北海道の地から(力)~個別性、多様性、複雑性に対応する教育相談~

日本学校教育相談学会北海道支部

12年ぶりに改訂された「生徒指導提要」においては、

 ◯ 教育相談は、現代の児童生徒の個別性・多様性・複雑性に対応する生徒指導の中心的な教育活動であること

 ◯ 教育相談の目的は、児童生徒が将来において社会的な自己実現ができるような資質・能力・態度を形成するように働きかけること

と書かれており、教育相談の大切さが改めて強調されているところです。

新着情報・研修会情報

終了しました。

冬期は、石川尚子コーチをお招きしての研修会でした。青森支部からの参加もありました。

冬期研修会は終了しました。参加いただいた皆様ありがとうございました。

【相談学会】20240110 冬期研修会案内.pdf

冬期研修会は、本会の恒例となっているコーチングにどっぷり浸かる1日で

石川 尚子(いしかわ なおこ)コーチによる演習等をとおして、会場の温度がどんどん上がっていきました。コーチとしてのあり方やものの見方を大切に、傾聴や質問をしつつ、相手の中にある答えを引き出していく体験はとても胸を熱くします。参加者からは、「参加できてよかった。」「コーチの本も買って帰ります。」との充実した感想をいただきました。

私自身も今年1年のエネルギーをいただくとともに、目標を明確にすることのできた1日でした。【文責 北河】

【基礎講座】20240109.pdf

基礎講座を開催致しました。内容は、学校教育相談の基礎について学ぶ講座でした。

基礎講座は終了しました。参加いただいた皆様ありがとうございました。

夏季研修会は、「教育相談の大切さ」を具現化するため、

前野 紀惠子(まえの きえこ)先生をお招きし、「新たな視点による子ども理解と支援の実際」と題して研修を行いました。

前野先生は、札幌市内の小学校や道内の特別支援学校、幼稚園等にお勤めの後、札幌市教育委員会特別支援教育巡回相談員、

札幌大学女子短期大学部こども学科の教授を歴任され、

現在、札幌市立小中学校の相談支援パートナー、学びのサポーター、児童支援アドバイザーとして、ご活躍をされております。


幼児教育から学生指導に至るまでの成長段階を熟知した前野先生だからこそのお話がたくさんあり、有意義な時間となりました。

私も今回初めましての出会いとなり、とても楽しく参加できました。【文責 北河】

つぶやき

新年度に向けて(3月6日)

年度末の忙しさの中、いかがお過ごしですか。インフルエンザが猛威を振るう中、年度末にきて学級閉鎖等が行われている学校もあるようです。

皆様、くれぐれも御身体ご自愛ください。


さて、本会も次年度に向けての動きを急ピッチで進めているところであります。

未だ内緒の情報ですが…

夏の研修会は、8月8(木)・9日(金)の2日日程で札幌エルプラザを会場に行う予定でおります。

ぜひ、今から予定に入れていただき、多くの参加をお待ちしております。

次年度も全力疾走、猪突猛進でがんばります。よろしくお願いいたします!

         ※会員の皆様へ 「支部活動の活性化に向けて」のご案内等が近々郵送にて届くことかと思われます。今後共よろしくお願いいたします。

今年もありがとうございました。(12月28日)

早いもので今年の一年の締めくくりです。

皆様方には一年間、大変、お世話になりました。

年末年始ゆっくりと保養され、また来年の英気を養いましょう!


【今年の感想を徒然と…】

今年は、集団や組織のイメージの統一の難しさを感じた一年でした。

どの集団や組織においても、メンバーが、どのように個々の思いや仕事の仕方、過去との(ある意味)決別など、

折り合い点を見つけ、前を向くようにしていくのか、そして、それをどのようにファシリテートするかについて私自身の来年のテーマです。

予測困難な時代を生きる子どもたちと同様に、切り拓いていくための底力をつけていかなければと意を決するところです。


来年もよろしくお願いいたします。

本会の基本情報

【会則】日本学校教育相談学会北海道支部.pdf
日本学校教育相談学会北海道支部【組織構成】2.pdf
【論文】執筆要項.pdf
【総会】2023.08.10.pdf

お願い【試行】

理事長ご挨拶

『大切な今の積み重ね』により『大切な未来を創っていく』 

日本学校教育相談学会北海道支部理事長 北 河 剛 治

日頃より本会の活動にご理解・ご協力をいただき、ありがとうございます。

私自身、学校現場に勤務し、「真に必要なことは何か」「真に求められるものは何か」「真の目的は何か」を再確認する必要性を強く感じております。ここ数年間は、「学校に行く意味は?」「学校って面白い?」と子ども達から問われ、学校の無力感・無効力感を感じる日々が続きました。しかし、裏を返すと、子ども達は、真に生きる意味や真に学ぶ意味を模索しているように感じています。そんなことを正面から問いかけてくる子ども達と向き合う中で、子ども達と直接接することのできる我々にあっては、真の意味における「子どものために」という理念が再生し始めてくるのではないかと期待感すら抱きます。プラグマティズムの思想における「役に立つ知識こそ真の知識」を強く心に刻み、真に大切なものを自らに問い続け、子ども達の前に立ちたいとが引き締まる思いです。

 北海道支部では、子どもたちと向き合う立場の方お一人お一人が自身の実践を立ち止まる場として(またはホッとできる場として)存在していきたいと思い活動を続けるとともに、研修の場の提供だけではなく、日常的に教育相談に携わるもの同志が、心の安らぎや人とのつながりを大切にした活動を続けていきたいと考えております。

 本会をとおして、多くの皆さまと切磋琢磨できる機会をいただけますよう、今後ともよろしくお願いいたします。