ヒッポファミリークラブニュースレター
第58号 2025.11.28
ヒッポファミリークラブニュースレター
第58号 2025.11.28
このニュースレターはヒッポファミリークラブへ資料請求やお問い合わせなどをいただいた皆様へお送りしています。
11月中旬、青少年交流報告説明会が開かれました。この春夏にホームステイに行った子どもたちの体験を、来年度交流を希望している子どもたちや親のみなさんと聞くことができました。当日は中国、台湾、韓国、マレーシア、イタリア、フランス、アメリカ、ロシア(オンライン交流)の交流に参加した小3から高校生メンバーの体験談を聞きました。その中から3人の体験を紹介します。
高校生のお兄ちゃんがホストで4人家族の家に行きました。会ってすぐにハグをすることができました。お兄ちゃんはとっても優しかった。お父さんお母さんも「トイレ大丈夫?どこか行きたいところある?」といつも気をつかってくれました。「你好(こんにちは)」や「谢谢(ありがとう)」を使うとみんな笑顔になるので、交流に行ったら話したもん勝ちだな!って思いました。
(台湾交流参加 四日市市 小5男子)
(中国交流は上海郊外の全寮制学校に泊まって、中国の生徒と交流します) 中国で一番上手なカンフーの先生の弟子からカンフーを習いました。先生が「マーブー」と言って近寄ってきたので、俺、怒られるのかなと思ったら、型を教えてくれて、じょうずだねとほめてくれました。同じ部屋の仲良くなった中国の子に名前を聞いたら「No!」と言われ、そのあと12回くらい聞いても「No!」。帰ってきてヒッポのメンバーに話したら「No」っていう名前だったのでは?と言われました。
(中国交流参加 一宮市 小5男子)
多民族の国マレーシアでマレー系の家にステイしました。朝ごはんと昼ごはんの間などにいろいろ食べたり、ごはんの回数が1日5食くらいあってびっくりしました。ホームシックになりかけたけれど、途中学校で一緒に行ったヒッポの仲間と会えて元気になったり、仲間のホストたちとも仲良くなれてよかったです。多言語マテリアルにあるマレーシア語が聞こえてきた時には「今の聞いたことあるよね!」とヒッポの仲間と話したりしました。
(マレーシア交流参加 一宮市 高1女子)
どの子どもたちも自分の体験を、自分のことばで堂々と報告してくれました。準備の時にはちょっぴり自信のなかった子どもたちが、こうやって報告してくれることに毎回感動をもらっています。
最後に来年ホームステイに行く子どもたちの宣言タイムもありました。壇上に乗りきらないくらいの30名以上の長蛇の列となりました。これから準備を重ねて、またそれぞれの体験談を聞かせてもらえるのが本当に楽しみです。
家族3人でファミリーに参加しています
月に1回の「ベベフィールド(通称ベベフィ)」には、子育て真っ最中のママたちだけでなく、いろいろな年代のメンバーが集まって、「赤ちゃんってどんなふうにことばが話せるようになるの?」と、ことばのヒミツを探るべく赤ちゃんや子どもたちを観察し、大人たちの体験も重ね合わせながら、毎回楽しくおしゃべりしています。今回は一人のママが見つけたお話を紹介します。
最近「いないいないばあ」で笑ってくれるようになった10か月の娘Mちゃん。何度も「いないいないばあ」と同じことばの繰り返し。とても楽しいけれど、私はその繰り返しに飽きてしまって、ちょっとずつことばを変えた「いないいないばあ」をして遊んでみました。
「いないいない、ばあ」→Mちゃん笑う
「いない、ばあ」→笑う
「いな、ばっ」→笑う
「いちご牛乳」→笑わずに真顔になる
「いな、ばっ」は笑うのに「いちご牛乳」は笑わない(笑)
ところが夫も同じことをすると、あら不思議。夫の「いちご牛乳」には笑う。そこで気づいたのが夫の「いちご牛乳」は「いないいないばあ」と同じリズムだったこと。赤ちゃんはリズムを聞いてたんだ!と発見しました。
その時思い出したのが、私の親戚と夫の会話で起きたエピソード。私の父方の親戚は富山の人なので話すことばは富山弁。親戚のおじさんが夫に「(Mちゃん)今何か月?」と聞いたのですが、夫には何を言っているのかさっぱりわからず、2、3回聞き直したのですが全く伝わらないので、私が「今何か月?って聞いてるよ」と教えた、ということがありました。ことばは同じ「今何か月?」だけど、リズムが富山弁独特だったので聞き慣れない夫には上手く伝わらなかったんですね。Mちゃんの「いないいないばあ」と同じで、これもリズムなんだと思いました。
ヒッポの「自然なことばの習得は全体から部分へ」の全体ってこのリズムだったんだなと思いました。逆に言うとことばは少し違っていたとしてもリズムが合っていれば伝わるのかもしれない。子どもも大人も同じなんだなと思ったエピソードでした。
(瀬戸市 30代 夫 長女)
ママから送られてきたアルバム
我が家に来てくれたホスト家族と
アメリカでの1か月のホームステイで、目を疑うようなことばの成長をしてきた息子。日常生活では何も困らないくらい英語が話せるようになって帰ってきた。持って行ったノートには、ホストパパ、ママ、兄弟としたことや、話したことなどが毎日記されていて、初日の「コミュニケーションには全く困らなかった」から始まり、最後の日にはママと「優しさ」について2時間も話したことも書かれていた。
後日ホストママから送られてきた写真には、その時話したこと、面白かったエピソードなども記されており、とても濃い1か月を過ごしてきたんだなと感じた。
ただたくさん話してきただけではなく、いつも肌身離さずメモ帳を持ち、気になる音を自分の中の一番近いカタカナで書き留め、なんとなく意味が分かったらその意味を書くということをしたり、自分が持っている英語だけではなく聞こえたことばもすぐ使ったりして、たくさんの音を自分のものにしてきた。学校で英語をたくさん習う前に行かせてよかったと心の底から思う。
アメリカで家族の一員になって、浴びた音を躊躇なく使ってきた息子。そんな息子を受け止めてくれたホスト家族は、息子を通して日本も日本語も好きになってくれた。そしてなんとホームステイの3か月後、息子の誕生日のお祝いを言いにサプライズで我が家に来てくれることに!!
ホスト家族に会って、子どもたちの関係性や会話、ホストママとの会話を目の前で見ることがなんと幸せなことか。息子は普通に英語を話して遊んでいる。何も困った様子など感じない。日本語と英語のスイッチもなく、英語で聞かれたら英語で返し、日本語で聞かれたら日本語で返すということを難なく使い分けている。
私の拙い英語も一生懸命汲み取って理解してくれて、「伝わっているよ!」と褒めてくれる。たった5日間だけど、私は間違いなく英語に自信がついたし、「話せる!」と思えるようになった。ホストママが受け止めてくれるから、間違えても怖くなくなった。私もホストママの前では、"赤ちゃんのように、全部わかってくれる" という安心感の中で話すことができた。短い時間だったけれど、私の家族も私も本当にたくさん話すことができた。
アメリカでの1か月のホームステイは息子一人の冒険だったのに、私たち家族全員が、こんなに心を動かされることになるなんて思いもしなかった。これからも自分のことばへの可能性はまだまだあると信じられるようになった。そして、世界を身近なものとして捉え、どこの国に行ってもそこの人と楽しんでいるホストママの背中を見て、世界中に友達を、家族を作りたいと、子どもたちも思ったに違いない。
アメリカにまた新しい家族が増えて、とても素晴らしい忘れられない交流となった。
(名古屋市50代、夫、大3長女、高3次女、中1長男)
研究結果を2024年1月19日に発表しました。
「多言語の音声に触れることで、だれでも新たな言語を柔軟に習得できる、という本研究の成果は、多言語を同時に習得することの相乗効果を明確に示唆しています。」という研究結果を新たに発表しました。
ヒッポファミリークラブとMITと東京大学の共同研究によって、日本の外国語教育で英語ばかりが取り上げられがちな中、多言語の音声に触れながら自然に習得することの重要性が科学的に明らかとなりました。
◆
◆
YouTuber も多言語に大注目!?
話題のやまちゃんのYouTubeチャンネル
▼Kevin's English Room / 掛山ケビ志郎さんの動画はこちら▼
◆
文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。