明らかにすることで、「なぜ蛍光タンパク質は光るのか」に迫ります。

原著論文

最近の学会発表

研究総説

招待講演

研究費

細井 晴子

東邦大学理学部生物分子科学科 准教授

Researchmap ORCID KAKEN


担当科目

(学部)一般化学・物理化学演習・生物無機化学・生物分子科学実験I・生物分子科学実験IV ・外国語文献講読・卒業研究・特別問題研究

(大学院)分子構造論

経歴

職歴

学歴

受賞

連絡先

東邦大学 理学部 生物分子科学科 細井研究室

ADDRESS: 〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1(Google Map)理学部4号館4273室

MAIL: haru@biomol.sci.toho-u.ac.jp

TEL: 047-472-5133