ワクチン

パスポート

について

2021/10/3

毎週日曜日恒例の、中3受験生対象『OPINION TRAINING(意見練習)』

本日は、『ワクチンパスポート』は、発行するべきではない。賛成か、反対か。』でした。

日本でも新型コロナウィルスに対処するワクチン接種が進んでいます。

その中で、ワクチンパスポートの発行については、その是非が問われているところです。

さて、生徒たちの意見です。

賛成意見はこちらをクリック

  • 有効期限があいまい。

  • 偽造パスポートが出回る恐れがある。

  • 差別や不公平が生まれる恐れがある。

  • 費用・時間がかかる。

  • パスポートよりも接種率を高めるべき

  • 不平等が生まれ、個人の自由の侵害に当たる。

  • 接種済みかどうか個人情報がもれる。

  • アレルギーとかで受けない人への差別につながる。

  • ワクチンを打つことへの強制になってしまう恐れがある。

  • 打つ・打たないは個人の自由。

  • 同調圧力になってしまう恐れがある。

  • パスポートによって人流が生まれてしまう。

  • パスポート=安全とは限らない。

  • いじめ・偏見につながる

  • 発行がめんどくさい。

  • 気のゆるみで感染が拡大する恐れがある。


※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。

『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。

反対意見はこちらをクリック

  • 経済活動の再開につながる。

  • GoToトラベルや施設の料金の割引ができる。

  • 入国時のPCR検査免除にできる。

  • イベントやスポーツ観戦へ優先的に入場や予約ができる。

  • ワクチン接種が進むことで日常生活に戻すことができる。

  • ワクチンを接種したことが目に見えるので気分的に安心。

  • 終息させるためには、厳しいものが必要である。

  • ワクチンパスポートが必要な国もあるので、行った時に困る。

  • 感染対策が進む。

  • 不安が軽減される。

  • イベントの制限が緩和できる。

  • イベントの制限が緩和できる。

  • 飲食の代金や施設の利用代金が減る。

  • 屋内ツアーに参加できる。

  • 若い人や接種をしたくない人への動機づけになる。

  • 多くの国で導入が進められていて、出入国での提示が必要になる。

  • 行動制限でストレスがたまるので、リスクを考えてワクチン接種をした人に何かしらの特典を与えてもよい。

  • 未接種者とよりは、接種した人と旅行した方が安心できる。

  • 観光業の活性化のため。


※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。

『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。

賛成意見(発行すべきではない)は、

個人の自由が大切であり、差別や不公平を生んではならない、という意見が多かったです。

反対意見(発行すべき)は、

経済を回すことが重要である、という意見がありました。


このトレーニングを通して、自分の意見を持つ習慣をつけ、また、自分との反対意見に対する理解も深めることで、さらに発信していく力になっていくことを期待しています。


『Opinion Training(意見練習)』とは

当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。

今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。

普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。

主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。

あらかじめ意見を調べてきて、発表します。

ここで大事にしているのは、

  • 会の結論として、賛成か反対かは決めない。

  • 賛成意見と反対意見を両方調べてくること。

  • 挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。

  • 私自身の個人的な意見は言わない。

ということ。

意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。

また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。

いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。

意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。

これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。

生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。