ほどほど実況
だれでもできる??「ほどほど」なアクセシビリティ提供の試み
「ほどほど実況」とは?
言葉や語り方にこだわることをやめ、事前準備なしに「ほどほど」に情報を伝える音声ガイド、
それが「ほどほど実況」です。ガイドは晴眼者と視覚障害者が一緒に行います。
目の前に見えているものを晴眼者が語り、それを聞いた視覚障害者が、
わからないことや詳しく聞きたいことを尋ねる、という形式をとります。
たとえば、草野球を見ながら、素人が「ほどほど」にの実況中継をしているようなイメージです。
NEWS
●SOUKI PANTOMIME LIVE In TAWARAMACHI Vol.32『Satisfaction』(2023/9/3~4)の3日開催分にて「ほどほど実況」を実施します。
詳しい情報と申し込みについては、下記のスーパーパントマイムシアターSOUKIのサイトをご覧ください。
https://www.souki-mime.com/2023satisfaction/
●『ジャパンパントマイムネクスト2022』(2022/12/17〜18)のAプログラム・Bプログラム(17日実施)にて「ほどほど実況」を実施します。(11/15)
「ジャパンパントマイムネクスト2022」
https://japanpantomime.com/jpn2022/
2022年12月17日・18日 @ 両国 シアターX(カイ)
ほどほど実況は、17日(土)のAプログラム、Bプログラムで行います。
(以下、ジャパンパントマイムネクスト2022のウェブサイトより)
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パントマイムを耳で観る!「ほどほどマイム実況」
17日(土)Aプロ、Bプロで、視覚障害者向け鑑賞サポートサービス
「ほどほどマイム実況」の実施を予定しています。
Aプロ:平塚千穂子 大島康宏 持丸あい
Bプロ:小林桂子 難波創太 近藤尚子
協力:ユニバーサルシアターチュプキ
お申し込みは お電話03-3845-9433
もしくは メールticket.jpa@gmail.com まで、
お名前と機器利用数をお知らせください。
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●「だれもが文化でつながる国際会議2022」(2022/6/28〜7/7)の「ブース・プレゼンテーション」(2022/7/3〜7/7)に「ほどほど実況」が出展します。(7/1)
また、下記の日時で、ブース・プレゼンテーションの会場内にある「グループ・ミーティング」会場でトークを行います。ぜひご来場ください!
5日(火)12:30~13:30
「パントマイムとほどほど実況」 江ノ上陽一(Super Pantomime Theater SOUKI代表)
7日(木):15:30~16:30
「ほどほどマイム実況が変える【ほどほど】アクセシビリティー 」キャネコサトシ(ほどほど実況発案者・パントマイムパフォーマー)
「ほどほどマイム実況」の紹介
「SUPER PANTOMIME THEATER SOUKI」さまのサイトで、詳しい説明と、Youtubeチャンネルが紹介されています。ぜひ一度ご覧ください〜!
今後の公演情報は、このサイトでもご紹介して参ります。
「ほどほど『マイム』実況」の取り組み
「ほどほど実況」の取り組みは、2017年から実施されている『音で観るダンスのワークインプログレス』に参加したメンバーの中ではじまりました。視覚障害のあるパントマイムのパフォーマーからの発案で、本人が出演する公演にガイドをつけてみよう、という試みからスタートしました。
2019年3月、LINEのグループ通話で話すことから始め、試行錯誤を重ね、これまでに10回実施しています。(2022年4月まで)
実況は3名(晴眼者2名、視覚障がい者1名)で行います。
晴眼者2名が、舞台上で起こっていることを「ほどほど」に話し、二人から情報を得た視覚障がい者が疑問や質問をフィードバックします。
私たちは、この「ほどほどマイム実況」の方法を、他の文化芸術の公演や展示に広げていけたらと考えています。
ほどほど実況のメリット
お金も時間もかからない
特別なノウハウは必要ない(最低限のルールのみ)
障害のある人だけでなく、公演を楽しみたい皆のために有効
さまざまな公演に応用できる可能性がある
ほどほど実況のデメリット
間違った解説をしてしまうこともある
作品の世界観を損なうこともある
ガイドの力量、経験値に大きく影響を受ける
ガイドが舞台をモニタする設備、音声を配信する設備が必要
今後について
★ガイドに参加してくれる人を増やしたい!
気軽におしゃべりする感覚で、さまざまな人々に向けた鑑賞支援の輪を一緒に広げませんか。
★ガイドを導入した公演を増やしたい!
公演等に音声ガイドをつけたいけれど、予算等の面から導入していなかった団体・個人の方、ぜひご相談ください。
★ガイドのシステムをブラッシュアップしたい!
現在、公演でのガイドのシステムは、SUPER PANTOMIME THEATER SOUKIさまとバリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツさま、そして日本工業大学小林研究室の協力のもと実施しています。公演では、ガイドが舞台の様子をモニターするシステムと、ガイドの音声を配信するシステムの両方が必要になり、準備や費用がかかります。ハード・ソフト両面での支援、協力をぜひお願いいいたします。
「ほどほど配信」チームより
公演のたびに、パフォーマーの呼びかけで集まったメンバーが実況を担当するというゆるい構成です。組織としてまだ形がない状態ですが、今後、公演等を実施しながら、形を整えてまいりたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
お問い合わせ
ガイドをやってみたい方、公演での導入を検討されたい方、そのほかご質問などは以下のお問い合わせフォームからどうぞ。