ヒッポファミリークラブニュースレター
第61号 2026.3.31
ヒッポファミリークラブニュースレター
第61号 2026.3.31
このニュースレターはヒッポファミリークラブへ資料請求やお問い合わせなどをいただいた皆様へお送りしています。
韓国の息子が増えて5人兄弟に
理系の二人でロケットゲーム
今回ホームビジットで韓国から来たミンス君を受け入れました。ずっとやりたいなぁと思ってはいたのですが、泊まりのないホームビジットなら気軽に体験できるかなと思い、挑戦することにしました。私の家族は夫と息子4人の6人家族なので、毎日がとても賑やかです。受け入れの時でも息子たちは兄弟喧嘩をしていて、彼は夫に「子ども4人は大変ですねえ」と話していてとても面白かったです。
長男はどんな遊びをしても、弟たちよりも強いのでなかなかいい対戦相手がいなかったのですが、25歳の新しいお兄さんが来てくれて、ゲームも盛り上がりとても楽しんでいました。そんな長男を見ることができて私もうれしかったです。
夜「何が食べたい?」とスーパーを見て回りましたが、お刺身のコーナーでホタルイカが目に留まりました。「これ食べたことがある?」と聞いたら初めてとのこと。買って家に帰り、口と目をとってもらい「おいしい。」と食べてくれました。また、彼は韓国のお母さんにインスタントのお味噌汁を買っていきたいと言っていたので、スーパーで見つけてお土産にしました。
私の母は、韓国語を勉強した経験があり、今ではほとんど忘れているようでしたが、ミンス君と韓国語で話していました。彼は母の韓国語をとても褒めてくれました。
挨拶だけでもその国の言葉で話すことで、心の距離がとても縮まるような気がしました。
初め夫は受け入れにあまり賛成ではなかったのですが、ミンス君がたいへん礼儀正しい好青年だったので、協力的にこの受け入れを応援してくれ、家族にとってもとても良い経験となりました。「また留学生の受け入れができたらうれしいな」と思った初めてのホームビジットでした。
(40代あま市 夫 中1 小4 小2 年長息子)
野菜のDNA抽出実験に夢中に
4人兄妹で多言語を楽しんでいます
4人の子どもたちと一緒に多言語ライフを楽しんでいます。家の中ではスピーカーから聞こえる音を4人それぞれが拾って口にするので、子どもたちがスピーカーのようになって4倍楽しい環境になっています。
私は海外旅行が大好きで、これまでに10か国巡りましたが、英語は話せません。仕事でも話せないことで大変苦労しました。子どもたちには少しでも早く英語の環境を整えてあげたいと思い、長男が小学3年生から英語の授業がスタートするのを機に、家で英語を始めました。家にいながら一緒に楽しめるのは良かったのですが、かけ流しでインプットはできても、アウトプットはどうしたらいいか……そんな折に小学校で配布されたヒッポのチラシを長男から見せられて、英語も話せないのに多言語!?って内心思いましたが、参加してみたいと彼が興味を示したので、思い切って参加する事にしました。ヒッポのおかげで彼はいろいろな事に見聞を広げています。我が家の多言語ライフは彼を中心に回っています。そんな彼がいろいろな事に挑戦して楽しんでいる様子を紹介します。
ヒッポには研究部門【トランスナショナルカレッジ オブレックス(通称:トラカレ)】があります。GWに開催される生物の先生の講座に、地域の仲間と関わることになりました。DNAに親子で興味を持つようになり、野菜からDNAを抽出する実験には4人の子どもたちと一緒に参加しました。野菜から搾り出した液体をエタノールにゆっくり注ぐと、あ~ら不思議、糸状のDNAらしきものが見えてきました。「お~い、ここだよ~!!」と言っているようで、「生きてる!!」って感じでした。
講座は大学の講義のようで難しそうだと感じていた私でしたが、子どもたちのおかげで一緒に楽しむことができるようになりました。
音源から聞こえてくる音を真似して口にしたり、面白い響きを見つけてシェアしたり……ファミリーなどの活動の場に出かけて楽しむことで自然習得できる環境にとても驚きました。これまでの英語のかけ流し、そこに新たな多言語の音源が加わり、彼は英語が鮮明に聞こえる事を発見!それが自信になったようで、メタ活(ことばをうたう活動)が自然にできるようになりました。
小学校で発言をするときには、「間違っていたらどうしよう。」と不安になることがあるそうです。それがここでは、自分のどんな些細な発言でもみんなが耳を傾けてくれ、すべてが間違いではなく、受け入れてもらえ、発言することに自信が持てるようになりました。長男はヒッポと出会ったことで、無限の世界が広がりました。
この伸び伸びと挑戦できる環境で子育てできることは幸せなことです。参加する前は家事と育児に追われる毎日、社会から離れ、疎外感を感じる事がありました。 私にとってのヒッポは「大学のサークル活動」のような和やかな場所で、自分の居場所を見つけ居心地の良さを感じています。習い事ではなく、ライフスタイルのひとつとして大人も一緒に楽しめるのがとても新鮮で、子どもたちの成長を間近で感じる事ができています。
多言語から広がる世界は無限大、多言語活動の創設者榊原さんが40年以上前に感じていた「隣の国を越えて世界はない!」は新しい世界に飛び込むための道しるべとなり、子どもたちのこれからの多言語ライフに彩りを与えてくれることでしょう。
(一宮市 40代 小4長男 小3次男 年中三男 3歳長女)
この冬は韓国の大学生を受け入れました
長女ホームステイ中にホストファミリーと
私は小学校高学年の頃から家族でヒッポを始めました。現在は生後4か月の赤ちゃんと、小学5年生の娘、小学4年生の息子と一緒に活動を楽しんでいます。
長女はこの夏、韓国へ10日間のホームステイに一人で参加しました。 帰国後、「韓国語話した?」と聞くと、「うーん、いつもオンマ(お母さん)は翻訳機使ってた」と言われ、最初は少しがっかりしました。でも話を聞いていくと、オンマと毎日プールに行き、帰りの車の中で「ペゴパ?(おなかすいた?)」「マーニペゴパ!(たくさんおなかすいた)」「チョグンペゴパ(すこしだけ)」と、ことばの音を楽しむようにやりとりしていたそうです。その様子から、韓国語が話せたかどうかではなく、現地の家族の一員として過ごしてきたのだと感じ、とても嬉しくなりました。そしてそれは、出発前の日常のヒッポの中でことばの音に触れ、繰り返してきたからこそ、自然に出てきたものなのだと思います。
そんな娘は最近、私がごはんを作っていると「ダニンボヤァ?」(※韓国語)と話しかけてきます。「“これなあに?”ってことでしょ?頭に浮かんだから言ってみたの。これが自然習得ってことだよね」と嬉しそうに話す姿に、私も思わず笑顔になります。その後も「チャーモケスミダ」(いただきます)と言って食事を始めたり、「今日はなんで韓国語なの?」と弟に聞かれると「話したい気持ちなの!」と答えたり。そんなやりとりのある日常の中で、環境をつくることでことばが育つことを実感しています。
一方、息子は自分から多言語を話すことはなかなかありませんでした。ある日、家族でしりとりをしていたとき、「も…」と考えたあと、突然「モン・ハイ・バッ」(※1,2,3)とベトナムのことばが出てきて驚きました。普段は見えにくくても、子どもの中にはことばが溜まっているのだと感じた瞬間でした。そして家族で一緒に多言語の環境を楽しむことの大切さを実感しました。
そして10月に生まれた次女を見ていると、人間は人との関わりの中でことばを身につけていくのだということを改めて感じています。生まれてすぐ、私が声をかけると声のする方へ顔を向けようとしたり、1か月ほど経つと、私が目を見て話しかけると「あ~」「う~」と真似して声を出し、まるで「わたしもお話できるんだよ」「ママ聞いて!」と言っているように感じました。ことばってこうやって育っていくんだなと改めて感じています。
私自身も小さい頃、家の近くの工場で働くインドやマレーシアの方々が家によく遊びに来てくれ、一緒にカレーを作ったり、ボードゲームをして遊んだりした思い出があります。どんなことばで話していたかは覚えていませんが、「ことばが違っても一緒に過ごせる」という感覚が残っています。どんなことばでも、人間のことばなのだと思います。
日々の生活の中で家族と一緒に多言語の環境を楽しむことで、ことばが育っていくことを実感しています。子どもたちの成長を見たり、自分の経験と重ねたりする中で、私もこのような日常のヒッポの場を地域に増やしたいと思い、ファミリーを新しく開くことにしました。
子育ては長く続きますが、「わたしのことばで伝えたい」「あなたのことばで話したい」という気持ちを大切にする、あたたかい多言語の環境を、たくさんの人と一緒につくって楽しんでいきたいです。
(名古屋市40代 夫 小5長女 小4長男 4か月次女)
3月20日(祝)第12回LMP YOUTH TOKYO(「LMP」はLEX MULTILINGUAL PRESENTATIONの略称)が開催されました。
LMPは高校生から25歳までの若者たちが、自分の多言語体験に基づいたメッセージを、世界・社会に多言語(母語に偏らない3つ以上の言語)で発信する、ヒッポ主催のプレゼンテーション大会です。
今年は10か国から35名のプレゼンターが出場。約1,500名の観客を前に、それぞれ個性豊かなプレゼンテーションを行いました。中部地域からも4名が出場し、2名が銀賞を獲得しました。
この動画では、中部からの出場者のコメントをご紹介します。
銀賞の2名は赤ちゃんの頃から家族と一緒にヒッポの活動に参加してきたメンバーです。
イタリアからの参加者は、現在ヒッポのメンバー宅にホームステイしながら高校に通っている交換留学生です。
また前号に掲載した大学生(金沢出身)からは
「やっと自分は、このLMPやこれまでの経験を通して、誰かに何かを届けられるような人間になれました。ここまで育ててもらったヒッポの環境に感謝しています。これからも一緒に大切なバトンを繋げていきましょう!Merci(ありがとう)!」
というコメントをもらいました。
また来年も中部からの参加者を応援していきます。
4人の発表タイトル
「ちょっと待って!Do I really want this?」(銀賞受賞:学生)
「地球うまれ地球そだち」(銀賞受賞:高校生)
「もっとイタリア人になりたい」(高校生)
「ぼくが未来へ繋ぐAIロボット」(大学生)
研究結果を2024年1月19日に発表しました。
「多言語の音声に触れることで、だれでも新たな言語を柔軟に習得できる、という本研究の成果は、多言語を同時に習得することの相乗効果を明確に示唆しています。」という研究結果を新たに発表しました。
ヒッポファミリークラブとMITと東京大学の共同研究によって、日本の外国語教育で英語ばかりが取り上げられがちな中、多言語の音声に触れながら自然に習得することの重要性が科学的に明らかとなりました。
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YouTuber も多言語に大注目!?
話題のやまちゃんのYouTubeチャンネル
▼Kevin's English Room / 掛山ケビ志郎さんの動画はこちら▼
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