関西ひきこもり支援者実践研究会
since 2023
since 2023
現在「ひきこもり」は精神科医療や精神保健福祉領域の問題に限定されず、「孤独・孤立」の問題として全世代の幅広い領域で扱われる課題となりました。今後は市町村レベルで取り組むことが求められていますが、その支援の現場では、支援者自身が「孤独・孤立」に悩むことが少なくありません。その理由として以下の点が考えられます。
ひきこもり支援は、多くの現場では不十分な体制で実施されており、その担当者は一人ないし数名と希少な存在である。
ひきこもりは自己責任であるという社会的な認識が強いため、支援者が伴走型の関わりを大切にすると、周囲から否定的なまなざしを向けられることが少なくない。
ひきこもり支援を続けていると、背景にある社会的な課題に気づきそれに対する取り組みの必要性を認識していくことになるため、自らの支援活動の方向性に対して根本的な悩みを感じることが多い。
このような現状に対して、ひきこもりの支援者がお互いの思いをわかちあい、支援に関する知恵を出し合うといったピアサポートの関係を持つことが重要であると私たちは考えます。支援者同士の関係性のなかから、ひきこもり支援に関する制度の在り方などの社会的な課題に対するアイデアが創出されることも期待できるでしょう。
関心のある方は、ぜひお問い合わせください。
対象:ひきこもり支援に携わる支援者(守秘義務を課された有資格専門職)、ひきこもり支援に関心のある支援者およびひきこもり支援に関心を持つ大学院生
内容:ひきこもり支援に関する実践研究。事例研究、コミュニティ支援に関する実践報告、支援技法および理論を学ぶ機会、文献講読、など。
場所:大阪市内
時間:水曜日の19時頃~20時30分頃(月1回程度)
※2023年10月から開催しています。詳細はお問い合わせください。
呼びかけ人代表:岩田光宏(大阪経済大学人間科学部/こころの健康えとせとら)
連絡先:kokoroetc2020アットマークgmail.com