中学生の
制服着用
について
2020/1/19
毎週日曜日の『OPINION TRAINING(意見練習)』、
本日は『中学生の制服は、必要である。賛成か、反対か。』でした。
中学生は、制服を当たり前のように着用していますが、静岡市内では静大附属中のように制服がない中学もあります。
身近なことに疑問を持つことは重要です。
さて、生徒たちの意見です。
賛成意見はこちらをクリック
服を選ばなくていい
みんな同じ・・・いじめ防止になる
放課後、所属がわかるから管理しやすい
仲間意識が高まる
学校の象徴
葬式や結婚式にも着られる
貧富の差が見られない
学校がわかるから、社会人として自覚を持つことができる
私服を買わなくていいから経済的
学生であることを証明できる
忠誠心を示すもの
服装に気を取られることなく、学校生活に集中できる。
周りに所属がわかり、安全や風土を守りやすい
中学生らしく見える
服装による個人差がなくなる
大人になったらスーツになるから、その勉強になる。
反対意見はこちらをクリック
すでに着る服があるのに、指定品を買うのはもったいない。
選択肢が少なく、価格も高い。
過ごしやすい服装で学校生活を送れない
転校・成長などで買い直す必要がある。
使わない場合もあるからもったいない
中学生だから判断できるので、自由を与えてもよい
体温調節が大変
洗濯できないから不衛生
しばられている感覚がある。
買いに行く場所が限られている。
動きにくい
冬は寒い(コート等は禁止されている)。
クリーニング代が高い。
表現の自由を奪っている。
性同一性障害の生徒は、強制されるのがつらい
個性が示せない
季節・気温に対応できない
学校が特定される
飽きる。
今どきの問題もあり、我々保護者世代のときには想定されなかった問題も絡んできていますね。
自分の意見を気軽に持つことに慣れていくことで、発信していく力になっていくことを期待しています。
『Opinion Training(意見練習)』とは
当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。
今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。
主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。
ここで大事にしているのは、
会の結論として、賛成か反対かは決めない。
賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
私自身の個人的な意見は言わない。
ということ。
意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。
いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。
生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。