<2026年3月>
或る日の昼食:グラタン・ドフィノワ
昨日(2026年3月30日)、レシピ開発に係る試食会を実施しました。
テーマは「或る日の昼食」です。
グラタン・ドフィノワを中心に昼食メニューを考えました。
グラタン・ドフィノワとは、簡単に言うと馬鈴しょのグラタンのことであり、フランス南東部ドーフィネ地方の郷土料理だそうです。
ドーフィネとは、かつて存在していた州(フランスの州はフランス革命の際に全廃され、県の置き換えられました)であり、現在のイゼール県、ドローム県、オート=アルプ県がこれにあたります。
かつての州都はグルノーブルで、現在はイーゼル県の県庁所在地となっております。
グルノーブルといえば、1968年2月に第10回冬季オリンピックが開催された場所です。
残念ながらこのオリンピックでは、日本勢メダルゼロに終わってしまいましたが、4年後の1972年2月には札幌冬季オリンピックが開催され、日の丸飛行隊がスキージャンプ70m級でメダルを独占しました。
歴史的・地理的事項はこれくらいにして、本題に戻ります。
昼食メニューは、洋風炊き込みご飯、味噌汁、グラタン・ドフィノワ、インサラータ・カプレーゼとしました。
※洋風炊き込みご飯(米を炒めませんでしたので、ピラフではなく、あくまで炊き込みご飯です)
薄切りの玉葱(北海道産)、さいの目(5~7mm程度角)にした人参(北海道産が入手できなかったため府県産)、1cm幅に切ったスライスベーコン(北海道産原料)、冷凍むきエビ(本当は生のホッコクアカエビ(通称甘エビ・南蛮エビ)を使用したかったのですが、近所のスーパーマーケットにはありませんでした)、缶詰のスイートコーン(北海道産原料)、缶詰のグリーンピースをオリーブオイル(たまたまオリーブオイルがあったため、これを使用しましたが、普通の油でかまいません)とバター(北海道産原料)で炒めます。
炒める順番には、気を付けた方が良いかと思われます。
まず初めに玉葱が色づくまで炒め、硬い人参、スライスベーコン(一番最初にこれを炒めると風味が良いのですが、焦げ付く恐れがあり、この順番としました)、自然解凍したむきエビの順に投入し、人参が十分炒められたことを確認し、最後にスイートコーンとグリーンピースを加え、具材の完成です。
炊飯器に米(北海道産:ななつぼし)と水をセットし、顆粒コンソメを加え、炒めた具材投入後一度かき混ぜて、炊飯をスタートします。
炊きあがったところで、具材とご飯をまぜ合わせ、少し蒸らせば出来上がりです。
スライスベーコンとバターにより、塩味は十分と判断しましたが、少し足りなかったようです(一部職員から味が薄いと指摘されました)。
具材調理の段階あるいは顆粒コンソメを炊飯器に投入する段階で、塩を少々加える必要があります。
※味噌汁
一部職員の希望により、乾燥わかめ(北海道産原料)と麩の味噌汁としました。
出汁は昆布(北海道産)と鰹節で取りました。
※インサラータ・カプレーゼ
イタリア南部カンパニア地方のサラダということらしいです。
インサラータ・カプレーゼとは、日本語に訳するとカプリ島のサラダであり、元々はカプリ島にあるグランドホテルキジサーナの晩餐会で提供され、イタリア全土に広まったとされています。
厚さ1cm程度に切ったトマトとモッツァレラチーズを交互に並べ、オリーブオイル(エクストラバージン)をかけます。
本当はバジルの葉も必要だったようですが、今回は省略しました(バジルを加えると、赤・白・緑のイタリア国旗をイメージされるようです)。
尚、味付けにレモン汁・塩・胡椒等は、お好みで振りかけると良いかと思います。
イタリアのサラダということですが、あまり馴染みがなく、生のトマトを丸々かぶりついて食べたほうが良いと思われました(味覚は人それぞれです。あくまで私の主観ですので、ご了承下さい)。
※グラタン・ドフィノワ
これは今回のメインなので、材料の量(一応4人前)も明記します。
馬鈴しょ(北海道産メークイン):LMサイズ~2Lサイズ10個(Lサイズ中心)
牛乳(北海道産):500ml
生クリーム(北海道産原料):200ml
塩:2つまみ
白胡椒:少々
バター:10g
ピザ用チーズ(チェダーチーズ・モッツァレラチーズ混合)80g
馬鈴しょは皮をむいて1cmの厚さに切り、鍋に入れて牛乳・生クリームを注ぎ、火にかけます。
塩と白胡椒を加え、馬鈴しょが若干崩れかけきたと思われるまで、中火で煮詰めます(強火にすると吹きこぼれてしまうので、注意が必要です。また今回の場合、沸騰後10分程度でしたが、馬鈴しょの品種や火加減によって、時間調節して下さい)。
煮詰めたものを4つの器に分け入れて、ピザ用チーズを散らし、180度に設定したオーブンで10~15分程度焼きます(今回は手元にグラタン皿(耐熱容器)がなく、やや深めの器を用いましたが、表面のチーズが焦げてきますので、あくまで美味しい焼き目の程度でオーブンから出して下さい)。
尚、器にはあらかじめバターを塗っておきました。
試食してみて、味は良いのですが、十分にとろみがついていないように感じました。
また、私自身としては、生クリームのクリーミーさが、少し強いように感じました(一部職員はこの件に関し、問題なしとの意見です)。
さらに、かなり深めの器でしたので、量が多すぎました。
以上により、一般的なグラタン皿(耐熱容器)を想定し、材料の量(4人前)を以下の通り修正します。
馬鈴しょ(北海道産メークイン):LMサイズ~2Lサイズ5個(Lサイズ中心)
牛乳(北海道産):150ml
生クリーム(北海道産原料):100ml
塩:1つまみ
白胡椒:少々
バター:10g
ピザ用チーズ(チェダーチーズ・モッツァレラチーズ混合)80g
失敗は成功のもと。
失敗しなければ良いものは作れません。
未知のものにチェレンジするのに、最初から完全な成功はあり得ません(偶然を除けば・・・)。
料理は想像力です。
皆さんも想像力を働かせて、ぜひチャレンジして下さい。