最近読んでよかった本を紹介するよ
本記事はほぼ横浜の民 裏 Advent Calendar 2023の1/3の記事です。
あけましておめでとうございます、まこっちゃんです。今年もよろしくお願いいたします。
ハンドタオルを湿らせて電子レンジで30sec~1min温めると簡易ホットアイマスクになることを知り、毎日のように使っています。
さて、そんなことはさておき、最近読んでよかった本たちを何冊か紹介します。
最近読んだだけで、特に最近出たばかりの本というわけではないので、その点ご承知おきください。
問いのデザイン
難易度
易
読んでほしい人
アイデアを膨らませたり集めたりしたいのに、小さく纏まってしまって困っている人
概要
よいアイデアを出すためには「そもそも何を考える対象とするか」を転換するのがよい、ということを教えてくれます。これを読めばすぐさまよいアイデアに辿り着ける類の本ではないのですが、様々なブレストフレームワークを試してうまくいかなかったのであれば、新しい視座を与えてくれると思います。
構成としては「問い」の重要性の解説と「問い」の設定手法についてが順番に書かれています。
ストーリーとしての競争戦略
難易度
並
読んでほしい人
「戦略」に関わっている人、興味がある人
概要
会社の先輩に勧められて読んでみました。
"いい戦略"とは何かについて書かれた本です。個別の戦術ではなく、各プロジェクトが置かれた文脈に即したストーリーが立っていることが重要であり、巷に溢れかえっているフレームワークはどれも文脈を無視したものであるが故に結局役に立たないということを主張しています。
裏を返せば文脈ごとにやり口は変わるので特効薬のような手法は提示してくれないのですが、いい戦略に共通するストーリー性に関する論理を展開する内容となっています。
インパクト評価と社会イノベーション
難易度
並
読んでほしい人
新しい仕組みを生み出そうとしている人
概要
SDGsをはじめ、社会的に意味があるがビジネス的な評価指標が確立されていない領域に対して、既存の評価指標はどういったものがあって、どのように評価していくべきなのかについた書いた本。
どちらかというと、行政やシンクタンクなど評価する機構を作る側の視点で書かれた本ではあるものの、これからのビジネスにはこういった視点が求められていくのかというのを先取りして意識しておくことには大きな価値があると思うのでビジネスサイドの人にもおすすめ。
ホモ・デウス
難易度
激難
読んでほしい人
人類がどこに向かうのかに興味がある人
概要
はっきり言って滅茶苦茶難しく、読み進めるのに広範な知識領域が求められます。とりあえず通して読みましたが表面的にしか理解できていない気がします。『サピエンス全史』の続編という位置づけのようで、一応両方読みました。
内容としては、「人類」とは何であって、何を考え、何を拠り所にして生きているのか/生きていくのかを考察しまとめている本になります。AIがシンギュラリティを起こそうとしている現代において、人類とはどうあるべきか、何を後世に紡いでいくのがよいかを考えさせられました。
誰か解説会か輪読会開いてくれないかな…
ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編/Brother編
難易度
易
読んでほしい人
一風変わったミステリーを読みたい人
概要
Sister編とBrother編があり、1つの事件をそれぞれの登場人物の視点で描くというもの。普段あまり小説は読まないのですが、評判が良かったので読んでみました。
片方の編だけだと可もなく不可もなくといった感じですが、両方読むことでその構成の美しさに魅了されます。
ネタバレ回避のために詳細は触れませんが、もし少しでも気になったら是非ご一読あれ。