明石市長の辞任の
是非について
2022/10/29
毎週土曜日恒例の、中3受験生対象『OPINION TRAINING(意見練習)』
本日は、「泉・明石市長は、市長をやめるべきである。賛成か、反対か。」でした。
お題発表時には、ほぼ「キョトン」としていました。
ただ、パワハラ発言と政策実行力で話題になっており、議論を呼んでいます。
さて、生徒たちの意見です。
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特定の企業の法人税額を無断でツイートしたから。
議会の承認を得ないまま事業を進めているから。
パワハラや暴言が目立つから。
市職員へのパワハラ発言をしたから。
過去にもトラブルを起こしているから。
手順を無視した強権的な政策の進め方をしたから。
昔も同じような発言をしており、反省していないから。
3年前の出直し選挙では、「暴言しないのは当然のこと」と言っていたのに、同じことを繰り返している。
2023年の任期満了までは責務を全うすると言っているので、ボーナスや退職金が出る。問題を起こした人に払うのはおかしい。
今まで暴言を言っていて怒りをコントロールできないから。
やめても教育支援できるから。
役所の手順を勝手に推し進めたから。
いっしょに働いていた人に日常的にパワハラを行っていたから。
議員のことを考えて政治をしなかったから。
特定の企業の機密情報を漏洩させたから。
以前にも同じことをして1回やめたのに、また同じことをした。
自分の感情をコントロールできないのは、人としてどうか。
副市長との関係が悪く、庁内でも孤立していたから。
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
反対意見はこちらをクリック
日本のために長い間尽くしたから。
旧優生保護法で不妊手術などを強制された市民やその配偶者などに一人当たり300万円の支援金を支給する条例を制定した。
全国で初めて犯罪被害者遺族に対し、加害者に代わって賠償金を立て替えるよう支援条例を改正した。
手厚い子育て支援法を実現させ、明石市の人口を増加させた。
子育てにやさしい改革が進んだのは市長のおかげだから。
有言実行タイプの人で、仕事ができるから。
市民から「やめないでほしい」と惜しむ声が聞かれたから。
少子高齢化で人口減少に悩む自治体が多い中、人口増加に転じさせたから。
泉市長の手腕は、市民だけでなく、他府県にまで高く評価されてきたから。
子育てのことをいろいろ考えてくれたから。
怒りやすい性格を直すように努力しているから。
市で独自の政策を打ち立てて、9年連続で人口を増加させることに成功したから。
暴言はアウトだが、発信力と実行力は抜群だから。
市役所に届いたメールの9割が「やめないでほしい」という翻意を促す内容だったから。
市民からの人気が高い。
パワハラ発言をしたのは、市の職員の仕事ができなかったからでもある。
税収を32億円増加させたから。
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
賛成意見(やめるべきである)は、
パワハラや手段の強引さなどを複数回繰り返していることからも、上からの強権的な言動に拒否感が出た感じでした。
反対意見(やめるべきではない)は、
市民に寄り添ったの政策や、その結果としての人口及び税収増加に対する実行力を評価していました。
このトレーニングを通して、自分の意見を持つ習慣をつけ、また、自分との反対意見に対する理解も深めることで、さらに発信していく力になっていくことを期待しています。
『Opinion Training(意見練習)』とは
当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。
今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。
主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。
ここで大事にしているのは、
会の結論として、賛成か反対かは決めない。
賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
私自身の個人的な意見は言わない。
ということ。
意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。
いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。
生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。