2021年 7月31日(土)13:00-15:00

市民性教育としての歴史授業を

どのように評価するか?

Zoom ミーティング  参加費無料

主催:基盤研究(A)「学校シティズンシップ教育の社会的教育効果の国際比較調査研究」(研究代表:池野範男)

 新学習指導要領において「社会的事象の歴史的な見方・考え方」の育成が重視されるようになり、高等学校では「歴史総合」「日本史探究」「世界史探究」といった歴史教育カリキュラムの変化が訪れている。そこでは、知識の有無のみで評価を行うのではなく、思考力や態度などもあわせて検討することが重視されている。

 本セミナーでは、I・HEAP(Interdisciplinary History Education Archiving Project)の参加メンバーからの話題提供を中心に、「市民性教育としての歴史授業をどのように評価するか?」という課題を検討したい。I・HEAPでは、欧米を中心に1980年以降展開されてきた歴史教育研究の文献を輪読し、その成果を発信してきた。こうした枠組みから、日本の現在の歴史教育評価を振り返ると共に、参加者との質疑応答も交え、今後の在り方を構想したい。

スケジュール
・趣旨説明 (川口広美

・話題提供:歴史教育実践の評価の実態と課題 (池尻良平

・実践報告:現在の日本の教室における歴史教育実践の評価 (鈩悠介玉井慎也星瑞希・山村向志)

・司会によるコメント

・Q&A

・総括コメント 池野範男

I・HEAPとは・・・

2018年に始まった学際的な歴史教育に関する文献を読み、その軌跡をアーカイブ化していく輪読会プロジェクトです。

詳細はこちらよりご覧ください。

企画担当:川口広美(広島大学)、池尻良平(東京大学)